ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

NPO法人化について考える

2007年01月21日 15時06分18秒 | 祭人
お祭りの啓蒙をかねて出版事業を展開して5年になるが、あらゆる面において
活動に限界を感じ始めている。例えば、マンネリにならないだろうか等のこと。
単なる金儲けとしか受け取られないということなどから、いよいよ平面の事業
から立体へと展開する時期なのではないだろうか。
そのような意味からして、非営利法人(NPO)を設立することはどうだろうと
考えている。

非営利法人にするにあたってもいろいろメリット、デメリットがあるよようだ。

メリット:
団体が契約の主体になれる /団体が資産を持てる /代表者の交代が円滑になる
資金調達が容易になる /公共事業への参加が容易になる /節税が可能
従業員を雇える /社会的信用が高まる

デメリット:
活動内容に制約がある /厳正な事務処理が必要 /税務申告義務がある
設立に時間が掛かる /情報開示が必要 /財産の名義変更に問題がある

などだそうだが、事業を行う面において最大の問題点は、法人の支出総額の
50%を超えて営利事業ができなくなる。このあたりに公共性という意味合いが
あると思うのだが、このあたりはまだよく調べてみなくてはならない。

収益を上げて、祭りそのものにも貢献したい。
例えば、太鼓台に使用する「ヤマナシノキ」の植樹事業や、祭礼保存、お囃子
保存などの直接的な事業も展開して行きたいと考えている。さらに、地域社会に
おいて、祭りを通して社会教育なども展開してゆきたいと考えている。行政で
限界のある部分について祭りを実際の教育の場として使うのだ。

例えば、お祭り会館を運営して、生涯学習としての地域研究や社会奉仕ワーク
ショップの現場とすること。青少年の健全育成を目的とした、お囃子伝承館と
して定期的に研究会などを老若入り混じって行うことなどは意味深いものが
あるのではないだろうか。

いずれにしても、お祭り会館を観光客のみを対称として運営することには限界
があるだろうし、全国には「作ったは良いけれど地域のお荷物」になっている
例は上げたらきりがない。通年観光の拠点としての役割を果たすのは当然とし
ても、プラスアルファで、常に存在の意味がある完成度の高いものに結び付け
て行けないものかと考えている。

5年間続けてきたベースを基にして、私達が続けてきた事業をより公共性を
持たせる意味でも、NPOを含めて地域と溶け込んだ形が必要になって来ている
のではないだろうか。


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