ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

お囃子の魅力

2006年12月22日 13時20分43秒 | 祭人
二本松提灯祭りのお囃子は福島県重要無形文化財に指定されている。
だから、どうした・・・という人もいるかも知れないが、とにかく独特のお囃子である。

お囃子のルーツはいろいろな説あるようだ。
江戸の流れをくむというけれど、江戸の祭り囃子とは似ても似つかない。
局の中に「祇園」という言葉もあるけれど、京都の祇園祭がルーツではないようだ。
長い年月をかけて伝播してゆく過程で変化したものと思われる。
東北の風土がそうさせるのか、短調でものがなしいところがある。
いくらアップテンポでも、やはり、哀愁のようなものがウラにあるようだ。

今年、お祭りのライブ版CDを出してみた。
今までのCDやレコードはスタジオで録音したものだ。
ハイ、演奏して!と言われて録音したものだから、生の音とは違いがある。
屋外、生で有る分、当然他の音も入るし人の話し声もある。

しかし、やはり祭り本番に演奏される曲だから、これが本物なのである。
本番にかける演奏者の意気込みは、やはりノリが違う。
周りではやし立てる合いの手や掛け声も合わせて お囃子 と言えるハズである。

詳しい紹介は>私のウェブサイトで!

先ごろ、二本松藩江戸上屋敷が議員会館建設の為の発掘で出土品があったという。
週間ポストにデカデカと記事が書かれていた。
実際の様子は週刊誌のレポートとかけはなれているようだ。

だが、二本松藩の江戸上屋敷は山王神社の入口に位置している。
天下祭りのひとつの山王祭(日枝神社)でも、もうひとつの天下祭りの神田祭と
同様に通りを埋め尽くすほどの山車や屋台が出たと記録がある。
二本松藩の殿様がその祭りを見て、地元でも奨励しようと思わなかったとはいえないだろう。


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