ブログ版 雪たんけん館 ~雪の学びを世界の子供たちへ~

雪の総合的な学習に役立つHP『雪たんけん館』とリンクして、北海道各地の雪情報や冬に関係するエピソードをお伝えします。

さっぽろ雪まつり雪像つくりリポート番外編

2014年02月06日 20時02分04秒 | 季節の話題

忘れてました!大事な大事なワンシーンです。
オランウータンの左腕の下側です。
こんなところ、よほど注意深く見ないと気付かないような場所です。



この部分は、一度完成したのですが班長さんが
「毛並みが同じ方向向いてるから、とげみたいに見えるよ。向き替えて」
と作り直しを命じました。
そして、まるで生きているように生まれ変わりました。いかがですか?

そんな班長さんのこだわりをもうひとつ。
毛並みにリアリティを与えるために、彫りを深くしています。
毛並みの凹凸の谷間の部分をさらにチェンソーで彫りこみます。



これも、現地で確認してほしいこだわりの部分でした。


さっぽろ雪まつり雪像つくりリポートその13

2014年02月06日 19時41分09秒 | 季節の話題

さあ、いよいよ雪像づくりも佳境に入ってまいりました。
最終仕上げは、雪像正面の文字彫りです。

文字を彫る場所全体的に厚さ5センチメートルくらいにネタ雪を張ります。
先日紹介したLOVEと同じようにべニア板でつくった文字で下書きをします。
そして、同じくチェーンソーで文字の形に切りだしていきます。



今回は大きな基礎枠が張り付いているので、削り落す部分が多いです。
削り落しやすいように、余白部分は井桁に切れ込みを入れていきます。
ケレン棒で、余白を切り落とし文字がはっきりと見えるように、文字の外側
10センチメートル位を深さ10センチメートルくらいに彫りこんでいきます。



彫りこんだところはでこぼこなので、きれいにネタ雪を張ります。
そうして、ステージから5センチメートル出っ張った文字、
文字から10センチメートル掘った周囲、
ネタ雪を3センチメートルくらい張った周囲、
その結果、文字は8センチメートルくらい浮き出て見えるのです。

さて、13回にわたってお送りした雪像づくりリポートですが今回で最終回です。
えっ?完成した雪像はどうなっているのだろう??と思われた方は、
雪まつり会場大通7丁目東側でお待ちしております。滑り台が付いた大雪像は、
雪まつり史上初だそうです。たくさんの人のこだわりが詰まった雪像をお楽しみください。

雪まつり雪像づくりリポーターM@NH