さて、今日も熟練の技をお見せしましょう。
ここは、壁面です。雪像の北側です。お客様からよく見える場所です。
ショベルカーで積んだだけの状態では、このようになっています。
でこぼこですね。
これを昨日紹介したケレン棒で、出っ張った部分を削り、ネタ雪を盛ります。
すると・・・
こんな具合です。ここは私が下の部分を張りました。
両脇に見えるのがアルミの棒です。何の変哲もない棒を雪像に埋め込みます。
なぜ埋めるかと言うと、この両脇のアルミ棒で平面をつくりだすからです。
こんなふうにして、等間隔にアルミの棒を埋め込み、水平器を当て
平らにならしていきます。
平らにする際は、たてのアルミ棒に対して横にアルミ棒を当て、H字にします。
そしてガシガシ横のアルミ棒を使って削っていくのです。
実際にご覧になりたい方は、来年度一緒に雪像をつくってみませんか?
一緒に作業をしましょう。
雪まつり雪像づくりリポーターM@NH
今日は、熟練の技をご覧いただきましょう。
昨日もお見せしたケレン棒での作業を劇的ビフォーアフターでお送りします。
これがこうなります。
そして、これが・・・
こうなります。
ケレン棒で出っ張った部分を削りへこんだ部分に合わせて、そのうえに平らに
なるように、きれいなネタ雪を貼りつけていくのです。
ベテランさんがやると、本当にきれいにまっ平らになります。
私は・・・ベテランさんに手直ししてもらいます(笑)
雪像づくりリポーターM@NH
さて、今回は道具の使い方を少し紹介しましょう。
先日紹介したケレン棒です。一番活躍する道具です。
ベテランボランティアさんの手つきが良すぎて手ブレをしています。
このようなでこぼこな面にネタ雪(新雪)を張りつけると、含まれる水分量や
凍りつき方のせいで、すぐに剥がれ落ちてしまいます。
そこで、ケレン棒で一度でこぼこを大きくします。場合によっては大きく穴を
開けることもあります。それによって、ネタ雪が張り付きやすくなるのです。
まだまだ、こんな状態です。先は長い・・・(1月18日午前の状態です)
さあ、いよいよ作業開始です。
ボランティアの作業は1月15日からはじまります。
最初の作業は、どこからだと思いますか?下から?上から?
答えは、上からでした。昨日ご覧いただいた雪像のてっぺんから
作業を開始します。積み上げたままになっている雪を平らにします。
実際にはお客様の目に触れない場所ですので、正面から見て・・・
という視点で作業をします。
どうですか?作業前にはこのように正面が低く、背面が高くなっています。
正面の側から、先日ご紹介したえんぴで削り取っていきます。
削りすぎた場合は、新たに雪を張り付ければよいのです。大胆に削ります。
もうひとつ、貴重な写真をお見せしましょう。
足場から見る雪像の背面です。べニアの囲いから見えるこの隙間が、
2月5日までにしっかりと沈み込み、隙間がなく頑丈な雪像になるのです。
初日の作業が終了しました。
さて、みなさんは雪像づくりと言うと、どのような現場を想像しますか?
雪まつり期間中は雪像を見る機会があると思いますが、製作中は
なかなか見る機会がないと思います。実はこのようになっているのです。
いかがですか?まるで工事現場のようですね。
地上10メートルのてっぺんに登ると、このような眺めです。
雪像づくり作業中は、このようにヘルメット着用で作業します。
実は、ここは高さ11メートル50センチメートルあります。
雪像は高さ10メートルです。なぜだと思いますか?
答えは、沈むからです。
気温にかかわらず、積み上げた雪は沈みます。氷点下であってもです。
雪まつりの雪像は、予定よりも1~2メートル高く積み上げられ、雪まつり開始
までに、想定通り2メートル程度沈み込み、設計図通り10メートルに仕上がります。
雪まつり雪像づくりリポーターM@NH
さて、今回はめったに目にすることのない設計書と、道具の紹介をします。
今回の雪像は、ベースの雪を当別町から、仕上げの雪を中山峠から
持ってきます。仕上げの雪はきれいなものを使うので場所を変えるそうです。
設計書によれば、ベースの雪はダンプで160杯分です。
これを高さ10メートル、幅20メートル、奥行き10メートルに積みます。
クレーンで雪を積み上げたり、荒削りしたりします。ここまでは大胆にやります。
1月15日から製作チームと雪像ボランティアによる手作業が始まります。
主に使用する道具は3種類です。左からのこぎり、えんぴ、ケレン棒です。
大きく雪を切りだすのはのこぎりです。ボランティアはあまり使いません。
硬くしまった雪を削っていくのがえんぴです。スコップの先がギザギザに
なっていて、驚くほどよく削れます。力は入りますが、細かい作業には
向いていません。そして、一番良く使用するのがケレン棒です。
ノミのようになっていて、最終仕上げの際に使います。
そして、忘れてはいけない大事な道具が手です。仕上げの作業は、
人の手で行います。手の甲を使って、なでてあげるのが一番きれいになります。
次回からは、少しずつ作業のお話もしていきます。
雪まつり雪像リポーターM@NH
雪プロブログをご覧の皆さまこんにちは。
さっぽろ雪まつりレポーターのMです。
今年も2月5日からはじまる「さっぽろ雪まつり」の
雪像づくりがはじまりました。
普段はなかなか見ることのできない、雪像づくりを
特別にレポートしたいと思います。
1月14日に雪像づくりボランティア説明会が行われました。
雪像づくりは、市民雪像が有名ですがこれは高さ2メートルほどのものです。
実はもうひとつ大雪像をつくるチャンスがあるのです。
それが雪像づくりボランティアです。毎年200名が募集されます。
まずは、説明会です。今年つくられる雪像は「すべてにLOVE」です。
雪まつり会場の中ほどにあるこの雪像は、子どもたちが
飽きないように滑り台になっています。小学校低学年までが対象だそうです。
高さは約10メートル、幅約20メートル、奥行き約10メートルです。
ダンプでおよそ160杯分の雪を積み上げてつくられます。
次回から、つくり方や詳しい作業などを交えてリポートします。
お楽しみにしていてください!
雪まつり雪像リポーターM@NH
1月24日(金)、第12回雪の学習研究会を札幌市立屯田北小学校で開催しました。
はじめに、同校6年2組担任朝倉一民教諭が、
社会科「身近な暮らしと政治 ~札幌市の雪対策~ 」の公開授業を行い、
政治の働きや公民のあり方を学ぶ単元の教材に「札幌市の除排雪」を取り上げました。
前時までに、札幌市の除排雪仕組について4年生での学習をふりかえり、
さらに市の抱えている課題等について土木センターや家族に聞き取り調査をしながら学んできました。
本時では、札幌市では「雪たい積場」の確保が難しくなっている現状から、
民間が利用できる雪たい積場を区別している理由について考えさせました。
( 指導案は、クリックすると大きくなります )
子どもたちは、“ボーン図”を使って自分の考えを書き、
グループ別に“ファシリテーション”をして意見を整理していきました。
グループの発表では、「市民として税金を払っているのだから分けるべきではない」
「たい積場の数に限りがあるのだから分けても仕方がない」など、広い見方からの意見が出ました。
そこに雪対策室の係長さんが登場し、真剣に意見を出し合う子どもたちの姿を褒めてくださいました。
第2部は、多目的室に移動して授業についての話合いをしました。
引き続いて、雪プロメンバーによる講座4連発を行いました。
講座 1 雪プロ代表(道教育大札幌校教授)高橋庸哉「雪の結晶観察の仕方」
講座 2 札幌市立屯田北小教諭 朝倉一民 「まだまだできる雪のプレゼンテーション」
講座 3 倶知安町立倶知安小教諭 渡辺由佳 「ブックトーク ~子どもと読みたい冬の本」
講座 4 札幌市立新琴似緑小教諭 割石隆浩 「世界に誇れる冬の自然環境」
最後に、札幌市教育委員会指導主事 菅野智広氏から講評をいただき、
雪プロ世話人の幌西小校長 新保元康が、今日の研究会の総括を行いました。
雪の中、全道各地から、教育大学の学生も含めると100名の参加がありました。
どうもありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いします。
oga@hokuyo
今年も天気に恵まれた『スーパースキー研修』。
会場は、テイネスキー場~ハイランドゾーン。
講師は、いつもの児玉毅さんと森脇俊文さんです。
2チームに分かれて、午前と午後で講師が交代します。
森脇チームの研修内容は「スキー学習での効果的な指導法」。
ブーツの履き方について、森脇師範の熱い実演からスタート。(ブーツの中にズボンを入れないのがポイント)
準備運動も楽しく!
リフトで山頂へ。札幌市街が一望できます。(北の方には雪雲が広がっていました)
その頃、児玉チームは、北壁の向こうでパワダーを楽しんでいました。(写真がなくてスミマセン)
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お昼を食べて、午後の部も準備運動から。
先ほどのチームは、今度は児玉師範と「スキーを楽しむ!」研修です。
さっそく、森の中へ。
森脇チームは、トレーンに挑戦。
楽しい時間は、あっという間に過ぎていきました。
最後は、全員でトレーン。(動画がアップできなくて残念!)
みなさん、お疲れさまでした。
講師のお二人、どうもありがとうございました!!
来週から3学期が始まります。スキーの楽しさを子どもたちに伝えましょう!
oga@hokuyo