くりラボ

テンプレートの話題はご法度

くりまるさんの開幕生活90日目の話。

2014-06-20 23:34:50 | Weblog
「もっと攻めろ!」

・攻めるとは何を意味することか
具体的に何をどうすれば攻めることになるのか。
ここ数年の日本の戦い方から察するに、ハイプレスによる前線でのボール奪取することが一番近いニュアンスなのかもしれない。
一方で、シュートを打たない(打てない)ことを非難する人もいる。
サイドバックがとにかく前に出ることも条件の一つなのかもしれない。

それらの定義は人によって違う。もっと言えば、大抵の人は定義すらしていないようにも見える。


「日本の良い所がでなかった。」

・日本の良い所とは何か。
慢性的決定力不足と言われた日本代表も最近ではハイスコアのゲームが多い。
前述の攻めろという言葉に表れるように、良いところとはハイスコアになりうる何かの要素であることが示唆される。
ただし、具体的にそれはどういうことかと聞かれても、それを一言で表すことはできない。

僕だと「前線でのワンタッチのパス交換」と表現する。
前提やそれによる結果には全く触れず、さらに他にも候補となる要素はあるだろうけれども、
主たるポイントを一言で言うとこうだと思う。
でも違うという人はいる。同じように、定義は人によって違う。大体そんな感じという意見であっても微妙な違いはあるだろうし、そもそも一言で表現しようとしない人も多い。


「ギリシャ相手に勝てないようならコロンビアには勝てない」

・その根拠は何か。
FIFAランクではギリシャよりもコロンビアの方が上にあるからという人も居れば、近年のギリシャは韓国に負けるほど弱いからという人もいる。ギリシャはなにやら試合前に内紛があったらしいし、前半で一人退場したわけだしという理由を根拠として挙げる人もいる。

絶望的な状況であるからモチベーションが上がらないといった、リーグ戦の中の試合順の関係を踏まえたとする考えもある。
とりあえずそれはここでは置いておいて、僕の解釈を以下に述べる。

ギリシャの戦い方とコロンビアの戦い方は異なる。
ギリシャは基本は守り。ユーロを制した時から変わらない。
攻めあぐねたところから知らず知らずチャンスを増やされ、知らない間に点をとられるパターン。
カウンターにオランダ程の切れ味はないし、かといって中東のようにドン引きしてるわけでもなく程よい守りの戦い。

コロンビアは比較的ガンガン行こうぜタイプ。
僧侶は居ないが盗賊が回復呪文を覚えているために、チームとして成り立っているそんな感じ。
かといって別に守備陣が脆いわけではない。敵チームからすると前線の個人技が怖い。これは南米どの国にも言える。

日本は南米チームに弱いイメージがある。
欧州にそこそこ引けをとらない試合をするにも関わらず、南米チーム相手だとサッカー途上国のような結果に終わることをよく観てきた。
理由はよく分からないけれど、組織や戦略には左右されない南米選手独特のトリッキーな動きや技、身体能力があるのだろうと思っている。本当はもっと戦術的な相性とかそういうところだと思うけれども。

いわゆる劣化版中東サッカーに勝てなくて、強豪でなおかつ苦手の南米サッカーに勝てるわけがない。
ネットではどういう理屈かは語られるところを見ないけれど、結論だけは同意する。
この理屈は日本の戦い方を考慮しているわけではないため不十分である。
これは日本があるいは相手国がどういうコンディションで、どの程度力を発揮するかというところを仮定しだすと発散するので無視している。

また、僕が知っているギリシャとコロンビアの情報は上記くらいなもので、ほぼ知らないに等しい。
だからかなり未知の要素、不確定要素はあるけれども、そういうところいろいろ目を瞑ってもやっぱり多分勝てないんじゃないの?くらいに思っている。

逆に、そういうところをちゃんと詰めた上で書かれているものなのか不安でもある。
そもそも無知であることを認識していないかもしれない。それこそが最も性質が悪い。
その根拠は何か。確度の低い根拠からくる結論はチラシの裏にでも記述して頂きたい。


<総評>
基本メディアは説明不足。ファンタジーよりも現実を把握したい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿