ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

11年目の浮気の主はだあれ?

2011年04月23日 | 日記
11年目の浮気

 浮気と言っても 人のことではありません。
雀のことです。

 おかあさん達がここに越してきてから 毎年 隣家の軒先に愛の巣を営んでいた雀さんの家族が 今年は来なかったのです。
 小鳥も どこの巣箱を利用するかを あちこち見て選ぶのだそうです。

野鳥である 雀が10年以上も生きるとは思えないので 代々 ここに巣を作ってきた雀たちは どうやって 同じ場所に巣を作り続けたのか とても不思議なのです。
ここで生まれた子供たちのうちのどの子かが 親の巣を利用して北に違いないと思います。

 では どうして今年は来なかったのかを推理してみましょう。

 もっとも考えられるのが 昨年 生まれた雀たちが 全員死んでしまったのではないかと思われます。それに 近年 すずめの家族も少人数なのです。

 しかし 今春  巣を伺っていた雀がいたことは確かなので 選ばれなかったのかも知れません。

 いずれにしても 春の声として 効いていた小雀の独特の泣き声は 春の風物詩でした。

 野鳥をこよなく愛するおかあさんとしてはとても寂しいのです。



 多分 ここで生まれたというDNAが子孫に残るならば 来年の登場も期待できるかも ... と淡い期待を持って来年を待ちましょう。

 さて 今日のおとうさん。大学時代の友人たちに電話攻勢。ご自分のがんを告知しました。

 された方はショックで 急にクラス会みたいになって 我が家にお見舞いに来るそうです。

 毎日 病状を聞いてくれる方もおられ 本人は うれしい事だと 慰められています。

 こんな時の応援メッセージは大きな力をいただける物だと分かりました。
 そう言えば マラソンをしていた頃のおかあさんに 沿道から名前を呼ばれると ぐんと頑張れたことを思い出しました。

 我が家では がんのことはオープンにしています。どうか お友達の皆様 力づけのお電話を頂戴いたしたく お願い申し上げます。

 人好きなニッキーは来客のある度に 大喜びで玄関へすっ飛んで行きます。