ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

専門馬鹿の大病院の医者

2011年04月15日 | 日記
専門馬鹿の大病院の医者

 ニッキーのおとうさんが4月9日に天職と言って精魂を傾けてきた鍼の施術を休業してから 急激に体調が悪化した。
特に 腹部の痛みが増して 食事のとき以外は
床に就いていた。

 内科で処方された痛み止めは全く効かず途方に暮れた。
そこで 紹介状を持っていってかかった耳鼻科へ電話した。
腹部の痛みがひどくて何とかならないものかと...。
その答えは 耳鼻科は腹部のことは知らない。痛いなら今までの病院で診てもらうように。
 今 心配している悪性リンパ腫由来の痛みかも知れないのに 首から下のことは全くかかわらない。
ほんとにこれで医者なのかなと大いに疑問を持った私たち。

さて どうするべえ。おとうさんは窮地に立たされた。
でも 捨てる神あれば拾う神ありだ。

 思いがけない物が効果を発揮して 寝てばかりいる生活から少し脱皮。それは 市販のバファリンだ。
 痛みが和らいだお陰で 食も進みかなり普通の食事が取れるようになって来た。

 すると おかあさんは特別の物を作らなくてもいいので 漸く 時間の余裕も出てきた。ありがたい。

 今まではパソコンに向かう時間すら取れなかったのだから。 要領が悪いこともあるだろうが
看病とか介護は本当に疲れる。代わってくれる人がいない場合は特につらい。

 まあ おかあさんの場合はつらいことは無いけれど これがずっと続くと本当に大変だ。愛情だけではどうにもならないことになるのかも分からない。

 疲れたときのおかあさんはポカ をする。それをニッキーの鼻は見事にキャッチ。
昨日の朝は 余分に作っておいたスクランブルエッグを失敬された。夕方は つい 
置き忘れていた 鶏のささみのいためたものを2本分 胃の中に収めてくれた。
 だから ニッキーはお母さんたちが何を食べているのか良く知っているのだ。ニッキーは女の子だから台所が大好き。
こんなことを訓練士さんが知ったらおかあさんはユーザー落第の烙印を押されるだろう。