ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

変な続編、こんな「SW」こんな「JAWS」読んだことあるかい?

2006-06-12 | 読書
スター・ウォーズ/侵略の惑星 アラン・ディーン・フォスター著

「スター・ウォーズ」1本目(後のエピソードⅣ 新たなる希望)のノベライゼーション作家として有名なアラン・ディーン・フォスターが、ファン達からの作品への絶賛を受け敢然と書き下ろした「スター・ウォーズ」のオリジナル続編。

ルークとレイアの相思相愛らしき描写、ウーキーより強力そうな猿人であるユッツェムの登場、フォースを増幅する樹木、謎のフォース婆さんなど、さすが「スタートレック(ログ・シリーズ、つまり「まんが宇宙大作戦」)」のノベライズも手がけたSF作家だけに、バラエティ溢れる作品に仕上がっていた。
元祖の「帝国の逆襲」が公開されるまでは、「スター・ウォーズ」に乾いた読者を癒すだけの役割は果たしていたように思う。
なお、見開きカラー挿絵は生頼範義画伯が担当、これがルーカス卿の目に留まり、「帝国の逆襲」の国際版ポスターに、生頼画伯が起用されるきっかけになったということは有名な逸話だろう。

ジョーズ2 ハンク・サールズ著

ヤノット・シュワルツ監督の「ジョーズ2」。わたしは、「ジョーズ」の初見が遅くって、日劇で「ジョーズ」「ジョーズ2」の二本立て興行があったときに連続でみたのであるが、世間様よりも、そのために連続性の中で見ることが出来たため、結構この作品を許している。
ピーター・ベンチリーの原作がブロディ夫人とフーパーの情事などというのを描いていたり、まあ、もともと映画そのものではないことから、このハンク・サールズのノベライズもある意味映画通りでないだろうという期待があったが……小技が効いていたかな。
この2頭目の鮫がメスで「妊娠している」ため、一層飢えているなんていうのは、結構良かったかな。

この、「続編小説」二作。共通点は「サンリオ出版」のハードカバーであったことです。