湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 襖(フスマ)の張り替え

2016年09月23日 15時33分59秒 | 日常・その他
昨日と今日の午前中で、
2階の襖の張り替えをしました。

  4月の熊本地震では
  2階の部屋も惨憺たる有り様になり、
  倒れた本箱や飛び交った物で
  襖も破れました。

  地震(4月16日)の後の4月22日に撮ったもの。(再掲)
  
    ※この頃は避難先で生活していました。

  破れた襖はずっとそのままになっていましたが
  暑さが凌ぎ易くなってきたので、
  破れていないものも含め、
  古くなっていた2階の襖を全部
  自分で張り替えてみようと
  思い立ったわけです。


昨日、Webサイトに掲載されていた
張り替え方法を俄かに習得(?)し、
DIYホームセンター「ハンズマン」などへ
材料(襖紙、塗料、刷毛など)を買いに行きました。


昨日の午後から慣れぬ手つきで始めた作業は
夜までに完了せず、
今日の昼までかかりました。

 最初の2枚くらいまでは時間を要し、
 出来ばえも芳しくなかったのですが、
 元来手先が器用なほうなので、
 コツを掴むのが早く、
 本職に頼んだときと同等以上(?)のものが
 出来たと自負しています。


      Before
      

Before


After


Before


After


  画像ではわかりにくいかと思いますが、
  バラすツイデにと、
  傷がついて色が剥げた襖の枠を、
  ニス入りの水性塗料(色:マホガニー)で
  塗り直しています。

今回張り替えたのは
普通の大きさの襖が計10面(裏表で2面)、
鴨居上の小さい襖が1面で、
材料費は約9,000円(税別)でした。

 ちなみに、使用した表面用の襖紙は
 糸が入った再湿糊タイプです。
 紙だけのものより少し高めですが、
 水に濡らして貼るときに皺ができにくく、
 紙だけのものより作業しやすいと思いました。

◇ 作り物と見紛うかのような「葡萄」

2016年09月12日 12時10分14秒 | 日常・その他
立派な葡萄をいただきました。
今朝宅配で届いたものです。

シャインマスカット(と書いてありました)


サニードルチェ(と書いてありました)


葡萄王国の山梨甲州市産のもので、
たぶん口に入れるのが初めての品種だと思います。

熊本のスーパーにも
地元産の巨峰やピオーネなどは並んでいますが、
この品種を見かけたことはありません。

粒をちぎり取るのが惜しくなるくらいの
立派な房をしています。

でも食べます。



・・・・・・・・・・・ ギャラリー 054 (葡萄が描かれた絵) ・・・・・・・・・・・


                  ライセンス(3点とも): (パブリック・ドメイン)

 ■タイトル:ぶどう摘み(The Grape Picker)

 ・画家:ウィリアム・アドルフ・ブグロー
      (William-Adolphe Bouguereau)
 ・制作年:1875年
 ・収蔵:ニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館
       <デンマーク>

 ■タイトル:秋(Autumn)

 ・画家:ジョン・ウィリアム・ゴッドワード
      (John William Godward)
 ・制作年:1900年
 ・収蔵:(個人)


 ■タイトル:七面鳥パイのある静物(Still Life with Turkey Pie)

 ・画家:ピーテル・クラース(Pieter Claesz)
 ・制作年:1627年
 ・収蔵:アムステルダム国立美術館

◇ 参加しただけの公民館の清掃

2016年09月05日 23時25分46秒 | 日常・その他
町内に小さな公民館(木造2階建て)があり、
寄り合いやサークル活動で利用されています。
狭い敷地内には
「千原観音堂」と呼ばれる祠や地蔵さんもあります。

今年は町内自治会隣組(数軒)の役員になったので
春の総会に代表で参加しましたが、
普段は私がこの公民館を訪れることはありません。

先日、各隣保組に割り当てられている
年に1回の清掃当番が回ってきたので、
宿明勤務を終わってから遅れて参加しました。

清掃開始時刻を10分ほど過ぎた頃でしたが、
私が公民館に着いたときは
あらかた掃除が終わって、
片付けに入ろうとしているところでした。

カヅちゃんが先に行って働いていたので、
一応我が家からも参加したことになりますが、
私は写真を撮っただけでした。

敷地内にある地蔵菩薩


  建立された謂れは存じません。

公民館敷地は石垣と石塀で囲まれていますが
熊本地震により石塀は崩れ、
石垣も至る所が変形しています。

建物外壁にもヒビが入っています。 

 全体の復旧には数百万円かかるだろう、
 とのことです。

朝顔は何事もなかったかのように
崩れかけた石にも絡まって咲いていました。


帰りがけに見た未だ青い柿

◇ 観ることができた「ランス美術館展」と観られなかった「熊本復興ねぶた」

2016年09月04日 23時48分52秒 | 日常・その他
7月16日より熊本県立美術館で
「ランス美術館展」(*)が開催されていました。

  * : ランス美術館(フランス)の大規模改修に
     合わせて、その所蔵品の一部が日本で紹介
     されるもので、熊本を皮切りに、来年3月
     までの間に、静岡、福井、広島の各市で
     開催されるようです。
     子供時代を熊本で過ごされた
     レオナール=ツグハル・フジタ(藤田嗣治)
     さんの絵も多く展示されます。

台風12号が接近している雲行きでしたが、
前売り券を買っていたので、
最終日の今日(4日)観に行ってきました。


 ウジューヌ・ブーダン <ダンケルク周辺の農家の一角>
 アルフレッド・シスレー <カーディフの停泊地>
 レオナール=ツグハル・フジタ <マドンナ>(**)
 ヤーコブ・ヨルダーンス <サテュロス>
 ,etc.

  印象派でない方の絵も印象に残りました。

  ** : 黒人の聖母と、それを囲む黒人の天使たちが
      描かれていました。
      解説には、聖母のモデルは
      懐かしい映画「黒いオルフェ」のヒロイン
      マルペッサ・ドーンさんだと書かれていました。
      愛らしい顔でした。

  フジタさんのコーナーには
  晩年に描かれた宗教画が数多く展示されていました。
  地震で被災した熊本は、
  母亡き後の幼少期を過ごされた
  思い入れのある場所のはずです。
  このランス美術館展は熊本地震発生のずっと前から
  開催が決まっていたものですが、
  県民をキリスト・聖母の眼差しで
  慰めたかったのでしょうか?
  何かしらの因縁を感じました。


美術館は熊本城内二の丸広場の西側にあります。


後ろ(東側)を振り返ると、
熊本地震で壊れた
痛々しい天守閣や櫓、石垣があります。

   ※手前の櫓が
     辛うじて隅石でもっている戌亥櫓(イヌイヤグラ)。
     後方の中央が天守閣、向かって右が宇土櫓、
     左に最上階屋根だけ見えているのが小天守。


二の丸広場では
「ねぶた」の解体作業が進められていました。



  この山車は
  「纏(マトイ)と唐獅子牡丹」といいい、
  熊本地震の被災者を元気づけようと、
  8月の青森ねぶた祭で使われた1台が
  トレーラーに分載されて、
  はるばると持ち込まれたものです。
  青森市で会社を経営されている外崎玄さんの発案で、
  青森と熊本の有志により運行されました。

  3日(土)、4日(日)の2日間の運行が
  予定されていましたが、
  台風12号の影響で4日は中止となりました。

  私は仕事の都合等があり、
  4日に観ることを楽しみにしていましたが、
  残念ながら解体作業だけを見ることになりました。



  ローカルのテレビニュースで
  勇壮な山車と跳人(ハネト)の踊りで
  盛り上がった群衆の映像が流れていました。

   多くの熊本県民が元気づけられたようです。
   青森の皆さんありがとうございました。

♥ どうか、おしずまりください

2016年09月01日 14時45分46秒 | 紫苑色の重い思い[慷慨憂愁]
昨夜は宿直勤務でしたが、
寮生を集めた点呼集合時に
防災グッズに関する話をしました。

 防災週間(8月30日~9月5日)と
 防災の日(9月1日)に因んでのことです。

 地震に備えての防災グッズは、
 1次持ち出し用と2次持ち出し用に分けて
 用意しておいたほうがほうがよい。
 一次持ち出し用は ・・・
 といったような内容です。


その話をしてから1時間もたたない19時49分、
大きな揺れがグラグラッときました。
震度5弱でした。
敷地内のグラウンドを歩いているときでしたが
電柱が揺れ建物が軋むのがわかり、
地面の揺れがハッキリ体感できました。
 そして今朝の6時過ぎには
 震度4の揺れもありました。

 どちらの地震でも、
 発生直後に自宅へ電話しましたが、
 特に被害は無いとのことでホットしました。

今回の二つの強い地震は、
4月の震度7の地震とは震源地が少し離れており、
どちらも自宅から十キロ前後の近場です。

  どうか、お鎮まりください。


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台風12号が発生して、
熊本(九州)の真上を通過しそうな
進路予報となっています。

  どうか、お静まりください。