庭の3種の沈丁花(ジンチョウゲ)が咲き始めました。
沈丁花は2月23日の誕生花になっています。
例年その頃から咲き始めます。
まだ少しの数しか開花していませんが、春の香りを微かに漂わせています。
沈丁花は
香木の沈香(ジンコウ)のように香りがよく、
丁子(チョウジ)の花に似た形であることから名付けられたそうです。
・一般的な沈丁花
・覆輪沈丁花
・白花の覆輪沈丁花
沈丁花の学名は「Daphne odora」で、
”Daphne”はギリシア神話に出てくるダプネ(=ダフネ)に因むとなっています。
ギリシャ神話という言葉が出てきましたので、少し道草にお付き合いください。
ギリシャ神話の系譜によると
ペネイオスの河神の娘ダプネさんの位置は次のようになります。(間違っていたらスミマセン)
※ご存じの方は読み飛ばしてください。
▼世界の初めにカオス(虚空)が生まれた
▼カオス(虚空)から
・ガイヤ(大地)※女
・タルタロス(冥界の最深部)
・エロス(原初の力) が生まれた
▼ガイヤ(大地)は一人で
・ウラノス(天)※男
・高い山々
・ポントス(荒海) を生んだ
▼ガイヤ(大地)はウラノス(天)を夫として ←親子
・クロノス※男
・レア※女
・その他大勢 を生んだ
▼クロノス(夫)とレア(妻)の間に ←兄妹
・ゼウス(オリュンポスの主神)※男
・その他大勢 が生まれた
▼ゼウスと9番目(?)の妻レトの間に
・アポロン(=アポロ)(弓の神)※男 ・・・・・→ ダプネに恋する
・アルテミス(狩猟の女神) が生まれた
--- 系譜はここまでで、いよいよダプネさんに関する話です(手短に)---
ある日
弓の神アポロンは小さい矢を使う愛の神エロス(=キューピッド)を揶揄した。
怒った愛の神エロスは、恋心をかき立てる金の矢をアポロンに射込み、
恋心を冷ます(恋を拒む)鉛の矢をダプネに射た。
金の矢が効いたアポロンはダプネに恋焦がれて追い掛け回し、
鉛の矢が胸に刺さったダプネはアポロンが嫌でたまらず逃げた。
ダプネは必死で逃げ回ったがついに力尽き、アポロンに捕まりそうになり、
河神の父に助けを求めた。
父は娘を月桂樹に変えた。
アポロンの腕の中でダプネはみるみる根を張り樹皮に覆われ、
腕と頭が月桂樹の枝に変わった。
※この場面を大理石彫刻にした
イタリアバロックの巨匠中の巨匠ベルニーニ(→wikipedia)さんの
傑作「アポロンとダプネ」があります。
(これも傑作といわれている「プロセルピナの略奪」も合わせて一度見てみたい)
アポロンは悲しんで、
以来、月桂樹を自分の聖木とした。
愛の神エロスなんていいながら”破局の神”でもあるようです。
とんだ巻き添えで可哀そうなダプネさん。
河神の父はアポロンのほうを月桂樹にすればよかったのに。
アポロンが月桂樹になっていれば、
マルシュアスがアポロンから生皮を剥がされることもなかったし、
ニオベの子供14人全員が矢で殺されることもなかったのでは ・・・
それにしても、ギリシャ神話の過激すぎること
略奪あり、近○あり、○姦あり、同性あり、そして殺戮のオンパレード。
現代であれば神々の多くは刑務所行きになるのでは ・・・
ギリシャ最高神である全能の神ゼウスときたら、10人以上もとっかえひっかえ略奪婚をしている。
殺めてもいるので、どんなに情状酌量しても終身刑でしょう。
(全能なので雷での仕返しが怖いが)
ギリ○ャ人を始め西欧人の精神構造がギリシャ神話の影響を受けていないことを願います。
ついでに、
沈丁花の学名「Daphne odora」の”odora”は芳香があるという意味だということですが、
Google翻訳のラテン語→日本語では「悪臭を放つ」と訳されました。
”芳香”と”悪臭”では真逆の意味になります。
調べなければよかった。
”odora”は、いったい何語なんでしょう。
沈丁花は2月23日の誕生花になっています。
例年その頃から咲き始めます。
まだ少しの数しか開花していませんが、春の香りを微かに漂わせています。
沈丁花は
香木の沈香(ジンコウ)のように香りがよく、
丁子(チョウジ)の花に似た形であることから名付けられたそうです。
・一般的な沈丁花
・覆輪沈丁花
・白花の覆輪沈丁花
沈丁花の学名は「Daphne odora」で、
”Daphne”はギリシア神話に出てくるダプネ(=ダフネ)に因むとなっています。
ギリシャ神話という言葉が出てきましたので、少し道草にお付き合いください。
ギリシャ神話の系譜によると
ペネイオスの河神の娘ダプネさんの位置は次のようになります。(間違っていたらスミマセン)
※ご存じの方は読み飛ばしてください。
▼世界の初めにカオス(虚空)が生まれた
▼カオス(虚空)から
・ガイヤ(大地)※女
・タルタロス(冥界の最深部)
・エロス(原初の力) が生まれた
▼ガイヤ(大地)は一人で
・ウラノス(天)※男
・高い山々
・ポントス(荒海) を生んだ
▼ガイヤ(大地)はウラノス(天)を夫として ←親子
・クロノス※男
・レア※女
・その他大勢 を生んだ
▼クロノス(夫)とレア(妻)の間に ←兄妹
・ゼウス(オリュンポスの主神)※男
・その他大勢 が生まれた
▼ゼウスと9番目(?)の妻レトの間に
・アポロン(=アポロ)(弓の神)※男 ・・・・・→ ダプネに恋する
・アルテミス(狩猟の女神) が生まれた
--- 系譜はここまでで、いよいよダプネさんに関する話です(手短に)---
ある日
弓の神アポロンは小さい矢を使う愛の神エロス(=キューピッド)を揶揄した。
怒った愛の神エロスは、恋心をかき立てる金の矢をアポロンに射込み、
恋心を冷ます(恋を拒む)鉛の矢をダプネに射た。
金の矢が効いたアポロンはダプネに恋焦がれて追い掛け回し、
鉛の矢が胸に刺さったダプネはアポロンが嫌でたまらず逃げた。
ダプネは必死で逃げ回ったがついに力尽き、アポロンに捕まりそうになり、
河神の父に助けを求めた。
父は娘を月桂樹に変えた。
アポロンの腕の中でダプネはみるみる根を張り樹皮に覆われ、
腕と頭が月桂樹の枝に変わった。
※この場面を大理石彫刻にした
イタリアバロックの巨匠中の巨匠ベルニーニ(→wikipedia)さんの
傑作「アポロンとダプネ」があります。
(これも傑作といわれている「プロセルピナの略奪」も合わせて一度見てみたい)
アポロンは悲しんで、
以来、月桂樹を自分の聖木とした。
愛の神エロスなんていいながら”破局の神”でもあるようです。
とんだ巻き添えで可哀そうなダプネさん。
河神の父はアポロンのほうを月桂樹にすればよかったのに。
アポロンが月桂樹になっていれば、
マルシュアスがアポロンから生皮を剥がされることもなかったし、
ニオベの子供14人全員が矢で殺されることもなかったのでは ・・・
それにしても、ギリシャ神話の過激すぎること
略奪あり、近○あり、○姦あり、同性あり、そして殺戮のオンパレード。
現代であれば神々の多くは刑務所行きになるのでは ・・・
ギリシャ最高神である全能の神ゼウスときたら、10人以上もとっかえひっかえ略奪婚をしている。
殺めてもいるので、どんなに情状酌量しても終身刑でしょう。
(全能なので雷での仕返しが怖いが)
ギリ○ャ人を始め西欧人の精神構造がギリシャ神話の影響を受けていないことを願います。
ついでに、
沈丁花の学名「Daphne odora」の”odora”は芳香があるという意味だということですが、
Google翻訳のラテン語→日本語では「悪臭を放つ」と訳されました。
”芳香”と”悪臭”では真逆の意味になります。
調べなければよかった。
”odora”は、いったい何語なんでしょう。