湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
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◇石神八幡宮(熊本市)の秋季例大祭に参加しました

2014年10月17日 16時08分51秒 | ちょっとした出来事?
自宅から約300m歩いたところにある石神八幡宮の秋季例大祭(10月15日)に参加しました。

今春から地域自治会の宮委員(当番制)になりましたので、例大祭の準備などを担当しました。
祭り当日は宿直勤務でしたので、神事に参加したあと、直合(ナオライ)に始めのほうだけ出席してお暇しました。

例大祭当日の石神八幡宮


石神八幡宮は熊本市の西に位置する石神山(*)の南麓にある小じんまりとした八幡宮です。
創建されたのは鎌倉時代(西暦1264年)で、今年が創建750年の節目の年となります。

*:石神山は標高123mの小山です。昔は建築用の石が切り出されてましたが現在は一部が公園になっています。
山麓の島崎地区には史跡が多く「三賢堂」、「釣耕園」、「叢桂園」、「百梅園」などがあります。
また、宮本武蔵の遺墨・遺品が展示されている「島田美術館」も近くです。



今年の例大祭で、修復された絵馬のお披露目がありました。

復元されて拝殿に掲げられた絵馬

※色褪せて痛んでいたので崇城大学芸術学部へ修復を依頼されたとのことです。
江戸時代に制作された物のようで、源平の戦いが描かれています。
※復元絵馬お披露目の件ついて地方紙(熊本日日新聞社)の取材があり、10月16日朝刊に写真付で記載されました。


石神八幡宮境内には手水舎、狛犬、金剛力士像の他、いくつかの記念碑もあります。


石神八幡宮の由来が記された碑文


碑文では、宇佐八幡宮(**)の前にころがっていた小石(***)を一個持ってきて御神体としたことになっています。
ただの石ころが或る日突然、神が宿る物体に昇華したというわけです。
八百万の神を信仰する日本では全然おかしなことではないのですが ・・・

**:宇佐八幡宮は大分県宇佐市にあり、全国に4万社以上ある八幡宮の総本社といわれています。

***:この御神体の石は年々大きくなっていくと伝えられています。
一般的には御神体を見ることはできないはずですが、いつ誰が確認したのでしょう。


手水舎



手水鉢に人が近づくと水が出始め、離れると止まります。

どんな仕掛けなのかと思ったら、手水舎の屋根裏にセンサーがありました。


石造りの金剛力士像
  

吽形の台座に彫ってある銘文から、天保12年(西暦1841年)建立のようです。
年代物の貫録があります。

※仏教での守護神である仁王像がなぜ八幡宮にあるのか(神仏混淆の名残り?)・・・


都合の良いときだけ神頼みする、信仰が薄い私です。
こんな私が祭りに参加することは神様のお怒りを招きかねないと少し気になり(矛盾?)、石ころに躓かないよう気をつけて帰りました。