12時からゆめはっとで「ふたりとひとり」の収録。
原町元町のガソリンスタンド「エネオス」を経営している野地庄蔵さん(52歳)と、奥様の野地ゆかりさん(50歳)。
2011年3月11日、発震から2、3時間後にはガソリンは底をつき、救急車にも給油できなかった――。
ゆかりさんは、避難所となった体育館にストーブの灯油を配達に行った際、赤いエネオスの制服を見て押し寄せてきた被災者たちに取り囲まれ、怖い思いをしたそうです。
「気持ちはわかるんですよ。ガソリンがなければ避難できない。沿岸部で行方不明になった家族を車で捜しに行きたい、というかたもいました。でも、無いんですよ。無いと言っても、信じてもらえなかったり……」
ご主人の野地さんは、「あの日から、大きめの余震があったときには、まず店を閉めるようにしています。トリアージュと言っては悪いけれど、こちらも選ばなければならない。ひとりを助ける車より、大勢を助ける車に給湯しないといけない。ガソリンがあんなに必要とされているということを、初めて知りました」
原町元町のガソリンスタンド「エネオス」を経営している野地庄蔵さん(52歳)と、奥様の野地ゆかりさん(50歳)。
2011年3月11日、発震から2、3時間後にはガソリンは底をつき、救急車にも給油できなかった――。
ゆかりさんは、避難所となった体育館にストーブの灯油を配達に行った際、赤いエネオスの制服を見て押し寄せてきた被災者たちに取り囲まれ、怖い思いをしたそうです。
「気持ちはわかるんですよ。ガソリンがなければ避難できない。沿岸部で行方不明になった家族を車で捜しに行きたい、というかたもいました。でも、無いんですよ。無いと言っても、信じてもらえなかったり……」
ご主人の野地さんは、「あの日から、大きめの余震があったときには、まず店を閉めるようにしています。トリアージュと言っては悪いけれど、こちらも選ばなければならない。ひとりを助ける車より、大勢を助ける車に給湯しないといけない。ガソリンがあんなに必要とされているということを、初めて知りました」