ワイズでお馴染みの航空写真家の叶悠眞さんの個展が決まりました。2012年には富士フイルムフォトサロンで「東京上空 暫し鳥になって・・・」の題名で東京上空300メートルのセスナ機から撮影した航空写真展を開催し、その後は2013年のマミヤ社カレンダーに作品採用され航空写真家として順風満帆に歩んできましたが、今年2014年はキャノンギャラリーで「東京上空 暫し鳥になって・・・-Part2-」と題した写真展開催が決まったのでした。それも東京会場だけでなく札幌と福岡の3会場開催です。今回の写真展の特長は取材用のセスナ機に新規にヘリコプターを採用した事です。これによりセスナ機では不可能だった朝夕や夜景の撮影も可能となり撮影領域が拡大したのでした。もちろんこれには大判カメラでの銀塩フイルム撮影にデジタルカメラが加わった事によることも大きな事です(まあ、キャノンギャラリーですからデジタル写真もありですよね)。写真展案内ハガキの作品を見て頂くだけで新境地の作品がお解り頂けると思いますが。そんな訳で今回の作品はキャノンプリンターによる出力となるのですが、現在このプリンター出力に難儀しています。それはフイルムの場合現像に出してプリントすれば済んでしまう事が、撮影~RAW現像による画像調整~プリント出力となり撮影者が自ら現像調整をして出力業者に渡さなければならない事です。要するに時間が掛かるのです。撮影時のフイルムとデジタルに関していろいろな事が言われますがむしろ問題はそのあとの様にも思えますね。いつも元気印の叶悠眞さんも今回はいろいろ試行錯誤しながら迷っている様です。それにしても素晴らしい写真展になる事は間違いないでしょう。
叶 雄眞 写真展
東京上空 暫し鳥になって・・・Part2
2014年4月3日~9日 銀座
2014年4月24日~5月2日 札幌
2014年6月5日~17日 福岡