東京大学・工学部1号館の前にとても大きなイチョウがあります。11月下旬から12月上旬にかけて黄色一色になり、そして落葉します。その巨大な大きさから安田講堂前の2本の大きな楠木に引けを取らずに主役を張り合っているようでもあります。近年この大イチョウの周りが整備され芝生が張られベンチもできて近隣住民のコミニティスペースの様でもあります。あたたかな秋の一日、このベンチに座り小さな子供たちの遊び声を聞いていると、何かホッとしてきます。木は昔から人々に元気をくれると言います。そんな訳で毎日の散歩でこの木の周りを1周して、少し元気ななった気になっいます。皆さんもだまされたと思って12月上旬の東京大学構内を散策してみてください。木からの元気と、一面のイチョウのジュウタンが歓迎してくれるはずです。
今、六本木の富士フイルムサロンで「日本の森ワークショップ写真展」が開催されているのは再三お伝えしていますが、このサロンに隣接して「写真歴史博物館」がある。ここは貴重なアンティークカメラやフジフイルムの歴代カメラの展示に加え、歴史的に価値のある写真を展示する企画展も定期的に開催していて写真の文化、カメラの歴史的進化を体感することの出来る博物館です。そんな博物館を担当されているのが同社・宣伝部の浜田寿さんです。浜田さんとは昔からのお付き合いですが同社のカメラ製造関係の部長として歴代フジ中判カメラ開発に尽力され今はシニアスタッフとして同館館長を務められています。先にも述べましたがこの方がいなければフジ中判カメラの開発は無かったと言っても過言無い「ミスターフジカメラ」なのです。因みに現在発売しているGF670もこの方のお力で発売されたと言っても良いと思います。カメラやレンズ、フイルム、写真に関しては何にでも詳しく分からないことが有る時は必ずと言って良いほど頼ってしまう、私にとっても業界の大先輩にあたります。実はこの浜田さんから会期中に写真のリンホフ純正のシャッター位置変換パネルを見せて頂きました。撮影によりカメラのポジションは高くなったり低くなったりしますが、そんな時苦労するのがシャッター確認・操作です。このパネルはロックを解除しレンズ(シャッター)を回転すると90度のクリック付きで任意のポジションにシャッターセット可能となります。写真上が通常セットで写真下が90度左に回転させシャッター操作を左から行う事が可能となっています。大判カメラに関してはかなり詳しいと自負している私ですがこのパネルを見たのは初めてでした。昔はいろいろなアクセサリーがあったのですね。浜田さんありがとうございました。それはそうと富士フイルムサロンを出て六本木の交差点方面に歩いて行くと、首都高速が上を走る六本木通りにでます。この高速道路側面に「ROPPONG ROPPONGII」輝くネオン灯を発見。何回も六本木に来ていましたがこのネオンも私にとって初めての光景でした。
11月5日いよいよ日本の森ワークショップ写真展が開催しました。10時のオープンと同時に沢山の来場を頂き、昼、夕、夜と来場者が途切れることはありませんでした。おかげで用意した500枚の作品紹介リストも足りなくなり急遽追加したくらいでした。特に毎年この写真展を楽しみに遠くから来場した方も多く、さすが10回も開催してきた実績と若干胸を張ってしまいました。写真展は11月11日まで続きますのでご来場をお待ちしています。また指導講師の石橋睦美さんも極力会場にアテンドされるとのことで、第一線で活躍する写真家と直でお話しできるチャンスかも。
いよいよ本日より富士フイルムフォトサロン・東京においてワイズ大中判写真の会主催の「2010年日本の森ワークショップ写真展」が始まりました。写真は前日の搬入飾り付け風景ですが出展される多くの写真を石橋睦美さんの指示により順番に飾り付けていきます。こんな時の石橋睦美さんの眼差しは正にプロフェッショナルの鋭い眼光に変化します。写真の展示配列がいかに大事かを力説す石橋さんならではのこだわりといえるでしょう。写真右側の女性はこちらも展示のプロで手際よく展示作品の高さ、間隔を調整しながら石橋さんの要求に応えてゆきます。写真展開催の前日にはこの様なプロの技が発揮されていることをご認識ください。因みに奥の人物はワイズ大中判写真の会会員で写真とキャプションのチェックを行っています(こちらはプロではありません)皆様、本日から会場でお待ちしています。ご来場下さい。
私は健康のためにもよく散歩をします。今の携帯電話には万歩計機能も付いているので、何歩歩いたか、どのくらいカロリーを消費したかが数字でわかります。巷間「1日1万歩歩くと良い」などと言われていますが、この1万歩が大変な数で歩くことを意識しなければなかなか達成できる数字ではありません。それでも年々増える体重を意識して、雨でも雪でも嵐でも毎日必ず散歩には出かけます。天候の悪い時でも出かける理由は愛犬「ウッチ君」の散歩と兼ねているからです。「ウッチ君」とは雄のシェルティで飼い主が言うのも何ですが大変出来た犬で、優しくて、無駄吠えや自分勝手な行動など皆無な名犬と思っています(?)。散歩をしていて猫や鳥と出くわしても相手は逃げることなく、猫などはウッチ君の前でお腹を見せてゴロゴロするほどです。今回もこのウッチ君を連れて少しずつ紅葉になりつつある都会のオアシス東大構内を散策、次に樋口一葉で話題の本郷・菊坂方面に向かいました。犬を連れているときの問題は幾つかありますが、その中のひとつに食事(外食)があります。レストランの前に犬をい繋いだままにすることも出来ないので、大抵は諦めてしまう事が多いのです。今回、菊坂下のフレンチ鉄板・グリル・煮込み料理「コトトワ」の前を通ると「日曜祭日限定はワンコday」と言うことでテーブル下にステイできることを条件に犬を連れて入店が出来るのでした。もちろんおとなしさには何ら問題は無いのでウッチ君にとってもレストラン初同伴となったのでした。写真の2205円のランチコースをオーダーして1時間強快適な外食を楽しむことが出来ましたがその時間ウッチ君は写真のようにじっとおとなしく待っていてくれました。食事を終わり席を立つとき後から隣の席に座ったカップルが「えっ~、犬がいたなんて全然わからなかった」と言ってましたのでいかにウッチ君が忍者のように気配を殺しておとなしくしていたかが想像できると思います。因みにこのウッチ君との散歩を題材にしたブログ「ウッチ君の東京散歩」(下アドレス)もありますので時間のある時ご覧になってください。
「ウッチ君の東京散歩」
http://wellday.blogspot.com/
「ウッチ君の東京散歩」
http://wellday.blogspot.com/
ワイズクリエイトの創業時から撮影会、セミナー等で協力いただいている写真家の石橋睦実さんが東京・札幌・大阪・仙台・名古屋・福岡の6カ所のキャノンギャラリーにて「歴史原風景」の写真展を開催し、同時に平凡社から写真集も出版いたします。この時代に全国巡回展と写真集出版という快挙に対して多くの皆様から賛辞が送られ、これを記念してパーティを開催することになりました。大変人気のある石橋睦美さんのパーティと言うことで200人規模になるのではとの予想をされているとか。今回の事務局を努めて頂いている快晴堂フォトサロンさんから関係各位に案内状が郵送されていますが、案内状がまだ届いていないで「是非パーティに出席して石橋さんを祝福したい」と言う方がおられましたらワイズまでご一報下さい。発起人の一人に名前を連ねていますので、このくらいの仕事はしなければなりませんので案内状を送らせて頂きます。因みに会費はは写真集を頂いて1万円だそうです。石橋睦美さんとは私が独立してからより特に懇意にお付き合いしておりますが、その前も何度か一緒に仕事をしておりますので25年以上前からのお付き合いと言うことになります。ここだけの話、昔は今ほどお腹も出ていませんでしたので端正なマスクと相まって「とっても格好良い若手カメラマン」だったのです(御免なさいもちろん今でも格好良いです)。
【石橋睦美写真展「歴史原風景」】
銀座キャノンギャラリー 10年11月25日~12月1日
札幌キャノンギャラリー 10年12月16日~12月24日
梅田キャノンギャラリー 11年1月13日~1月19日
仙台キャノンギャラリー 11年1月27日~2月8日
名古屋キャノンギャラリー 11年3月10日~3月23日
福岡キャノンギャラリー 11年3月31日~4月12日
【記念パーティ】
銀座ライオンクラッシックホール 10年11月25日
【石橋睦美写真展「歴史原風景」】
銀座キャノンギャラリー 10年11月25日~12月1日
札幌キャノンギャラリー 10年12月16日~12月24日
梅田キャノンギャラリー 11年1月13日~1月19日
仙台キャノンギャラリー 11年1月27日~2月8日
名古屋キャノンギャラリー 11年3月10日~3月23日
福岡キャノンギャラリー 11年3月31日~4月12日
【記念パーティ】
銀座ライオンクラッシックホール 10年11月25日
日本で大判カメラを製造しているメーカーは決して多くありません。木製カメラメーカーではエボニー、タチハラ、ナガオカなどがありますが、その中のエボニー社が主宰しているエボニークラブの写真展「旬美」が11月4日まで富士フイルムフォトサロンにて開催されています。今回その写真展を訪ねてきました。会場に入ると全倍サイズのクリスタルプリントが42点も飾られていてその迫力にびっくりします。更に写真をじっくり見ていると大判カメラならではの情報量による再現性に今更のように納得させられる。風景写真の立体感を演出する大判カメラの被写界深度が何とも言えずに心地よく目に飛び込んできます。「大判カメラと全倍サイズプリントは無敵だ!」と感心してしまう。会場ではエボニーの坂梨社長とも久しぶりにお会いできたし、ワイズならびに日本リンホフクラブに関係している方々の作品もじっくり見る事ができたので大満足でした。写真はいつもダンディでスマートな宗像知機さんとご本人の作品前でのツーショットですが、こんなにスマートな方と一緒に写真に写ると余計に太って見えてしまうのではと「ふ~っ」と息を吸い込んでお腹を引っ込ました時の「カシャ」でした。
石橋睦美さんによる姫川ワークショップの講評会が開催されました。参加者の皆さんワークショップで撮影した作品を全て持参して石橋睦美さんの親切丁寧な講評を受けています。この講評会の特長は一人何枚と数量制限を設けず作品全てが講評対象になるのが魅力です。自分ではあまり評価の高くない作品も講師が見ると良い作品だった等の事例もありました。さて今回はこの講評会に新兵器(?)が登場しました。それは今話題のLED仕様のライトビュアーです。富士フイルム社から発売された「LEDビュアープロ HR-1」がその製品です。大きさは366x296x17mmと適度な大きさて薄型タイプなのですが、光源が従来の蛍光灯タイプからLEDになっているので、スイッチを入れると「パッ」と安定光源が得られます。従来の様に安定するまで多少時間がかかkるということがないので便利です。また薄いだけでなく表面がフルフラットなため、大きな4x5インチサイズのフイルムを見る時などカバーでフイルムが曲がるなどの心配もなく安全性も向上。そして問題の光源ですが「LEDは明るい!」と声が出るほど明るくポジのピント確認には最高かもしれません。ただ問題は露出の確認です。通常のビュアーと比べると1絞り位明るく感じてしまいます。輝度モードをノーマルからエコモードに切り替えて使う事をお勧めしたいと思います。10時から16時まで連続してこのビュアーで講評した石橋睦美さんは「見やすいけど、ちょっと目がくたびれる」との事でした。実際に確認したいという方は是非ワイズにて確認できますのでご利用ください。