航空写真家の芥川善行さんが来社された。航空写真の事、製品創りの事といろいろなお話をさせて頂きました。毎回お話を聞いているだけで目から鱗の事があってとても有意義な時間と思っています。芥川さんはお仕事で四国・松山から毎月1回くらいの頻度で上京されているが、自然が一杯で魚の美味い(つい食べ物が出てしまう)松山から大都会・東京に出てきて仕事をこなしてまた松山に戻る。端から見ているととても羨ましい限りである。そんな環境で仕事が出来るから良い写真創りやモノ創りが出来るのではとも思ってしまう。そんな芥川善行さんのお気に入りの店がワイズ近くのおそば屋さん「田奈部」で、来社された時は結構の確率でこの店を訪ねる(この店は他にも石橋睦美さん、大山謙一郎さんもお気に入り)。今回はこの店の特別メニューが女将よりサービスされたが私もこの様な食べ方は初めてなのでこのブログで紹介したいと思います。写真の芥川さんの前に置かれた木の箱がそれだ!木の箱を開けると中からカラッと焼かれた香ばしい海苔が出てくる。何でこんなにカラッとしているのかと更に海苔ののった中蓋を開けると、そこには灰が敷き詰められたお皿とその灰の中に火のついた小さな炭を見つけることが出来る。「そうか!だから炭の匂いもしていたんだ!」となる。小さな炭の熱が中蓋の和紙を通し海苔に伝わる。こんな海苔の食べ方は初めてだった。「粋だね。」思わず心の中で叫んでしまう。こんな状況に出会うとつくづく日本人で良かったと思ってしまうのだ。こんな食文化は後世にも継承したいと思いませんか?