クラシック好きです

交通事故でC3.C4の四肢麻痺になって
障害者施設から在宅生活に戻れた日々の出来事

スヴァストラフ・リヒテル 名演集CD1

2013-11-04 07:29:33 | 音楽
スヴァストラフ・リヒテル 名演集

CD2枚に別れて小品をいろいろ弾いていますが
テープノイズと咳払いも多いのですが、
それ以上にリヒテルのピアノの音が綺麗に編集されているようですので気にならないと思います。

最初にバッハの平均律集から1・4・5・6・8とプレリュードとフーガを弾いています。
グールド以外ほとんど聞いたことありませんが
「流石はリヒテル」なんて言ったら怒られそうですが、
ピアノの音が大粒の真珠のように一個一個キラキラ心地よく鳴っているし
微妙なデュナーミクの表現が素晴らしいというのでしょうか?
これほど丁寧に演奏されているバッハっていいものですね!


こりゃリヒテルのバッハは聞かなきゃそんだと思います。
という事で平均律集を注文してしまいました
どうだろう?


アンドラーシュ・シフのバッハの演奏は聞いたことあったり
何処かのおばちゃんのも聞いたことがありますが買って損をしたと思って以来
グールド以外のバッハを買わないようにしていましたが
リヒテルのはお勧めかもしれません!




ハイドン ソナタ44番ト短調

以前内灘病院で暇な時にiPadに入っていたハイドンのソナタを聞いていて
ハイドンは過小評価されているというか、
もっと評価されても良いと思ったものですが
ここでも味のあるハイドンが聴けます。




ショパンのバラード3番

懐かしい演奏というか
解釈が体に染み込んでいるようです。
そんな感覚で人の演奏を聴くので身体にある音楽とズレると
違和感を感じたりするのだと思いますが、
私のよく聞いていたバラードの演奏はフィリップ・アントルモンのようです!
取り寄せたCDを聴くとスケルツォが嫌いになったのはアントルモン演奏を聴いていたためのようです!



ショパンのバラード4

さて
大変懐かしい解釈の演奏が始まりました!
とつとつと歌い上げるショパンのバラード

これだけ懐かしく感じるということは昔聞いていたんだろうと想像できます。
ただ私の記憶ではもう少し分厚い演奏だったような気がしますが、
このリヒテルの演奏は多少軽い!

ここでもやはりホロヴィッツの演奏を何処かで聞いているのでしょうか?
その辺とゴチャゴチャになっているかもしれませんが、次の幻想ポロネーズもいい感じで演奏しています。





こうして今聴いてても
ホロヴィッツとリヒテルは私が高校生の頃から
ピアニストとして双頭の位置を占めていたのだと思います。
なんせ私が音大目指したのは中学生の頃にリヒテルが弾いている展覧会の絵に出会い!
いつかはそんな展覧会の絵が弾けるように音大に行き、
卒業したのち地元でコンサートを開いた時に弾いたのが

ベートーヴェンの悲愴とムソルグスキーの展覧会の絵でした。

あ!
あの当時の演奏会を
もしかしたら一葉ちゃんが聴いているかも?

どうやろ?

それに目標は達成できませんでしたが
ホロヴィッツが弾くシューマンのクライスレリアーナを
いつか弾こうと準備してた私が元気な頃にいました。

ピアノってずっと練習を続ければうまくなり続けるものだと思います。
無駄な力が抜け始める頃に手を抜かないで丁寧に表現することを怠らないことですね。



Kakishima
コメント (3)
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