クラシック好きです

交通事故でC3.C4の四肢麻痺になって
障害者施設から在宅生活に戻れた日々の出来事

四肢麻痺から見た介護のコツ

2011-06-13 13:44:39 | 日記
2006年7月に交通事故で脊髄損傷になり四肢麻痺ですが
介護していただけることに感謝しますが
同じ介護でも正しい介護と間違った介護には雲泥の差があります

■利用者の気持ちを全く無視するばばぁ介護士は無視するにしても

介護と言うものは利用者がしてほしいと思っていることをしてあげるのが基本と
考えるのならば、介護施設の都合と利用者の要求との折り合いをとるときに

【ここの施設の決まりだから・・】
【人員が足りないので・・】
【わたしは聞いていませんので・・】

などと言って責任のがれするのはやめてください

また利用者もできるだけ我が儘な要求はしないことを前提としましょう

■私自身は施設側が決めたスケジュール以外に特別お願いするような事は一切ありません

日常きまったこといがいお願いすることは

エレベーターに乗るとき
部屋にある雑誌をめくってもらうとき

そんな程度しか浮かびません
なにせ私の部屋には介護士コールがありませんから

■移譲介護において

現在のKY施設では
【安全のため】と言いながら二人で行うことを禁止しています

AライフSSでは普通に二人でやってくれました

【二人でやる移譲方法】

足元の人は
・ベッドと車イスを足元を支点にVの字形に並べます
・足元は先にベッドにのせておきます(腰を支点に)
・膝から太股の辺りに踏ん張る場所を見つけます
・背中から腰に敷いたバスタオルの太股付近をしっかり握ります
・(頭側の掛け声に会わせて)お尻を車イスからベッドの端へ
・車イスを移動してからベッドの左右に別れて肩と腰付近のバスタオルを
しっかり握り、掛け声と共に中央へ移動させます

頭側の人は
・ベッドと車イスの間に居場所を確保
・肩付近のバスタオルをしっかり握り準備します
・(掛け声をかけて)頭周りを車イスからベッドの端へ移動します
・車イスを移動してからベッドの左右に別れて肩と腰付近のバスタオルを
しっかり握り、掛け声と共に中央へ移動させます

【作業のコツ】

・足側の人は腰をずらす程度だと言うこと
・握ったバスタオルは自分の方へ引き付ける(上に持ち上げるわけではない)
・勢いで持ち上げないでジックリ引き上げる

・頭部はブランコのイメージで必要最小限引き上げてずらす
・ここでも勢いで持ち上げない
・バスタオルはしっかり張るまで引き付ける
・引き付けるときは腰が7割り腕が3割りの感覚で


【三人で移譲は】

真ん中の人の腰を痛めそうなので勧めません

でも
KY障害者施設は大人数でやろうとします
四人移譲なら問題なさそうですが
三人でも人数確保で時間をとられてしまい
作業が遅れがちになったりしています



yozame