温度の上昇が懸念される福島第1原発で、本日午前10時の時点で、2号機の圧力容器底のうちの一ヶ所の温度が91.2度まで上昇しました。やはり水の流れが変わって、同位置にある溶融デブリに注水した水が掛かっていないのでしょうが、東電はこれを、「温度計の故障の可能性」と言い出しました。勿論、可能性を否定するものではありませんが、それならば、他の2本の温度計の方が壊れている可能性もありますし、もともとこの3本全て壊れているかもしれません。ですから、測定の誤差を少なくとも数十度は見ておく必要があるのです。
ただ、2号機もその多くの溶融デブリは落下しているでしょうから(実際、どれくらい落ちて、何処にどれぐらい残っているのか、それも分からないのですが)、圧力容器の底も勿論心配なのですが、格納容器底の溶融デブリの状態、水を被っているのか、温度がどうなのか懸念されます。これまでの温度上昇で、注水量を3トン増やしていますが、さらに増水したそうですから、(また先日漏れてましたが、)汚染水処理の方が益々心配なところです・・・
P.S. 昨年の3月25日(だったと思います)に菅総理が(原子力安全委員に)命じて出させた「不測の事態を想定させた文書」が、公開どころか公文書としてすら扱われていなかったとの報道がありました。内閣官房も安全委員会も当然、管理・保存すべき物ですが、何処かの隅に紛れ込んでいたのが偶然見つかったそうです。その「不測文書」には、不測の事態が起これば、170キロを強制避難に、(首都圏を含む)250キロ圏内を任意の避難にするよう書かれていたそうです。まさに重要な「公文書」だと思うのですが・・・
P.S.2 中央構造線や断層に詳しい伊方のKさんが言われるには、これまで四電がエコーによる活断層調査を3回も行っており、莫大な費用の掛かる同調査を、これ以上やる者はいない。結局、地震の想定にも、この四電の出してきた(捏造されている可能性のある)データを元に議論をするしかないのです。伊方原発を止める「運転差止訴訟」においても、(最高裁判決による)主張立証の責任があるのは電力会社側であるとの方針ですが、四電が出してくる資料やデータは、四電に都合が良いものしか出ては来ないでしょう。ですから結局は、それを反駁するだけの資料やデータを持たない以上、やはり違法性を立証はできないということなのです。県民の命がどんなに掛かっていようと、県が自ら金を出して調査しようとしないのは、(四電と二人三脚で、原発を推し進めたい県としては)当然のことなのかも知れません・・・
ただ、2号機もその多くの溶融デブリは落下しているでしょうから(実際、どれくらい落ちて、何処にどれぐらい残っているのか、それも分からないのですが)、圧力容器の底も勿論心配なのですが、格納容器底の溶融デブリの状態、水を被っているのか、温度がどうなのか懸念されます。これまでの温度上昇で、注水量を3トン増やしていますが、さらに増水したそうですから、(また先日漏れてましたが、)汚染水処理の方が益々心配なところです・・・
P.S. 昨年の3月25日(だったと思います)に菅総理が(原子力安全委員に)命じて出させた「不測の事態を想定させた文書」が、公開どころか公文書としてすら扱われていなかったとの報道がありました。内閣官房も安全委員会も当然、管理・保存すべき物ですが、何処かの隅に紛れ込んでいたのが偶然見つかったそうです。その「不測文書」には、不測の事態が起これば、170キロを強制避難に、(首都圏を含む)250キロ圏内を任意の避難にするよう書かれていたそうです。まさに重要な「公文書」だと思うのですが・・・
P.S.2 中央構造線や断層に詳しい伊方のKさんが言われるには、これまで四電がエコーによる活断層調査を3回も行っており、莫大な費用の掛かる同調査を、これ以上やる者はいない。結局、地震の想定にも、この四電の出してきた(捏造されている可能性のある)データを元に議論をするしかないのです。伊方原発を止める「運転差止訴訟」においても、(最高裁判決による)主張立証の責任があるのは電力会社側であるとの方針ですが、四電が出してくる資料やデータは、四電に都合が良いものしか出ては来ないでしょう。ですから結局は、それを反駁するだけの資料やデータを持たない以上、やはり違法性を立証はできないということなのです。県民の命がどんなに掛かっていようと、県が自ら金を出して調査しようとしないのは、(四電と二人三脚で、原発を推し進めたい県としては)当然のことなのかも知れません・・・