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新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 ( 12月10日現在 )

2021-12-12 17:39:08 | COVID-19 国内状況

   
この一覧表は、各都道府県別に、前週と比較して新規感染者が増えた増加率や、人口あたりの新規感染者や治療中患者数の増加率、人口あたりの死亡者数の増加率など数値で表し、感染被害の深刻度を他の都道府県と比較して理解する助けになります。
さらに 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しているので、各都道府県別の医療体制などを勘案すれば、医療機関などが直面している状況や、住民の人々が感じている恐れの度合いも推定する事が出来ます。


『 都道府県別、感染被害一覧 』

現状は、日本国内、各都道府県共に感染状況が落ち着いた状態と言えます。
しかし、群馬県や山形県などで目立つ小規模の感染拡大を起こしている他、亡くなった人が減っていない状況に注意を払うべきでしょう。

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『 都道府県別、治療中患者数、重症者数、死亡者数 』

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出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株


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全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (12月10日現在)

2021-12-12 17:20:45 | COVID-19 国内状況


『 科学的解析なく、目隠しで進む感染対策行政 』

国内では、ほぼ感染の “波” は収まりつつあり、多くの人は以前の日常を取り戻そうとしていますが、説明責任が欠如した行政の政策や見解によって、以前の様な生活に戻り切れず、帰省したくてもし難い圧力を感じる原因を生んでいると思います。それは、感染症対するに関する科学的な解析根拠を国民に示す事をやめ、日本の状況と諸外国での状況の比較を同一基準で比較した統計結果も国民に示さず、“目隠し” したまま異様に厳しい “鎖国” 行政を進めている事実からも明らかです。
  

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話題になりやすい「新規感染者数」だけに焦点を当てて、人口あたりの新規感染者数を諸外国と比較せず、新規感染者に占めるワクチン未接種者割合や重症化率を公表せず、政権批判を受けない為に「水際対策」や「病床確保」など本質的とは言い切れない点ばかりアピールする政策に汲々としている状況と見えます。

本来であれば、同じウイルスで日本以上に高い【感染密度】を記録している諸外国の政策と結果を参考にして、経済と日常生活の回復とワクチン接種を含めた積極的な防疫対策を進めるべきです。
積極的にワクチン接種を進めて日常と経済回復へと強力に政策を進めている英国では、日本より遥かに高い【感染密度】を記録しながらも、ワクチン接種行政によって死亡率を大幅に下げた結果を示し、接種インターバルを 6ヶ月から 3ヶ月へ短縮して、来年 1月末までに希望者全員への追加接種を達成すると首相自ら宣言しています。
同様に、過去最多の新規感染者数を記録し続けている オーストラリアやオランダ、ドイツなどの諸国では、ワクチン接種行政に協力的な国民への優遇政策を進め、更には接種義務の法制化を検討しているのも、ワクチン接種によって経済と日常生活を取り戻す最善の道だと国民の多くが納得しているからに他なりません。
 

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一方、11月24日、オミクロン株発見の報道以来、日本では海外からの渡航者に対して厳しい制限を行ない、その結果として、諸外国では各種スポーツの世界大会が開催され続けているにも関わらず、日本国内での開催が相次いで中止になっている事からも明らかです。オリンピックという更に多くの国々と大人数の来訪を受け入れた経験と実績がありながら、その経験や実績を活かしていない状況は不可解でもあります。
     

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「臭いモノには蓋をする」、「羹に懲りて膾を吹く」的な行政ではなく、科学的な解析を公表して、より正しい理解を得た上で適切な行政に努めるべきです。
同様に、抗議や反対意見のある ワクチンパス(日本では、ワクチン・検査パッケージ)についても、それらの統計データを公表して進めていくべきでしょうし、場合によっては、日本的な対応の一つとして、“分煙” 的な混合対応を含めた対応を 各飲食店やイベント開催業者に認める対応の検討を進めていくべきだと思います。



『 直近一週間で、8人の方が亡くなり、重症者数は 3人減って 25人に 』

この一週間は、群馬県や山形県を始めとして、各地でまとまった感染者の増加が報告され、それに呼応するかの様に 順調に抑制が続いていた感染状況にも変化が表われています。その代表的な例が亡くなった方の人数と重症の方の人数の変化です。順調に抑制が続いている期間は、数週間以上に亘り、亡くなる人の人数と重症の人の人数が減る数がほぼ同じ状態が続いていたのですが、直近の一週間では悪化方向へ転じています。
     

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亡くなった人の人数と重症の人が減る人数がほぼ同じという状態は、統計上からは重症から回復している人が少ない事を示し、決して望ましい状況ではありませんでしたが、直近の一週間は亡くなった人の方が多いという避けたい状況でした。
レムデシベルなどの治療薬の浸透で重症から回復する人が増える事は期待され久しいのですが、重症状態から回復への道は決して容易ではない事を示している様に思われます。そして、それ以上に、亡くなる人を救う事へと繋がっていない事も示しています。

  
国内の感染状況が落ち着き、国民の関心事は年末や新年の過ごし方や給付金などに向いている様にも見えますが、落ち着いている状況だからこそ、現在の医療現場で起きている事例を詳しく解析して公表すべき時でしょう。重症となり亡くなっている人とワクチン接種との相関関係を、特定の地域か一部の信頼できる医療機関での統計結果から解析して、広く公表して情報を正しく伝えるべき時期に入っているのは間違いありません。
   
日本の感染被害状況を世界各国と較べれば、現在は当然ですが、“第5波” 到来時でもかなり低く抑えきっている事は間違いありません。その要因は、恐らく、政府の施策以上に、国民の日常生活での協力と犠牲で到達した成果だと言えるでしょう。抑制された感染状況の今だからこそ、先に述べた医療現場での統計結果の解析情報を公開する事により、COVID-19と医療現場の実状を正しく伝える事に繋がり、行政として次に行なう “ワクチンの追加接種” への理解と協力要請に繋がるのは間違い無く、今のタイミングで公表する以外に適した時期は無いでしょう。
行政機関の責任ある判断と行動を求めます。


出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株
#オミクロン株


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新型コロナウイルス、国別・人口あたり新規感染者数(12月 8日現在) / COVID-19 cases per population by country,

2021-12-09 20:42:35 | COVID-19 世界状況

   
COVID-19 cases per population by country, as of December 8, 2021
世界各国の感染状況は、人口あたりの新規感染者数【感染密度】で比較しなければ、その被害の深刻さの判断は出来ません。この一覧表は、各国の【感染密度】(人口1億人あたり日別・新規感染者数)で、深刻度が高くなっている程に欄を濃い色で塗り分けています。


『 世界の国別・日別、感染密度推移一覧表 』
New infection case per popuration by country and day

全世界での新型コロナウイルスによる感染状況は、欧州で感染爆発と言える程の感染拡大が起きていますが、それ以外の地域では目立つ感染拡大はありません。
そして、その欧州で新規感染者数が一気に増えている要因は、東から西へと、その感染地域を広げながら移動し、且つ、感染拡大した各国で過去最多の新規感染者数を更新し続ける状態だからです。その一例は、ドイツの感染拡大は一向に止まる様子はなく、【感染密度】は 10万人/1億人を超える最悪レベル直前で、フランスでも一気に感染者数が拡大を記録し、先週までは目立たなかったスペインやポルトガルでも過去最多レベルの新規感染者を記録し始めています。以上の傾向から、今後 数週間は 欧州を中心にした感染爆発は続き、世界全体の新規感染者数を押し上げ続けると思われます。

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心配されるのは、欧州以外の地域で感染拡大が起きる事です。が、変異株・オミクロン株の発見が良い影響を与える可能性もありそうです。正確には、オミクロン株の解析が出る 2~3週間後頃にならないと判断できませんが、世界各国はオミクロン株による感染拡大を恐れて、一時は国民生活と経済回復の方向へと切った舵を改めて、入国規制や検疫体制の強化、ワクチンの追加接種の強化策を次から次へと打ち出しているからです。



『 今後は、新規感染者数と同時に、死亡者数の確認が必要 』

なお、昨年末、欧州各国で感染爆発が発生した時と今回と異なるのは、欧州各国は昨年の様な厳しいロックダウンを行なわないと見られる点です。
その理由は、国民生活の不安要素や経済損失を減らす事ですが、同時にワクチン接種によって、昨年より遥かに重症化や死亡率を減らしているからです。そして、ワクチン未接種者が新規感染者数を押し上げる原因になっていると判断して、未接種者への接種促進と、追加接種の政策を進めている点が昨年と大きく異なる点です。

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従って、今後は単に新規感染者数だけに注目して被害レベルを判断するのではなく、重症者数や単位人口あたりの死亡者数で被害レベルを解析する必要がありそうです。 その解析を行なう事によって、各国の感染対策の有効性がより正確に判断できるでしょうし、日本の政策にも活かせると思われます。


なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です


Source:#OCHA   ( https://www.unocha.org/ )
#COVID19
#オミクロン株










世界の新型コロナウイルス禍、国別・日別 新規感染者数一覧(12月 8日現在)/ COVID-19 new cases by country and day, As of December 8

2021-12-09 20:03:55 | COVID-19 世界状況


『 感染爆発地域は欧州のみ、オミクロン、南アフリカ被害は徐々に増加 』

COVID-19 new cases by country and day, As of Decemberr 8, 2021

全世界での新規感染者数は増加の一方です。中東から東欧、西欧へと伝わってきた感染の波は、ポルトガルで本格的に感染拡大を引き起こすなど、欧州全体へと伝わり、特にデンマークやノルウェーなどで過去最多の新規感染者数を記録するなど、今後2~3週間は拡大を続ける見込みです。

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なお、この一週間で山型を描いて減少している様に見えますが、実際には スロバキアから報告された新規感染者数に異常値が含まれていた為です。
その異常値を取り除いた値で見る限り、全世界の新規感染者数は増加の一方で、その増加原因になっているのは 欧州の感染爆発で、それ以外の地域は、南アフリカも、米国も、欧州と比較すれば、急激な感染拡大は起こしているとは言えません。



『 世界の国別・日別、新規感染者数 』

New infection case transition table by country and day

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全世界での新型コロナウイルスによる感染状況は、欧州で感染爆発と言える程の感染拡大が起きていますが、それ以外の地域、例えば米国やブラジル、インドなどでは感染が拡大しているとは言えず、全世界の新規感染者数を押し上げている原因は欧州の感染拡大です。
     
心配されるのは、欧州以外の地域で感染拡大が起きる事です。が、変異株・オミクロン株の発見が良い影響を与える可能性もありそうです。正確には、オミクロン株の解析が出る 2~3週間後頃にならないと判断できませんが、世界各国はオミクロン株による感染拡大を恐れて、一時は国民生活と経済回復の方向へと切った舵を改めて、入国規制や検疫体制の強化、ワクチンの追加接種の強化策を次から次へと打ち出しているからです。
    
なお、変異株・オミクロン株を発見したと発表した為に、世界各国から入国規制などの措置が採られるなど、まるで変異株発祥の地の様に扱われていますが、実際には 発表された 11月24日よりも 2週間以上前に他国で採取された検体の中から確認されており、南アフリカが発祥の地とは言い切れないでしょう。

なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です

Source:#OCHA  ( https://www.unocha.org/ )
#COVID19
#オミクロン株


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世界各国、COVID-19 ワクチン接種の有無による “死亡率” の比較 Comparison of COVID-19 Vaccination Mortality

2021-12-08 13:27:24 | COVID-19 世界状況


Comparison of COVID-19 Vaccination Mortality

COVID-19用ワクチンの接種の有無によって、世界各国では “死亡率” の違いが確認できるデータを公表しています。

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日本でも、ワクチン接種が有効な感染対策として国費を投入しているならば、ワクチン接種による効果を客観的なデータで示し、広く公表すべきです。

#COVID19
#ワクチン接種

 


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