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NPO法人GRAの活動や考えを伝えます

12/1に向けて、 企画・提案を募集中!

2019-11-22 22:18:25 | GRAの募集企画

来る、12月1日に開催する 『 撮影&練習 イベント 』に向けて、あなたの 企画や提案を募集しています。
  

 

   「 こんな映像が観たい 」
   「 分かりやすい解説映像が欲しい 」 など ・・・
  
オートバイの事で、ライディング方法や練習方法、整備の方法やその効果など、あなたが見たい映像や画像について、あなたの提案を送って下さい。
撮影&練習 イベント 』では、いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフを過ごすのに役立ちそうな画像や映像を撮影しますが、可能なら、あなたの提案も聞かせて欲しいのです。

送付は、この記事へのコメント返信か、下記のサイトを通じて送付ください。

     http://gra-npo.org/office/info_mail/mail.html

 
          *   *   *   *   *   *   *   *   *


【 11月21日現在・撮影映像候補・予定

  
〇 「 基本練習・サークル走行 」

   〇 「 基本練習・2本オーバル走行 」 
   〇 「 基本練習・4本四角パイロン走行 」


  〇 「 フロントフォークの整列 」
       ・・ フロントフォークの整列作業と、その作業の前後(Before & After)の
               オートバイの動きの比較


         *   *   *   *   *   *   *   *   *
  
イベント当日の参加者( モデル、カメラマン等 )は、当日にならないと分からない為、集まってくれる方々の意見や雰囲気に合わせて、楽しく活気のある映像や画像の撮影を行ないますので、予定はあくまでも予定です。

が、あなたの強~い提案、説得力のある要望であれば、実現したいと思うのが人情です。また、当日、イベント会場で直接、意見や要望を伝えてもらうのも大歓迎です。
   
では、みなさんからの「提案」や「要望」をお待ちしています。

【 撮影 & 練習 イベント 】  http://gra-npo.org/schedule/photo&practice/top.html


 
 


『 タイヤから診る、ライディング 』 第4章、完成!

2019-11-21 23:41:17 | 基本講座・ライディング

ライディングの癖や良し悪しは、すべてタイヤ表面の摩耗痕で判断できます。
誰にも分かりやすく、簡単な言葉と説明図を使って解説したコラム 『 タイヤから診る、ライディング 』も、今回は実際の摩耗痕の画像が入り、その解析文章とで一番興味深い内容になっています。
  
ライディングに興味のある人は、ぜひ、一度ご覧ください。
 
『 タイヤから診る、ライディング 』 第4章
http://gra-npo.org/lecture/ride/tire%20diagnosis/Tire%20diagnosis_4.html    


                    *         *        *        *         *       *       *      

< 一部を紹介します >

前回までの解説で、タイヤ表面に残る “ 摩耗痕 ” の方向には色々なパターンがあり、よくある遠心力だけに応じた旋回・コーナリングをするライディングの場合にはタイヤの向きと平行な摩耗痕が残り、バンク時にも減速や加速を効果的に行なっている場合には、平行でない向きの “摩耗痕 ”がタイヤ表面に残る事を説明してきました。
   
今回は、実際にタイヤ表面に残された “摩耗痕”の画像を紹介して、その 摩耗痕 が出来た走行条件や理由の解説をしよう。


〇 トレッド中央外側 : 中央部からトレッド外側へと移る場所に、タイヤの向きに対して90度
  より小さな 80度 程の角度で摩耗痕が残り、進行方向への 加速と同時に旋回を行なって
  いる結果だと推測できる
 
〇 トレッド外側 : トレッド外側へ視線を移すと、摩耗痕の角度は 80度 から 60度 ほどに変化
  していて、中央外側よりも、加速時の旋回の役割を多くこなしている事がわかる
  
〇 トレッド端部 : 端部になると、摩耗痕は中央外側部などとは逆の向きになり、明らかにバン
  キングブレーキによる 減速 による結果で、ノーブレーキでの基本練習であることから、効果
  的な旋回ブレーキ力を利用出来ている結果と推測され、ブレーキを使った場合には、この
  約 50度 よりも大きな 60度前後になると推測できる


< 以上は、一部紹介です >



 
 
 


< Q&A > タイヤの偏摩耗について

2019-11-16 03:32:33 | 質問 と 回答 ( Q&A )

この度は、「タイヤの摩耗について」の質問について、関心や興味を寄せて下さり、また意見をお寄せ下さり、ありがとうございました。
  
前回、タイヤのエア圧についての質問が届いた時も実感した事ですが、質問に対して回答をお届けする事は、大きな刺激であり前進させる材料になった事を実感しています。

質問を寄せて下さった方、回答文を連絡して下さった方々、そして関心を持って下さった皆さんへ、この場でお礼を申し上げます。
    
その回答・解説文の内、「簡潔編」は以下の通りとなりますし、更に、荷重と摩耗の関係、車体設計による摩耗などの基本メカニズムから、整備状況による摩耗など注意点に至るまでの詳しい解説は、GRA公式Webサイトで解説図付きで掲載していますので、是非、そちらもご覧ください。
  
どうぞ、今後共に、皆さんからの「質問」をお待ちしています。

                                                                             NPO法人GRA    事務局  小林 裕之

 


     *    * 以下、質問と解答・「簡潔編」です *   *


『 タイヤについての質問 』

困っているわけではないのですが、どうしてこうなるのか知りたくメッセージさせていただきました。多くの方のお役に立てそうなら公開してくださってもかまいません。
  
この画像はフロントタイヤの摩耗の仕方を示している図です。タイヤを輪切りにした断面です。
   


    
上の図が摩耗する前、仕方が摩耗が進んだものです。赤丸で示したようにショルダー部(?)がこのように摩耗します。複数のメーカーの複数のタイヤ銘柄で同じような摩耗の仕方が見られたので、なぜこのように摩耗するのだろうと思ったのです。

もしご存知なら教えてください。
  
 
 
    *   *   *  以下、回答文です  *   *   *
   
この度は、タイヤの摩耗について、質問と画像まで添えて寄せてくださり、ありがとうございます。
  
確かに、オートバイの動きに違和感やトラブルが発生しない限り、タイヤの摩耗状態や、今回の様な “ 偏摩耗 ” に注意を払う人は多くありませんし、雑誌や解説書にも、偏摩耗についての原因などについて解説した資料は目にした事はありません。
    
では、今回の質問に挙げられた “ 偏摩耗 ” について、「 簡潔編 」から案内をします。
届けて下さった図の様に、タイヤのトレッド(路面に接する部分)の端部が、まるで羽織の肩部の様に、ピンと張り出す様に残る偏摩耗は、経験上、珍しいものではありません。

その発生原理を説明しますので、下の図と併せてご覧ください。
                 

              
図に描かれている様に、コーナリング(旋回)中のオートバイには 「遠心力」 が働き、それに応じた「摩擦力」が タイヤと路面の間で発生します。
その「摩擦力」によって、タイヤのトレッド面はトレッド外側に向かって摩耗が発生しますが、摩耗の進み方は、トレッドの形状やタイヤ構造、整備状態、ライディング、そしてオートバイ固有の特性など、様々な原因によって今回の様な偏摩耗は発生します。
  
仮に、エア圧管理や車両整備を適切にされているのであれば、特に問題視される必要は無いと思います。

 
 
* **   詳細な解説・回答は GRA公式Webサイトでご覧ください***


『 Q&A、タイヤの摩耗について 』GRA 公式Webサイト

http://gra-npo.org/lecture/bike/Q&A_Abration/Q&A_abration.html

 

   
  

   


『 タイヤについての質問 』が 届きました

2019-11-13 22:57:47 | 質問 と 回答 ( Q&A )

   
オートバイのタイヤについて、質問が届きました。
この機会に、皆さんも一緒に考えてみませんか。

私なりの回答は、24時間後を目途に公表して、質問された方へ届ける予定です。
皆さんなりに、一度考えてみてください。

                                                                       NPO法人GRA       小林


     *   *   * 以下、届いた文章です *   *   *

『 タイヤについての質問 』

困っているわけではないのですが、どうしてこうなるのか知りたくメッセージさせていただきました。多くの方のお役に立てそうなら公開してくださってもかまいません。

この画像はフロントタイヤの摩耗の仕方を示している図です。タイヤを輪切りにした断面です。

上の図が摩耗する前、仕方が摩耗が進んだものです。赤丸で示したようにショルダー部(?)がこのように摩耗します。複数のメーカーの複数のタイヤ銘柄で同じような摩耗の仕方が見られたので、なぜこのように摩耗するのだろうと思ったのです。

もしご存知なら教えてください。



    *   *   * 以上  *   *   *
 
  
 


『 セミナー 』 参加した人の 「 感想文 」です (2019年 11月 8日)

2019-11-12 00:35:52 | イベント参加感想文&お便り

 
2019/11/8 整備・セッティングセミナー
  
中ノ島公会堂での整備・セッティングセミナーです。
ざっくりのセミナー内容は決まっているものの、基本的には参加者の疑問について代表の小林さんとディスカッションする形式です。
  
やや、遅れての参加となりましたが、お題はフロント周りのセッティングとのこと。
すでにホワイトボードにはバネ下重量と路面追従性について描かれていました。
もうお一人の参加者さんのリクエストでしょうか、キャスター角とトレール量について話し合われていました。
私は以前のセミナーで詳しく伺いましたので、復習として聞き役にまわりました。
  
ステムの中心軸から延びる対地キャスター角、そしてタイヤ接地点までのトレール量により直進安定性と旋回性のバランスがとれるのですが、詳しくは私の説明よりも
実際にセミナーで、ご自身の推測と会話で納得していただく事が一番だと思います。
    
話を聞いているうちに新たに「キャスターアクション」なる言葉が出てきました。
内容をまとめると、車体をバンクさせることにより、ハンドルがバンクした方向に向いて切れていく現象のことのようです。
   
バイクに乗っていれば当たり前の動作ですが、なぜそのような動きが発生し、その動きがどのように自分のバイクや乗り方に影響していくのか、小林さんとの会話の
中で解き明かして理解が進むことが非常に楽しい場なのです。
    
このセミナーで得られた内容で、どんどんバイクのセッティングも整備内容も充実して、理想とする走り方もできるようになってきました。
このセミナーは会話と理解で行うマシンセッティングです。
必ず来月のセミナーにも参加したいと思います。
 
 
兵庫県  U さん


< セミナー担当講師より >
 

こんばんは   U さん


この度は、急な打診にも関わらず、早速に 『 セミナー 』の 「 感想文 」を作成して
送付までして下さり、大変にありがとうございます。

一両日中には、今回頂戴した 「 感想文 」を掲載して、この 『 セミナー 』の 内容を
多くのライダーへ知らせる 良い材料にする予定ですので、どうぞ よろしくお願いします。