2月18日以降、日本国内で 行なわれた PCR検査を、日別・検査機関別にまとめた厚生労働省発表の資料を紹介します。ただし、2月13日に誤診により国内初の犠牲者となった 80代女性の検査は報告資料に含まれていません。
他国と較べれば、PCR検査体制が全く不十分な結果となっている日本で、米国で 1日あたり 10万件以上行なわれている事例と比較する迄もなく、このウイルス禍への対処は他国とは全く異なる戦略を採る必要があるのは当然でした。
その戦略は、感染者の情報を緻密に分析を行なって、濃厚接触者を辿り、クラスター発生を未然に抑える、または早期に鎮静化させるという手法であった様に思われます。
しかし、市中感染と云う感染元が辿れないケースが増えている現在では、濃厚接触者の追跡という時間と忍耐が必要な作業の他に、PCR検査を適宜進めていくという二つの業務に貴重な労力を費やしている保健所が一つのネックになっている事は間違いありません。
保健所の人材と労力を有効に活用しつつ、PCR検査の受付け体制の充実と 検査結果を出せるまでの日数を 2日以内にする為に、厚生労働省と保健所を持つ各自治体は体制の変更を行なう必要はあるでしょう。
医療現場の崩壊とは別に保健所体制の限界という現実を正しく認識して、将来の天災に対応できる体制へと大幅な変更が求められている様に思います。
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