土曜日
明け方から何度か目が覚めたが、昼前にはっきりと起床。会社へ。コンペDの模型をつくる。三時に新谷さんの家に集まりコンペDのミーティング。まず僕から今週検討した平面を模型と一緒に紹介し、いくつかのリサーチと一緒に共有部分の細かいシーンについてのアイデアを共有。続いて仙石さんから週の半ばに共有してもらった全体構成のアイデアについて二つのオプションの紹介。最後に新谷さんから先週まで話したことをまとめたダイアグラムの共有。模型と3Dモデルをいじりながら夜まで作業。まきこさんも加わりプレゼンボードのレイアウトを考えながらアピールポイントを確認し、来週までの作業内容を決める。夜は新谷さんの家に近いパブで建築と建築家の話をしながらパブ飯のあと解散。
先日優秀賞をいただいたユニバーサルホームコンペ2013の結果がウェブサイトに掲載されたのでSHARISHARISHARIメンバーに共有する。
http://www.universalhome.co.jp/compe2013/
僕らが提案した「TUNE HOUSE」は住み方と環境をTUNE / 調整可能にするダブルスキンの住宅。第1のスキンは木質材料の特製を活かしたセミオートマチックに呼吸する被膜で、住む人間によってマニュアルで開閉される第2のスキンは様々な開き方をする建具。第1スキンの外はパブリックな屋外空間で、第1と2のスキンに囲まれた空間がセミ・パブリックなバッファゾーン、第2のスキンの内部が住むための増減可能なプライベート空間となっている。外環境が第1スキンによって半自動的に制御されバッファゾーンへ微気候をつくり、第2スキンでは建具の開閉で微機構を取り込み細かな空気環境の調整ができる。
情報が詰め込まれ過ぎてわかりづらかったという講評をもらったが、SHARISHARISHARIらしい提案ができ、それを評価してもらえたのは嬉しい。提出後に考えたこともあるので、情報は再構成してブックレットにまとめたい。表彰式に参加できたメンバーから講評会の様子は聞くことが出来たが、他の入賞者の方のプレゼンテーションも聞きたかった。講評は冊子にまとめて後日いただけると聞いているので、楽しみである。
日曜日
昨日同様明け方から何度か目が覚めつつ、昼過ぎに起床。それぞれ登場人物が違う、はっきりとした夢を何度も見る。11月になり、予定しているところの帰国(帰群馬)まで残り5ヶ月となった。会社で担当している現場の仕事も大詰めとなっている。帰国(退社)の件はディレクターたちには半年以上前から言ってあって、現在の担当物件が竣工次第卒業と考えているのだけど、新しいプロジェクトに僕が参加していないことなどから、僕が帰国するらしいということは同僚たちもちらほらと気づいているようだ。奥さんとSkypeで話したりしつつ、夕方まで家で過ごしたあと、会社へ。夜、山本くんと待ち合わせて、論文ワークショップ。彼からは博士論文の概要を聞き僕から意見、僕からRAの論文募集に応募しようと思っているアイデアなどを話し彼の意見を聞く。僕のアイデアは日々の中でふと思ったこと程度で、ひとと共有すべき「論」にはほど遠いことを思い知る。視野の狭さもよくわかったので、次回の論文ワークショップまでに改めて考えてみることにする。その後SHARISHARISHARIの進め方などについても意見聴取。一次情報(発表者自身がやっていること)を交換することに価値があるということで同意。ふたりでラーメンを食べてから、帰宅し、コンペDの作業。まずは原理的に基準階平面図を書いてみて、次に各階ごとのコンセプトの違いから収まりを考え始める。来週土曜日のSHARISHARISHARI大アップデート会の発表者が定まり、発表内容も集まってきたのでFacebook上で更新して共有。