goo blog サービス終了のお知らせ 

ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

隣人を選べない

2006-11-01 01:39:32 | 帰国・修論+αな日々
ローマWS二日目。

十一時に新宿駅東口に集合。のはずが、約束の時間を20分過ぎてもローマ人が現れない。たまりかねて電話をすると、今新宿駅の小田急線の改札口にいるとのこと。しかし、小田急線新宿駅に東口はないはず。その場所で待つようにと指示し、小田急線の連絡改札を確認するも見つからず。どこにいるのかわからないので、とにかくそこから見えるものを挙げていってもらう。「ノバ、オダキュウ、ケイオウ ウィズクラウン、…」ウィズクラウンでピンときたので、「そこは西口じゃない?」と尋ねると、パニックしている様子。ともかく西口へ行くと、王冠マークの京王百貨店の足元で、案の定ローマ人たちが右往左往していた。遅刻したことと出口を間違えたことをものすごく謝ってきたけど、初めての土地だからしょうがない。むしろ彼らがかわいそうで、新宿駅のわかりづらいサイン計画に腹が立った。気を取り直し、似ている敷地ということでしょんべん横丁を案内する。のんべい横丁よりもずっと雑然としているが、ローマ人が写真を撮るのを笑顔で眺めていたり、喜んで被写体になってくれたりと、排他的なのんべい横丁とは正反対だ。焼き鳥屋のおじさんが笑顔で僕に尋ねる「あなたガイドさん?」 せっかくなので「メトロポリタンオフィスオブタンゲ」こと東京都庁にもいくことに。彼らと一緒に都民広場から東京都庁を見上げる。都庁ってゴシックの教会堂みたいなフォルムをしているんだな。イチョウの葉マークのバラ窓まで付いてるし。ローマ人はお土産屋を発見して大喜び。午後は大学に戻り、鈴木先生の講義を聴く。印象に残った言葉。「We can't choose neighber. It's Tokyo's character.」空気読んでない感が東京の特徴である。終了後、多目的演習室にブースをつくってミーティング開始。五人がお互い不慣れな英語で話していると、話がどんどん単純化していってしまう。話が妙に具体的になりかけたので、いろんな可能性を出し合ったということで今日はひとまず解散。夕飯を一緒に学食で食べて、日本人二人は居残りですこし作戦会議。ひとまず、日本語で話しあえる段階である程度アイデアを練ってから臨まないと、最大公約数的なものにしかならないような気がして怖い。明日は大学に十時集合。

夜は、タタミプロジェクトのフライヤーの詰めと、三種類の畳の色調整。

そして今は、院生室のプリンタでポートフォリオを増刷中。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする