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日ごとの思いを書きとめたいのです

重症化

2013-02-23 11:34:24 | 日記
活字中毒重症化ナリ

ヒマを持て余しているというだけのことかも知れないが・・

3週間くらい前、買ってきたこの本を読み終わった。

「消失者」 堂場舜一
人情もからんで、面白くて一気に読んだ。
主人公は、息子の親離れが始まって少し寂しく感じている。
またまた、「ウンウン、しょうがないんだヨ」と感情移入しつつ読む。

新しく買った本は全部読んでしまったし、さてどうしよう。と思っていた時です。
10日の日曜日、NHKで「蝉しぐれ」の再放送をやっていた。
このNHKのドラマは、とても良くできていた。
もう一度見てもいいなと思って、その再放送を見たらば、本の方もまた読み返したくなった。

早速その日のうちに読み始める

もう、何度も読み返しているのに、読み始めるとすぐに引き込まれる。

読み終わって、本当に完成度の高い小説だな~と改めて思った。
涙が出そうなところは、何度読んでも涙がこぼれそうになる。

つづいて藤沢周平の本が読みたくなる。
「あ、始まったナ」という感じです。
何かのきっかけで藤沢周平の本を1冊読むと、その後、藤沢周平の本を次から次と読むようになるのです。
1年か2年に1度やってくる「藤沢周平ハリケーン」(?!)
手持ちの本を読むので、お金はかかりません。

そうして、「蝉しぐれ」を読み終わってから、4冊読みました。

「ささやく河」
「夜の橋」
「闇の穴」
「闇の梯子」
「ささやく河」以外は短編集です。
ライブへの行き帰りの電車の中や、時間調整の待ち時間に読むのに短編集はちょうどいいです。

この4冊、藤沢周平の魅力がたっぷり味わえる4冊です。

今、藤沢周平を小休止して、西村京太郎を読んでいます。

「麗しき疑惑」 西村京太郎
これも短編集
“400を超える短編から精選された自選集第二弾”だそうです。

西村京太郎の本は、うずたかく有ります。
以前、浜松町に通っていた時、行き帰りの電車で読む本を、休みの度に古本屋でアレコレ調達していました。
西村京太郎さんの本は通勤の車内で読むのにうってつけだった。

裏表紙をめくると、右隅に古本屋さんが書いた値段がついています。

この「麗しき疑惑」は、250円。
定価が570円だから、やっぱり安い。
西村京太郎さんの本は、全部古本屋で買ったものです。

西村京太郎さんの本は、活字中毒の私にとって、とんぷくの薬のような物です。
活字中毒の禁断症状が出たら、とりあえず京太郎さんの本を1冊手に取ります。
たくさん有るから、1巡する頃には最初に読んだのを都合よく忘れてる。

ホント、もう、たんなる活字中毒としか言いようがない。

この「麗しき疑惑」を読み終わったら、また藤沢周平にもどるつもりで、本棚から5、6冊物色して持ってきてある。


駅前に有った2軒の古本屋さんは、無くなってしまった。
「BOOK OFF」も近くには有りません。
ライブで降り立った駅前に大きな「BOOK OFF」のお店があると、いいな~と羨ましい。

ライブ中毒で・・・
活字中毒で・・・
どうするんダ!?アタシ!

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