街へ野へ

日ごとの思いを書きとめたいのです

オンリーユー

2011-03-10 05:38:38 | 日記
日曜日の夜、テレビで「ゼロの焦点」をやっていいたので、何となく見始めた。
2時間ドラマかと思って見ていたら、映画だった。
たしかに、昭和30年代の映像はドラマより手をかけているように見える。
その中で、プラターズの「オンリーユー」が使われていた。

それで今夜はもう一度聞いてみようと思ってYouTube。
いつ、どこで聴いたという記憶も無いのに、憶えていて何だか懐かしい曲。
あの歌声をもう一度じっくり聴いた。

それから、PP&M(ピーター・ポール&マリー)が聴きたくなって、
500MILES
TELL IT ON THE MOUNTAIN(山の上に告げよ)
PUFF(パフ)
BLOWIN'IN THE WIND(風に吹かれて)
WHERE HAVE ALL THE FLOWERS GONE(花はどこへ行った)
その他

時々PP&Mが聴きたくなって、こんな風にお家ライブ。
その昔、「PUFF」が好きだった。
その昔、歌で世界が変わるのかもしれないと思っていた。

日本ではフォークソングが誕生。
「山谷ブルース」
「チューリップのアップリケ」
「自衛隊に行こう」
「イムジン河」etc.
何かが変わる、変えよう、そんな思いで熱く歌われた歌の数々。

WHERE HAVE ALL THE FLOWERS GONE(花はどこへ行った)
この曲を日本語で初めて聴いたのは、テレビで雪村いずみが歌っていた映像だった。
アメリカから帰ったばかりの彼女が、アメリカでこの歌が生まれ、歌われている状況を語り、原語の歌詞をそのまま訳した歌詞で、気持ちを込めて歌った。
目には涙が浮かんでいた。
私は心を打たれた。涙があふれた。
この歌詞が何かの雑誌に載っていたのを見つけて切り抜き、長いこと持っていた。

しかし、この同じ歌詞でこの歌が歌われるのを、2度と聴くことは出来なかった。
この歌詞の文字も2度と何処にも載ることは無かった。
「花はどこへ行った」という歌として日本で歌われるようになった歌。
歌詞から、大事な何かが抜き去られていた。
同じ歌のようであって、同じ歌ではなかった。
シャラッと、明るく、楽しく歌えるような歌になってしまっていた。
そして、そんな風に多くの歌手が、みんなが、歌っていた。

ピースバッジは日本ではグッズになった。
「ニコちゃんマーク」とか呼ばれたりして、「可愛い~」とみんなよろこんで身につけた。

何を言いたいの?って?
ホラ、このブログのサブタイトル、
「日毎の思いを書きとめたいのです」とか何とかあるじゃない。
それ、それ。