私はずるくないと思う＠スポーツ推薦

「高校でスポーツ推薦のある学校は中学受験の志望校の選択肢に入れない」
と言った知人の息子さんは、高校でスポーツ推薦が実施されている学校に入学しました。
どうやら、勉学ではなかなかぱっとしたものが残せない様子でしたが部活動では大活躍の様子。
「勉強はだめだから、スポーツで大学に進んでくれたらそれでもいいわ」
と言いふらしていました。

ところが、その息子さん、高校進学前に部活動をやめて、外部受験のための塾に通い始めたらしいのです。
中学入試の際に残念だった学校が忘れられなくて、高校募集に賭ける！・・・・と言うなら話はわかりますが、聞くところによると「もっと上を目指す！」と言って最難関校受験の塾の入塾試験をうけたそうですが、入塾を許されず、結局短期間補習塾に通って、その後は家庭教師で外部受験を目指したそうです。

結果、すべて不合格となりそのまま高校に進級したそうです。
その後、活躍していた部には戻れず、他の運動部に入ったそうですが、数ヶ月単位で入部、退部を繰り返している・・・・とのこと。
すべてスポーツ推薦でその学校に子どもが入った保護者に聞きました。

「子どもも見栄っ張りだし、親も見栄っ張りだし、あの家はどうしようもないわね！」
と今では外部受験も周囲に知れるところとなり、厳しい評価を受けているそうです。



「スポーツ推薦はずるい」
と言って、他の人の努力を認めようとしない親の元で、「一発逆転」を狙い続けてうまく行かない息子さんは、これからどうなるのか・・・・と余計なお世話ですが心配になります。
夫にそう言うと
「残された道は大学受験だろう、そこで起死回生の満塁ホームランを狙っているんだよ」

そうしたら、
「うちの○○、予備校に通っているの、お宅はどこの予備校？」
と知人から電話がかかってきました。
「うちは部活バカだから部活のあるうちは予備校なんて通う時間ないわ」と答えると
「だめよ～、スポーツで大学行くわけじゃないんでしょう、勉強させなくちゃ」
大きなおお世話です。
でも、主張としては元にもどったんですね、スポーツ推薦はズルイ、と・・・・。