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2023年09月16日 | 第五章 和解と平和
井の中の蛙から立ち直りたいです。私も含めてだいたい人間は、自己中心です。自己中心というのは「ナショナリズム」なわけです。もちろん「自己中心」でなければ、一人で生き延びられませんから駄目だとはいいません。
自分が属する集団にもそれが向いてい行くのが普通で、また、同じような好みを持つ集団に対しても親近感を密接に持つようになり「つながり」とか「きづな」とか好印象を与える単語とともに雰囲気が醸成されて、愛国心、愛校心、愛社精神となるわけです。宗教や、人を愛することにもこういった心理作用は働きます。

別に否定はしませんし、よくないとも思いませんが、何事も「中庸」が肝心です。偏ると災いを生みます。自己肯定が強くなりすぎると必ず仮想敵を見つけて、他者否定が始まるのです。「感情」が「思考・意識」を支配しますので、偏ったナショナリズム、自己中心を生んでしまいます。仮想敵にされた側は同じ土俵で対抗して「自己肯定・他者否定」を行います。こういう対抗手段がたやすいし、周囲の目(馬鹿にされたくない)、同じ志向の仲間からの支持が得やすいのでやってしまいます。

人間の英知は、この愚かさを越えようと様々に努力してきました。なぜなら、「自己肯定・他者否定」を同じ土俵で利害が対立した者同士が使って競い合うと結局「喧嘩」「暴力」「戦争」となって、勝者・敗者・周りの者、いずれにせよ、精神的に深い傷を負うようになってしまうからです。

哲学者はソクラテス、仏陀の昔からこの人間の「核」をどう生きるとみんなが幸せになれるかを追究してきたのです。私は、対人関係における理性的なあり方としての、周囲との協調、民主主義を行動規範として最も現状では優れていると感じていますし、その在り方を模索しています。

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