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韓国軍:元捕虜117人、北朝鮮の炭鉱地域3カ所で生存

2013年05月01日 09時47分35秒 | Weblog
韓国大手紙・朝鮮日報13年4月29日記事抜粋
 韓国戦争(朝鮮戦争)当時の韓国軍捕虜が、北朝鮮の咸鏡北道にある三つの炭鉱地域だけで、現在117人生存しているとの情報があることが4月28日までに分かった。
 第18代国会議員(任期2008年4月-12年4月)を務めた東国大の朴宣映(パク・ソンヨン)教授はこの日「北朝鮮関連の消息筋を通じ、咸鏡北道地域の韓国軍捕虜たちの生存の有無について調査を行ったところ、昨年2月現在、生存している捕虜117人のリストを確保した。しかし高齢である上、長期間にわたる炭鉱での労働などによって健康状態が悪化しているため、調査時点以降に死亡した人もいると推定される」と語った。
 朴前議員は4月30日、117人のリストや居住地域について公開するとともに、政府レベルで対策を講じるよう求める意向だ。
 本紙が朴前議員を通じ入手したリストによると、捕虜たちは今年2月現在、咸鏡北道セビョル郡の古乾原、ヨンブク、下面の三つの炭鉱周辺地域で生存しているとみられるという。リストには名前だけでなく、かつて働いていた炭鉱や、現在の居住地なども記されているとのことだ。
 北朝鮮を脱出し韓国への帰還を果たした元捕虜たちは本紙の取材に対し、リストに記載されている人たちが実際に捕虜だったと証言した。元捕虜のAさんは「同じ炭鉱で働いた人や、戦争(韓国戦争)当時に同じ部隊に所属していた人もいる」と語った。またBさんも「この(リストに掲載されている)人たちが生存しているとは驚いた」と話した。
 リストに掲載されている捕虜たちは1953年の休戦直後、咸鏡北道の炭鉱に送られ、30-40年間働いたという。現在は高齢のため働かず、炭鉱周辺の村で暮らしているとみられる。かつてセビョル郡に住んでいた脱北者のイ・ヘギョン博士は「韓国軍捕虜たちが暮らしている地域は、北朝鮮の人々も簡単に出入りできない。四角形の家が密集しているため、この集落を『四角村』と呼んでいた」と語った。
 韓国政府は、北朝鮮を脱出し韓国に帰還した元捕虜たちを通じ、北朝鮮で生存している捕虜の数を500人程度と推計しているが、元捕虜たちが高齢のため、証言を100%信じるのは困難との理由で、リストを公開していない。
 朴前議員は「北朝鮮が韓国軍捕虜を抑留しているのは、捕虜を送還するよう定めているジュネーブ条約に違反する。休戦から60年もの間、この問題を放置している韓国政府も職務を放棄していることになる。生存している捕虜は直ちに送還させ、死亡した人たちも遺骨だけでも取り戻すべきだ」と指摘した。
 国防部(省)の関係者は「(朴前議員が入手した)リストが公開されれば、政府が把握している捕虜のリストと照合する」と話した。同部によると、1990年以降に韓国に帰還した元捕虜は80人で、このうち51人が生存しているという。





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