シニア花井の韓国余話

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「賄賂」で穴の空いたテロ防止装備納品

2012年06月16日 20時01分54秒 | Weblog
韓国大手紙・ 東亜日報12年6月15日記事抜粋
爆発物処理ロボットやX線透視機などの対テロ装備を担当する警察、軍人、空港公社の幹部など現職の公務員が、特定業者から億ウォン台の賄賂を受け取り、納品契約を集中させていたことが明らかになった。国民の安全のために、服務すべき警察と軍の幹部が、海外派兵将兵と市民の命を担保に利益を得ていたのだ。
警察庁知能犯罪捜査隊は6月14日、対テロ装備製造業者のC社が警察納品業者に、選定されるよう取り計らった見返りに、06年から昨年まで、同社の代表オ氏(48)から42回にわたって、1億870万ウォンを受け取った容疑(収賄)で、ソウル陽川(ヤンチョン)警察署のパク警監(49)と共犯のイ氏(49)を逮捕したことを明らかにした。パク警監は、同期間に警察庁対テロセンターの契約を担当し、犯行を行った。
警察は、「オ氏がパク警監を 対象とし、定期的に接待をし、小遣や休暇費の名目で金を渡した」とし、「パク警監は、対テロ装備随意契約の条件などの情報を教え、オ氏が落札するよう助けた」と説明した。
国内屈指の対テロ装備業者のC社は、警察だけでなく公企業幹部や軍将校などに対しても、金品のロビー活動をしたことが捜査の結果、明らかになった。警察によると、韓国空港公社運営保安室チーム長級のチョ氏(44)と海洋警察庁のパク警監(46)は、C社からそれぞれ数百万ウォン相当の金品と供応を受けた容疑で書類送検された。C社は、元陸軍大佐のチョ氏(61)をブローカーとして雇用し、対テロ装備の入札に関する軍内部の情報を入手したりもした。
警察は、「必要物品の情報を公開し、最低価の落札をする通常の納品方式と違って、対テロ装備は保安上の理由で、製品の仕様などの情報を公開せず、必要装備を作る能力がある業者を選んで随意契約を結ぶ」と説明した。納品業者は、警察や軍が導入しようとする装備の情報を事前に知り、条件を備えた製品を作らなければ契約を取ることができないため、内部の情報に明るい前現職公務員をブローカーとして、雇用するのが慣行だった。
警察は、C社が装備の性能審査をする慶尚道(キョンサンド)地域の国立大学教授2人と国軍機務司令部出身の領官級軍幹部ら14人にも、納品の過程で特典を受ける見返りに、金品を渡した情況をつかみ、捜査を拡大している。






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