韓国大手新聞 朝鮮日報14年10月2日記事抜粋
韓国市中銀行の海外支店の約15%が、放漫な経営や能力不足により昨年損失を計上したことが分かった。
金融監督院が10月1日までに与党セヌリ党のシン・ドンウ国会議員に提出した資料によると、市中銀行が海外に置く150支店のうち21支店が昨年赤字を計上したという。最も経営状態が不健全だったのは韓国産業銀行のブラジル支店で、4007万ドル(約43億6000万円)の損失を出した。返済が3カ月以上滞った融資の割合が全体の56.86%に達したためだ。韓国国内の市中銀行の平均(1.7%)に比べ格段に高い。同支店は投資の失敗なども重なったが、ソウル本店の増資を受けかろうじて閉店を免れた。
また、支店長の横領が発覚した国民銀行の東京支店は5433万ドル(約59億2000万円)の損失、ウリィ銀行のシンガポール支店は2204万ドル(約24億円)の損失をそれぞれ計上した。
海外支店の損失は放漫経営が原因だ。各銀行が金融監督院に提出した内部監査資料によると、全ての海外支店が平均5件以上の指摘を受けており、その中には行員の不正・汚職に関する指摘も多く含まれていた。
パク・ユヨン記者
韓国市中銀行の海外支店の約15%が、放漫な経営や能力不足により昨年損失を計上したことが分かった。
金融監督院が10月1日までに与党セヌリ党のシン・ドンウ国会議員に提出した資料によると、市中銀行が海外に置く150支店のうち21支店が昨年赤字を計上したという。最も経営状態が不健全だったのは韓国産業銀行のブラジル支店で、4007万ドル(約43億6000万円)の損失を出した。返済が3カ月以上滞った融資の割合が全体の56.86%に達したためだ。韓国国内の市中銀行の平均(1.7%)に比べ格段に高い。同支店は投資の失敗なども重なったが、ソウル本店の増資を受けかろうじて閉店を免れた。
また、支店長の横領が発覚した国民銀行の東京支店は5433万ドル(約59億2000万円)の損失、ウリィ銀行のシンガポール支店は2204万ドル(約24億円)の損失をそれぞれ計上した。
海外支店の損失は放漫経営が原因だ。各銀行が金融監督院に提出した内部監査資料によると、全ての海外支店が平均5件以上の指摘を受けており、その中には行員の不正・汚職に関する指摘も多く含まれていた。
パク・ユヨン記者