よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録4049(こぎつね座 M27亜鈴状星雲)

2024-05-20 01:00:00 | MC天体
こぎつね座 M27亜鈴状星雲

130PDS+ASI715MC+赤道儀化AZ-GTiシリーズ
*130PDS:口径13cmニュートン反射望遠鏡
*ASI715MC:ZWO社が昨年11月発売した1/2.8インチCMOSカメラ。ピクセルサイズが1.45μmと小さく、このサイズで3864x2192ピクセルの解像度を持つ。

画像イ、1分露出48枚のスタックFitsファイルをASIAIR本体のソフトで処理、写真アプリでトリミング・調整

画像ロ、本体ソフトでアノテーション

画像ハ、ライブ終了時の画面
鉄アレイに似ていることから、亜鈴状星雲と名がついたM27。英語でもそのままダンブル・ネブラ。距離1235光年にある惑星状星雲。

北東の空での130PDS最後の目標天体。2日間チャレンジしてみた。今回の観望はどんな風に写るかとSeestarで見えていた直角状の淡いフィラメントが見えるかの確認。とりあえず目標は達成できた。しかし問題多発だったので、以下長い覚書。

覚書)
1、自動導入できなかった。
長いプレートソルブを経て英語で『自動導入失敗』と表示される。これまでは失敗しても中心に導入出来ないだけで、画角内に捉えていることが多かったが影も形もなし。ライブスタックに入って全く写らないので導入されてないことに気づく;^^)何度かやり直し、最終的には、はくちょう座アルビレオ導入、M27の直ぐ上のこぎつね座14番星導入、M27導入でどうにか導入できた。
ライブ終了時に、星図画面に戻ると・・・
画像ニ
ライブ画面では中央付近に見えていたが、かなりズレている。M13、M92、M57でも同じ傾向ででていた。

2、ガイドが荒れる。
ガイドは、3"以内、3枚撮るとデイザーがかかる設定。調子が良い時は大体2"以内だが、結構10"以上にずれることも多かった。画像イで星が流れているのが私でもわかるレベル。AZ-GTiのキャリブレーションやりなおしたが改善せず。極軸アライメントしなかったから?バランスあってない?130PDS重すぎる?心当たり多くて原因不明。(^^;
念のため、ASI StudioのDeep Sky Stackに、48枚を読み込むと、まともなのは、20枚でした。;^^)雲で写ってない。星が二重に写っている・・・など。まともな20枚を再スタックして、SiriLで画像処理。
画像ホ(かぶり処理のためトリミングあり)

逆畳み込み処理しているので、星像はこちらが綺麗だが、色は負けてる?
Seestarにも相変わらず負けてるし;^^)・・・(星見娘19)

画像へ、iステラHDによる観望位置


ついでにM57もDeep Sky Stackで再スタックしてStriLで再処理。(こちらは、30秒74枚すべてを再スタック)
画像ト
こちらは、SiriLの方が良かったかな?
同じ枚数ならSiriLが上かも
でもあの酷い画像をスタックして、それなりに見せてくれるZWOの画像処理技術凄いわ。

しかし、いずれも中心星は写らず;^^)
一人前への道は未だ遠い・・・

これで北東の空のテストは終わり、南天の銀河だ!と思ったら、上弦をすぎたのでこれからは月夜。しかも1週間は曇り予想。また晴れたら頑張る;^^)
しばらく、FMAI35で北東の空です。

撮影情報
2024年5月16日・17日午後11時半頃
メダカベヤ観測所
こぎつね座 M27/NGC6853 亜鈴状星雲/ダンブル・ネブラ
主鏡 130PDS+ASI715MC+CBPフィルター+UV IRCutフィルタ一
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain35(M)、1分露出48枚のライブスタック
ダーク・フラット・バイアス補正あり
Deep Sky Stackで20枚をスタック、SiriLで画像処理(画像ホ)
写真アプリでトリミング・画像調整等


よしべ~の業務報告
2024-05-19
朝から雨
ということでSiriLで画像処理の練習
1、北アメリカ星雲とペリカン星雲


2、網状星雲