2005/10/28 朝撮る。
・椿(つばき)科。
・開花時期は、 6/ 5頃~ 7/10頃。「椿」とはいえ、梅雨の頃に開花します。
・すっきりした白色がきれいな花です。5枚の花びらの縁(ふち)には、こまかいギザギザあり。
・花の形が椿によく似ていて、夏に開花することから「夏椿」。
・幹はすべすべしている。
・よく「沙羅双樹」と呼ばれるが、釈迦(しゃか)が亡くなったときに近くに生えていたことで有名な「沙羅双樹」(平家物語の、”祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を現す”で有名)は、全く別の熱帯樹のこと。「沙羅双樹」は日本の風土では育たない。
では、なぜ夏椿がこの「沙羅双樹」に間違われたのか・・・。 昔、ある僧侶が、仏教にゆかりのある沙羅双樹の樹は日本にもきっとあるはず、と山に入っていろいろ探したところ、夏椿の木を見て「これが沙羅双樹だ!」と思い込み、それを広めたため、との説がある(ちなみに、釈迦が悟りを開いたことで有名な木は 「インド菩提樹(インドぼだいじゅ)」)
・別名 夏椿
・似ている花 山茶花 薮椿 寒椿 英彦山姫沙羅
(説明は季節の花300)