11-9-12 A氏の力作「北国街道二十二宿」が完成した。「中山道の旅(全6巻)」に次ぐ、第二弾の力作だ。思い出がいっぱい詰まった、汗をかかなければ出来ない、貴重な作品だと思う。A家における家宝がまた増えた。
11-9-12 A氏の力作「北国街道二十二宿」が完成した。「中山道の旅(全6巻)」に次ぐ、第二弾の力作だ。思い出がいっぱい詰まった、汗をかかなければ出来ない、貴重な作品だと思う。A家における家宝がまた増えた。
五智国分寺三重塔 欄間彫刻 見事。
北国街道歩き(最終回) 日本海に向け、北へ北へ
第一日目(平成23年5月22日) 関山宿から二本木宿へ
【残雪の妙高山】
やや冷たい風が、歩くのに心地よい。標高2,454m、越後富士とも呼ばれる。深田久弥の「日本百名山」の一つ。山麓の大斜面はわが国の最も古いスキー場といわれる。
【関山神社】
新緑の中の、静かな神社妙高山の里宮として1818年に建立された。社殿は総ケヤキの権現造り。金比羅さんや弁財天、亀石や座禅石がある。毎年7月に開催される火祭りは、1200年の伝統を守り受け継がれている。
山の天気は変わりやすい。時々、冷たい風が吹き下りてくる。
◎二本木宿 松田旅館に宿泊
第二日目(5月23日) 二本木宿から高田宿(北国街道終点)へ
【賀茂神社】
賀茂神社の創建等の詳細は良く分からないそうだ。ただ、周囲の産土神らしい。銅板で囲われた鳥居や多くの石灯篭は信仰の広さや篤さを示す目安になるので格式の高い神社か。街道沿いに鎮座しているので多くの旅人などにも参拝があったのではないか。
【照光寺】
住職夫人によれば、明治の新井大火で寺の大半が焼けてしまい、残ったのは欄間の彫刻(言い伝えによれば、左甚五郎作とか)と鐘つき堂のみとか。
【東本願寺新井別院】
頸南地方の末門や門徒を支配統轄するために創設された別院は貞享2年(西暦1685年)の開基。境内には親鸞聖人ゆかりの恵信尼の御堂や新井出身の画家・森蘭斎の墓もある。毎年11月には「おたや」が開かれ、賑わいをみせている。
◎高田宿 大手屋旅館に宿泊
【高田城】
徳川家康の六男、松平忠輝の居城として天下普請によって造られた。城地の縄張りと工事の総監督は忠輝の舅の伊達政宗である。
高田城は、高田平野にある菩提ヶ原に築かれた平城である。約230メートルから約220メートル四方の本丸を取り巻くように二ノ丸、南に三ノ丸、北に北の丸を配し、関川、青田川などを外堀として利用した。すべての曲輪に土塁が採用され、石垣は築かれなかった。低湿地に築城されたため排水設備が重視され、城地には現在の技術水準から見ても遜色ない暗渠が張り巡らされていた。天守はなく、1614年に3重3階の三階櫓を建てて天守の代用とした。当時の三階櫓の外観は不明で、江戸城の富士見櫓に似た外観であったと伝えられている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E7%94%B0%E5%9F%8E
桜で有名な高田城。東北大震災がなければ・・・と思ったが、新緑の高田城もまたいい。
第三日目(5月24日) 高田宿より、日本海・直江津へ
【高田の雁木】
大雪の時の生活通路として作られた雁木は、アーケードなどと違って、通路も軒も家々の所有で、各戸で設置・維持される。江戸時代初めに最初の雁木が造られて以来、時には3メートル以上の雪が積もる豪雪地・高田では、雁木も延びていった。
上越市の2000年の調査では、高田の雁木通りの総延長は約16キロ・メートル。市全体では約18キロに及ぶという。
【鉄梯子】備え付けの雪下ろし用の鉄梯子。垂直過ぎて怖いよなー。毎年事故が多く起こるそうだ。
【春日山神社】
山形県米沢市の上杉神社より分霊され、謙信公を祭神に祀った神社。明治23(1890)年に、童話作家・小川未明の父小川晴明によって創建された。
【林泉寺】
上杉謙信の曾祖父長尾重景が、名僧雲英恵禅師を開山として創建。上杉氏後の越後領主堀氏、高田城主松平・榊原氏の菩提所
林泉寺山門
【五智国分寺】 三重塔
天平年間(729~749)に創設された越後の国分寺。1562年(永禄5)上杉謙信の再興と伝わる。1856年(安政3)建立で、高さ25mの三重塔には十二支の彫刻が施され、伽藍は未完ながら県の文化財に指定。本堂は焼失したが、平成9年に再建された。境内には親鸞聖人が流罪生活を送った竹之内草庵があり、自作の等身大の木像が安置されている。
【直江津 居多ヶ浜】
1207年、越後国に流された親鸞は直江津居多ヶ浜に上陸したんだと。この直江津は信州の小学生が6年生の修学旅行で、初めて海を見る浜でもあった。テレビがない時代、初めて見る海に皆感動したものだ。その時と同じように海水を少し舐めてみた。
第5回目の旅(最終回)を終えて
・歩いた距離
5月22日(日) 12,871歩 9,07Km
5日23日(月) 31,370歩 21,96Km 早朝散歩3,867歩 2,60Km
5日24日(火) 18,164歩 12,71Km 早朝散歩5,083歩 3,56Km
・良かったところ
妙高山
新緑・大自然
歩きやすい天気、気温
高田本町通りの司寿司(大手屋旅館の紹介)と大手屋旅館の朝食
次回は、来春、桜咲く季節、
「日本横断(尾張・信濃・越後)・塩の道」に挑戦できるか?じっくり検討。