若者達はこの冊子を持って突然現れた。
彼らは東京理科大学「まちづくり研究所」
ここ小布施に来てまちづくりの研究をしておられるのです。
さわやかな礼儀正しい若者達に
おばちゃんの母性は刺激されるのです。
当社の蔵を見せて欲しいと言う。
おはずかしいですがご自由にどうぞ。
私がひととおり説明をした後
彼らは蔵の中でいろいろ測り始めた。
メモをとりつつ写真を撮りつつ
1日蔵の中で過ごしておられました。
彼らのもってきた冊子をパラパラと読んでみる。
道空間の研究やら地域ごとの要素やら
ほ。ほぉ~。
人や物の動きを決める道空間の研究は
まちづくりの基本だということです。
”近代化事業の対象から外れてきた道(拡幅、舗装など)は
人が歩き、立ち止まって話をする交流の場としての
「生活の場」であり続けてる。
それらを調査分析し、道空間を「もてなしの空間」や
「地域との交流の場」として考えていく”
そうです。
そういえば子供の頃は舗装されていない畑の中の道は
まさに生活の場だったっけ。
友達の家へ行く近道だったり
時には遊び場だったり
更に彼らは「まち歩きワークショップ」を開催して
小学生達と「町遺産発見」なんてこともしています。
こんな活動をとおして
子供達にも地域を愛する種をまいていくっていいなぁって思います。