先日、競泳日本代表の選手で、白血病が一年前に発症した方のその後のドキュメンタリーをTVで観ました。彼女はたった一年で闘病生活から復帰し、ジムでトレーニングを開始し、そしてとうとうプールで軽く泳ぐことまで出来たという、その時の彼女の笑顔に感動しました。残念ながら、その直後、コロナウイルス感染拡大の為、屋外でトレーニングを続けられなくなりましたが、彼女は今も家の中で続けているそうです。自分のこれからの使命としては、病気の人に回復の希望を与える為に自身も頑張りたいと、また、新型コロナだけでなく、その他の病気と闘っている人もいることを覚えていてほしいとも言っていたのに感銘を受けました。誰でも病から回復したいという思い、それが難病であっても、諦めずに前向きに闘病される方々にとって、彼女の発信により、どれ程勇気づけられることでしょう。
先月、アメリカの実話を基にした映画を観ました*。あらすじは、主人公の小学生の女の子が突然腸の難病を患い、物凄い痛みに日々苦しむも、その原因も分からず治療法もなく、家族は飛行機でテキサスからボストンまで権威ある小児科専門医に通いますが、治る兆しもなく、経済的にも追い詰められます。その家族はクリスチャンで、家族皆で教会に通っていて、家族は必死に神様に癒しを祈りますが、その母親は神に求めても無駄だと信仰を一度諦めます。ある日、その子が(おそらく白血病で)入院治療中の同室の女の子に「死ぬのが怖い?」と尋ねます。そして、「イエス様が共にいるから、怖くないわよ」とその子に説明するのです。その後、主人公の女の子は家にいる時に木から転落し、一度死にかけましたが、なんとその難病もその時に治ってしまったのです。彼女が言うには、意識を失っている時、一度天国に行ったのだけれど、地上に帰れと神様に言われたと言います。もちろん、それを信じる、信じないは個々人の自由です。むしろ私が感動したのは、その子が生き返ったこと以上に、その後同室だった子が死んでしまったのに、その父親が神を信じたという告白でした。普通だったら、子供が癒されれば信じそうなものですが、この同室の子の父親は当初、「宗教の話をうちの子にしないでほしい」と、主人公の母親に言った程でしたが、その後、自分の娘がイエス・キリストを信じて、死を恐れずに、安らかに亡くなっていった様子を見て、神はやはりいるのだと信じたということに、感動しました。
人は病気になり、ある人は助かり、ある人は亡くなります。それがなぜなのかは私たちにはわかりません。誰でも懸命に努力して、復帰できれば素晴らしいことです。では、亡くなってしまう場合には希望はないのでしょうか。私は、この同室の天国に安らかに召されていった少女のこと、そしてその父親のことを知り、少女の死自体は父親にとって想像を絶する悲しみであり、慰めが必要ですが、この死は絶望に終わらず、父親の人生を全く変える力が現わされたと思います。そして、この映画を観た多くの人々に、特に病気の家族を持つ人々にとって、たとえ病が治らなかったとしても、希望を与えると思います。その希望とは、イエス・キリストを信じて、生きている間に起こりうる様々な困難なことに対して、全ての悲しみも、苦しみも、神様の不思議な仕方により、信仰により乗り越えられること、そして天国でも命が続くという希望です。神様は真実な方ですから、無意味に私たちに苦しみや悲しみを与える方ではありません。なぜなら、神様は私たち一人一人を大切に思っていて、愛しておられる方だからです。ただ、神様の考えていること、その計画は私たちには理解を超えます。わからなくとも、その真実であることは、このような多くの人々の証から、立証され、励ましが与えられることが本当に感謝です。
新型コロナウイルスにより、多くの人々が命を失い、アメリカでは子供たちが新たな病気にかかっているそうです。家族を失われた方々に深い慰めと、いつか希望が与えられるように、今闘病中の方々が癒されるように、日々祈り続けます。
「あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。 」 Ⅰコリント10章13節
*”Miracles from Heaven” (「天国からの奇跡」), アメリカ, 2016, Columbia Pictures Ind.
先月、アメリカの実話を基にした映画を観ました*。あらすじは、主人公の小学生の女の子が突然腸の難病を患い、物凄い痛みに日々苦しむも、その原因も分からず治療法もなく、家族は飛行機でテキサスからボストンまで権威ある小児科専門医に通いますが、治る兆しもなく、経済的にも追い詰められます。その家族はクリスチャンで、家族皆で教会に通っていて、家族は必死に神様に癒しを祈りますが、その母親は神に求めても無駄だと信仰を一度諦めます。ある日、その子が(おそらく白血病で)入院治療中の同室の女の子に「死ぬのが怖い?」と尋ねます。そして、「イエス様が共にいるから、怖くないわよ」とその子に説明するのです。その後、主人公の女の子は家にいる時に木から転落し、一度死にかけましたが、なんとその難病もその時に治ってしまったのです。彼女が言うには、意識を失っている時、一度天国に行ったのだけれど、地上に帰れと神様に言われたと言います。もちろん、それを信じる、信じないは個々人の自由です。むしろ私が感動したのは、その子が生き返ったこと以上に、その後同室だった子が死んでしまったのに、その父親が神を信じたという告白でした。普通だったら、子供が癒されれば信じそうなものですが、この同室の子の父親は当初、「宗教の話をうちの子にしないでほしい」と、主人公の母親に言った程でしたが、その後、自分の娘がイエス・キリストを信じて、死を恐れずに、安らかに亡くなっていった様子を見て、神はやはりいるのだと信じたということに、感動しました。
人は病気になり、ある人は助かり、ある人は亡くなります。それがなぜなのかは私たちにはわかりません。誰でも懸命に努力して、復帰できれば素晴らしいことです。では、亡くなってしまう場合には希望はないのでしょうか。私は、この同室の天国に安らかに召されていった少女のこと、そしてその父親のことを知り、少女の死自体は父親にとって想像を絶する悲しみであり、慰めが必要ですが、この死は絶望に終わらず、父親の人生を全く変える力が現わされたと思います。そして、この映画を観た多くの人々に、特に病気の家族を持つ人々にとって、たとえ病が治らなかったとしても、希望を与えると思います。その希望とは、イエス・キリストを信じて、生きている間に起こりうる様々な困難なことに対して、全ての悲しみも、苦しみも、神様の不思議な仕方により、信仰により乗り越えられること、そして天国でも命が続くという希望です。神様は真実な方ですから、無意味に私たちに苦しみや悲しみを与える方ではありません。なぜなら、神様は私たち一人一人を大切に思っていて、愛しておられる方だからです。ただ、神様の考えていること、その計画は私たちには理解を超えます。わからなくとも、その真実であることは、このような多くの人々の証から、立証され、励ましが与えられることが本当に感謝です。
新型コロナウイルスにより、多くの人々が命を失い、アメリカでは子供たちが新たな病気にかかっているそうです。家族を失われた方々に深い慰めと、いつか希望が与えられるように、今闘病中の方々が癒されるように、日々祈り続けます。
「あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。 」 Ⅰコリント10章13節
*”Miracles from Heaven” (「天国からの奇跡」), アメリカ, 2016, Columbia Pictures Ind.