谷沢健一のニューアマチュアリズム

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宮崎キャンプ地雑話(その2)

2007-02-18 | プロ野球への独白
 各キャンプ地は室内練習場が完備されており、南郷も内野のダイヤモンド、投手5人が投球できるブルペン、打撃マシンの鳥籠5箇所、走塁の瞬時反応練習や補強器具のエリアなど、西武らしい合理的なゾーン分けになっている。それを見る者がどのような観点・意欲を持つかで、ひじょうに参考にもなるが、ぼんやり眺めているだけでは何も気がつかないさりげなさである。
 このようなキャンプは、取材も合理的かつ簡潔にできるのでありがたい。西武球団にはコーチとして2年間お世話になったので、馴染みの裏方さんとも思い出話をできたし、期待の新人の岸投手(東北学院大)の能力などもつぶさ聞くことができた。
 帰りには足を伸ばして、串間市の知人を訪ねた。串間は現役時代に6年間ほどキャンプでお世話になったところである。雨も上がったので串間市営球場に行くと、日産自動車硬式野球部が合宿中で練習を行っていた。
 初対面だったが久保恭久監督にもお会いできて、アマ野球の取材もできたのは、思いがけない余禄だった。球場正面やブルペンは当時のままの建物であり、今やプロ野球のキャンプ地とは隔世の感があるが、かつて懸命に鍛錬したところは懐かしい。
 YBCの選手たちも、柏日体高校や東大検見川グランドがそうなるだろうか。それにしても、思う存分に使えるグランドが欲しいものである。