谷沢健一のニューアマチュアリズム

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東京都秋季クラブ大会(その1)

2005-09-10 | 西多摩倶楽部戦記
 東京都秋季クラブ大会の第3日目。西多摩倶楽部はシードされていたので、ようやく今日が初試合。相手は古豪・熊谷組の流れをくむ名門チームの熊球クラブ。当然、エース金森君を先発させた。結果は、こちらの打線が好調で、16-1で勝利した。中盤に大差がついたので、前半に攻撃あるいは守備に活躍した選手を交代させることができた。その起用に応えて濱谷君は2安打を放ってくれた。このように準レギュラーとレギュラーとの間に差がほとんどなくなってきたのは嬉しい限りである。25人ベンチ入りして18人が試合に出場したのは、昨年秋の対全府中戦以来だろう。チーム全体の勝利というのは快かった。
 心に残ったのは、公式戦で初めて先発出場した宇野澤君である。2打席凡退したとき、インコースの球につまって折れたバットを、さらに股でへし折って悔しがっていた。こういう選手は絶対に伸びるはずだ。かつて中日の2軍で悔しがってバットを折っていたブライアント選手を思い出した。彼はシーズン途中で近鉄にトレードされ、なんとその年のホームラン王になったのだ。期待しているよ、宇野澤君!
 6回裏、13-1になって熊球クラブの攻撃の時だった。一瞬、耳を疑うことが起きた。敵のベンチからどっと哄笑が響いた。「う~ん・・・」と思った。確かにアマチュア野球の根底は、野球を楽しむことにあるとはいえ、その「楽しさ」は真剣に競技している中で生じるものである。けっして笑いや滑稽を伴うものではない。ゲームが中断しているときならいざ知らず、自チームの選手が打席で構えているのである。じつに残念だった。

5 コメント

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Unknown (谷沢健一)
2005-09-14 22:54:30
satoちゃんへ

 本格的にテニスと向き合っていますね。きっと親の熱意が子に伝わりますよ。親が一生懸命になっている子は、うちの選手でも、私から何かを吸収しようとする向上心が旺盛ですね。
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Unknown (谷沢健一)
2005-09-14 22:39:59
寅さんへ

 「真剣な笑い」この一語ですね。
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それぞれの意識 (satoko)
2005-09-13 13:19:35
全ての試合に言えることですが、どんな試合でも、一人一人が真剣に戦っている姿というのは、観ている方も面白いですし、何よりも緊張感が伝わってきます。一人一人の意識がとても大切であるように思われます。



家の娘がテニスを始めたのですが、ジュニアであるのに、一人一人の意識が高く、まだまだ小さいキッズ達も決してスクールの時にわがままを言ったり笑ったりする雰囲気でないことを察して、真剣に取り組んでいます。そこは、中学で全国レベルの大会に出る子も多く、プロを意識しているスクールだけあって、私たち母親にも口調はきつく、食事のことまで言ってきたりします。しかし、その分母親も意識が高く、いつかここから本当に世界に通用するプロテニスプレーヤーが出るのではと期待しています。そのコーチがプロテニスプレーヤのご夫婦なのですが、自分たちのスクール生を○○軍団と名付けて、HPを持ち、ブログをかき、スクール生がBBSやコメントを使ってコーチに聞きたいことや、アドバイスを求め、それにコーチが適時にメッセージを送り、調子の悪い人には、日頃の練習を怠らないようにメッセージを送ったり、大会で優勝した選手がいたら、みんなに報告し、東京に転勤になってしまっていなくなったジュニアもその後、東京でのテニスでの活躍をブログにのせ、コーチ自身も海外のジュニアの試合に出向いては、写真付きでみんなによりよい練習方法をアドバイスしたりして、よりチームの活性化をはかっていて、とてもいいと思います。そのページも今度参考に観てみてください。こういうブログを使って、スタッフと選手が一体となって意識や理解を高めていくことが出来ると思います。
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Unknown (Unknown)
2005-09-13 09:54:05
クラブ大会優勝なさったんですよね。おめでとうございます。所用がありまして、応援に行かれず残念でした。谷沢さんのブログをいつも楽しみにしています。大会の様子ぜひアップしてください!
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真剣勝負 ()
2005-09-11 17:09:31
点差的には「笑うしかない」状況ですが、真剣勝負の場所には相応しくないですね。負けて流した涙も、野球の楽しさの一つに数えてよいのではないでしょうか?マゾ的かな?

ここ最近の高校球児は負けてもニヤニヤしている輩が多く、残念な気がします。



星野仙一さんのような熱い人が好きです
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