谷沢健一のニューアマチュアリズム

新ドメインに移行しました。

対明治学院戦 試合前

2005-08-11 | 西多摩倶楽部戦記
 8月7日、明治学院大とのオープン戦を行った。大学との練習試合は、立教大、東京情報大に次いで3校目である(なお、母校早稲田大はこちらが申し込んでも思わしい言葉が返ってこない)。今、明治学院大は栃木の白鳳大と共に注目されている。それは今年、プロ野球OBが監督に就任したからだ。しかし、申請先の大学野球連盟からは許可がおりていない。白鳳大は、地元出身の藤倉一雅氏(元阪神内野手→ロッテ2軍コーチ)と浅野啓司氏(元ヤクルト投手→巨人)。明治学院大は同大学OBの森山正義氏(元阪神外野手→ロッテ)である。
 ちなみに、藤倉氏は親子2代にわたるプロ選手で、ジュニアオールスターで11回満塁サヨナラヒットを放ちMVPを獲得したこともある。浅野氏は巨人キラーで名をはせた理論派投手。全盛期のONをぴしゃりと抑えて、ヤクルトファンを熱狂させた。森山氏は学生時代に全大学リーグ最多の通算26本塁打を放ったスラッガー。
 さて、試合は11時からだが、集合は9時。グランドはJR戸塚駅から車なら15分と聞いて、いつものように、携帯サイトの乗換案内で調べると、湘南新宿ラインで新宿から44分。だが、万に一つも遅刻しないように、本数の多い東海道線に切り替えて東京駅から乗車した。
 いつもこんな調子で電車を愛用しているのだが、時々、口さがない人たちはあれこれ言うらしい。そう言えば、江戸川大学市民講座に招かれたとき、小林至氏(言うまでもないが、同大助教授兼ホークス球団取締役)が「えっ、名球会プレーヤーが電車でお帰りですか!」とびっくりしていたが、けっきょく彼もいっしょに電車で帰途についたのだった。
 現地に到着すると、グランド(整った球場だった)では明学大選手の打撃練習が終わりかけていて、我がチームも外野のほうに集まっていた。さっそく、女子マネージャーの出迎えを受けてロッカールームに案内された。そこは、大学の総合グランドの管理施設(3階建)のようで、各運動部員がひしめき合っていた。
 グランドに行くと、森山監督が(私よりいくらか年下なので、長幼の序を重視する野球人らしく)わざわざ挨拶にきた。「先月、監督になったばかりで指導する時間もないんですよ。試験中は一切練習は禁止でしてね。このグランドも軟式野球部と併用ですよ。」問わずともいろいろ話してくれる。「今は、首都リーグの2部校ですが、大学当局も少子化なのに野球を強化したい意向のようで。しかし、推薦入学制度はないんですよ。」
 また曰く、「私も本職は伊勢屋という団子屋なんですよ、ボクシングの世界チャンピオンだった輪島さんのチェーン店を任されています。」私が「秋季リーグ戦はベンチ入りできるんですか」と尋ねると、「いや、まだ許可が出ないんですよ。」コーチまでは許すが、監督は認めないというのはどうしてだろう?