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クラブチームと独立リーグ(その3)

2007-10-18 | ニューアマチュアリズム
 私は、プロ球界が責任を放棄している部分を、ひじょうに微力であるのを承知で少しでもカバーできたらと考え、まがりなりにも僅かずつ実行しているつもりであるが、同じような思い、似たような思いの人たちだっている。たとえば石毛氏だ。ただ彼が立ち上げた独立リーグは、あくまでプロ球界への「選手資源」の提供という意図のように見えたが、石毛氏が離れた今は、いささか経営形態も変化しているようである。
 先日、四国在住の知人と話す機会があったが、「高知球団の経営が危なくなってましてねー。地元の人間は独立リーグなどにあまり魅力を感じていませんでね。若者が少ない給料で野球だけやっていても碌なことありませんよ。もっと野球を基盤としてでも良いから、社会人教育をして欲しいですね」とかなり辛口の言葉が続いた。このブログにも書いたように、YBCの3月四国遠征の際に、私も少しは現状を把握できたが、まさに厳しい口調であった。
 それは、独立リーグ批判というよりも、そこへ集まる選手たちへの叱責だった。確かにうなずける部分も多く、私は反論せずに耳を傾けるだけだった。YBCの若い選手・スタッフをみても、人間として、社会人として未熟な者のほうが多い。彼らに対しては、事細かな言葉で指導するよりも、年長のスタッフ・選手たちの行動と短く適切な言葉で範を示すやり方をとってきた。
 社会人としての教育はむしろ、土日のYBCでの練習や試合でよりも、彼らが勤務する職場で行われるはずだ。それがどうも不十分なのかも知れない。だいたい、首都圏はアルバイトなど不定期な仕事に就くことをはじめ、生活資金を調達するのは他地域よりもはるかに容易である。そのため、少しでも気に入らないことがあると退団して次へ移るというクラブチームを渡り歩く者が出てくる(そのせいか、できるだけ部費を納めずにいて、けっきょく払わずに他チームへ行く者までも現れる。YBCにも4名もいた。情けない限りだ)。つまり、選手の流動性が高くなるのである。企業では、アルバイト社員の教育まで手が回らないのだろう。
 その点で、他地域は異なるようだ。地方にクラブチームが多いのは、一つには選手が一つの職場に定着する率が高いせいかもしれない。地元企業の正社員や既婚者が首都圏のチームより多いと思われるが、どうだろうか。
 オール高崎の三木部長と話をした際、群馬に来年BCリーグ球団が生まれるというので聞いてみた。「うちからBCへ行くのはいないですよ。プロといっても給料が安いですからね。後の保障もないし、うちの選手の状況から言えば冒険ですよ」
 私は「羨ましいね。三木さんのチームに賭ける想いと情熱は人一倍だからなー。選手たちはそれを肌で感じているんでしょう。また機会を見て試合をやりましょう」といって電話をきった。確かに地方には三木氏のような人が率いるチームは多い。
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