谷沢健一のニューアマチュアリズム

新ドメインに移行しました。

巨人・西武どっちだ?!(その1)

2008-10-30 | プロ野球への独白
 辛くもドラゴンズを退けたジャイアンツ、レギュラーシーズン3位のファイターズに苦しめられたライオンズ。ペナントを制覇した両チームが日本シリーズに臨む。CSプロ野球ニュースでは31日に「大胆予想」を展開する予定だ。番組スタッフに私の予想を告げてあるが、放送前に書くというルール違反を承知で、その内容を掻い摘んでお話したい。
 両チームを以下のように分析した。各ポイントを10点満点で採点し、ローテーションとキーマンを推測して、何勝何敗になるか、占ってみた。
 第1、打撃力は、本塁打数に絞るとL198 vs G177。明らかに数値はライオンズ優位である。しかし、西武のオールスターゲーム以後の後半戦は、22勝23敗3分けの借金1であった。その要因は前半戦打ちまくった2人(ブラぜル=24本塁打、GG佐藤=21本塁打)がで離脱したことだ。ブラぜル選手にいたって後半3本しか打っていない。
 おかわり中村君が後半22本を打って46本塁打でタイトルホルダーになったものの、2人の中心打者を欠いたことが、終盤のもたつきを生んだ。特にGG君の故障と五輪の精神的ショックと技術的低下は痛い。ただし、ペナント制覇に至った団結力とチームの明るさは、シーズン当初の下馬評を覆す力を生んだ。(得点力はG10 vs L9)
 第2、捕手のリードと肩。ジャイアンツは誰もが言うように正捕手の離脱が痛い。ところが、第2ステージで鶴岡捕手が光った。投手陣とコミュニケーションをとる努力も懸命にしたようだが、その必死のリードが阿部不在をマイナスにしなかった。しかし、ドラゴンズの荒木君に盗塁4を易々と献上した。足攻(片岡、栗山、中島、佐藤友、赤田等)をどう封じるか。例えば、クイックが苦手のグライシンガーの時、どうするのか。それも見ものの一つである。やはり、細川捕手に一日の長があり、リードでも冷静な判断力が上回っている。(G8 vs L10)