3月18日(月)午前9時から小学校体育館で令和5年度卒業証書授与式が挙行されました。今年度は、男子6名、女子2名の8名が晴れて卒業されました。
今年度の卒業証書授与式は、ほぼコロナ禍前の規模に戻し、出席者は卒業生、在校生、教職員、保護者、教育長、教育次長、来賓は私と太田議長、教育委員の他に、議員各位、区長各位など村民の皆さんが参列し盛大に開催されました。
▽ 在校生、先生、保護者の皆さんなど参列者の温かい拍手で迎えられた卒業生たちです。
▽ 召田教頭先生の開式の辞で卒業式が始まり、参列者全員で国歌を斉唱しました。
▽ 上條教育長が、皆さんは、ここ生坂小学校で、多くのことを学び成長したことと思います。勉強を始め、運動会、音楽会、修学旅行など数々の学校行事からは、人を思いやることや友だちの大切さ、何かを成し遂げることの大変さや達成感など、きっと多くのことを思い出されていることと思います。
4月からは中学校での新しい生活が始まります。皆さんには、大きな期待とともに、わずかばかりの不安もあることと思います。でも、大丈夫です。この生坂小学校で学び、友だちや先生と過ごした日々を礎にして、自信をもって、元気に中学校に進んでください。
保護者の皆さま、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。日夜温かい愛情を注がれ、今日のこの日をお迎えになられた保護者の皆さまのお喜びは、ひとしおかと存じます。お子様は、この先心身ともに大きく成長する時期を迎えます。一方で、今まで以上に悩むことも増えてくることと思います。悩みを一つ一つ乗り越えていくことが、大人への成長に必ずつながりますので、これからもお子様と強く絆を結び、励ましをお願いいたします。
これまで陰になり日向になり教育活動を支え、子どもたちを温かく、熱心にご指導いただきました校長先生始め、教職員の皆さま、また、日々の子どもたちの成長を願い、温かく支えていただきました地域の皆さまに感謝申し上げます。今後も、今まで同様に、子どもたちにお力添えをお願いいたします。
本日、門出の日を迎えた卒業生の皆さんが、中学校で大きく飛躍することを期待しますなどと教育委員会告辞を述べられました。
▽ 卒業生が担任の栁澤先生に呼ばれ壇上に上がり、宮沢校長先生が、卒業生一人一人に卒業証書を授与しているところです。
▽ 宮沢校長先生が、卒業生の皆さんが、今、手にした卒業証書には、ここ生坂小学校で過ごした今日までの思い出がいっぱい詰まっています。皆さん一人一人の努力はもちろん家族の方々、先生方、そして地域の方々の温かな励ましがあったことを決して忘れることなく 感謝の気持ちを胸に刻んでおいてください。
昨年、皆さんからの「異学年との交流が少ない」の声を受けて、今年「イクサカラットリンタイム」を始めました。先生方の熱意により、全校でレクを楽しむ時間になりました。皆さんはと言うと、一年生との交流を続けてきました。昼休みの6年生の教室を覗く、 一年生が遊びに来ていて、敷居の高さを感じさせない気安さが印象的でした。
その思いで楽しい学校にする、大事な道しるべを示してくれたことに感謝しています。これから中学校へ進学する皆さんに 、自分の持ち味をいかせよ」という言葉を贈ります。
長野県出身の御嶽海関が大関昇進の伝達式で、お礼のあいさつ「口上」で述べた言葉です。「感謝の気持ちを大切に、自分の持ち味を生かし、相撲道に邁進してまいります・・・」御嶽海関の持ち味は押し相撲です。
教室で何気なく、互いの成長を懐かしむ会話が交わされ、微笑ましい場面に同席しました。自分自身をよく知っていると感心しました。皆さん、一人一人に持ち味があります。それぞれの場所で気おくれせずに、持ち味を生かしてください。
それには、児童会活動がうまくできなかった場面で、互いの思いを伝え、具体的に動いて達成感を得られた、あの体験ように、何事も無駄なことはなく、これから出会うすべてを自分の成長の栄養に変えて、自分の持ち味を輝かせてください。
卒業生の皆さん、いよいよ旅立ちの時が来ました。将来、ふるさと・生坂村を愛し、自分の未来をたくましく拓いていく大人に成長することを心より願っています。
結びではございますが、卒業生の保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。一年生に入学した頃のお子様の姿を想い返すと感慨もひとしおであろうかと思います。 保護者の皆様にはこれまでお子さまをいつくしみ、大きな愛情をもって育ててこられたことに敬意を表します。この6年間、本校のためにお寄せいただきました、温かなご支援、ご協力に謹んで感謝と御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
ご来賓の皆様、地域の皆様、心に夢と希望があふれる8名を今後とも温かく見守り、ご指導賜りますよう心からお願い申し上げますなどと式辞を述べられました。
▽ 私から、皆さんの小学校6年間は、勉強やスポーツなどに励み、たくさんのことを学び、色々な経験をしたと思います。その中には、とても難しくてできそうにないと思ったことや、つらかったこともあったかと思います。
でも皆さんは、ご家族や先生方に支えてもらい、あるいは仲間同士お互いに助け合いながら、そうした困難なことをみんなできちんとやりとげました。
また皆さんは、思いやりの心を持って下級生をいたわり、良いお手本となるように、児童会活動、運動会、音楽会など各種行事では、最上級生としての自覚をもって、発言や発表を積極的に行うなど、先頭に立って活動をしてこられました。これらの頑張りに心からの拍手をおくりたいと思います。
皆さんが残したこの輝かしい足跡は、下級生の皆さんにしっかりと受け継がれることと思います。
4月からはいよいよ中学生として、新しい生活がスタートします。中学校でも難しい問題にぶつかることがあるはずです。しかし、小学校でできたように、やりとげることがきっとできると思います。
これからも他人を思いやる優しい心を持ち、皆で支え合い、励まし合いながら、共に成長していき、中学校生活を有意義なものにしていただきたいと願っております。
また、楽しいことも、今まで以上にたくさん待っていることでしょう。どうぞ希望を持って、新しい生活をスタートしてください。そして、勉強にスポーツに部活動などに頑張っていただきたいと思います。
さて、保護者の皆さん、お子さんのご卒業、誠におめでとうございます。今日まで愛情を持って育ててこられた我が子の晴れ姿を前に、色々なことが思い出され、お慶びもひとしおのことと思います。
これからも成長していく我が子としっかり向き合って、悩みや思い、喜びを共有しながら、温かく見守っていただきますようお願いいたします。
また、本日こうして立派に巣立って行く卒業生の個性を認め、温かく、時には厳しくご指導いただきました校長先生をはじめ諸先生方に対しまして、そのご尽力とご労苦に敬意を表し感謝を申し上げる次第でございますなどの祝辞を申し上げました。
△▽ お別れのうたを全校で元気よく歌っていただいた後、卒業生がみんなで素敵な声で歌っていただきました。
▽ 保護者代表の中村さんから、子供たちが本日無事に節目を迎えることができましたのも、校長先生をはじめとする生坂小学校の先生方、そして、生坂村の皆様のおかげです。
地域の皆様には、登下校時の見守りや放課後児童クラブ、給食の食材提供など、数え上げればきりがないほどのご支援をいただきました。そして、先生方。価値観が多様化し、各家庭の教育方針も異なる中で、8名、それぞれに寄り添った細やかなご指導をいただきましたことを心より感謝申し上げます。この学年の子供たちは、小学校生活の大半をコロナ禍で過ごしました。様々な制限のかかる中でしたが、「できることを、できる形でやってみよう」という、先生方の気持ちにも後押しされて、小さな子供たちが前向きに日々成長していく姿に、我々親も勇気づけられてきました。大人に守られるだけだった小さな背中は、もうここにはなく、少しずつ自分の足で歩み始めた彼らを誇らしく思います。今日までのお導き、本当にありがとうございました。
さて、卒業生の皆さん、皆さんがこれから進む道の先には、大きな山や川、時には未知の巨大生物がいる危険なゾーンだってあるかもしれません。それに対して「乗り越える」、「よける」、「戦う」などの行動方針を選択し、自分の持てるアイテムをすべて駆使して、それらの障害物を克服しなければなりません。時には「力尽きた」と思うこともあるかもしれませんが、そんな時は思い出してください。皆さんのまわりにはヒントをくれる大人がいる、励ましてくれる仲間がいるということを。そして、困難に立ち向かっているうちに、いつの間にか「生き抜く力」というアイテムを着実にゲットしていることに気づくかもしれません。さあ、若き勇者たち。自分自身でしか開拓することのできない自分の人生というルートを、力強く、そして、最大限楽しむつもりで切り拓いていってください。そして、我々親だけでなく、自分が思っている以上にたくさんの人々が、皆さんの健闘を祈っているということを心の隅にとどめていて欲しいと思います。小学校卒業、おめでとう。
最後になりますが、これまで私たちの子育てを支えてくださったすべての皆様に心より感謝を申し上げるとともに、生坂小学校の益々のご発展と、ここにおられる皆様のご健康とご多幸をお祈りしますなどの保護者代表の挨拶を述べられました。
△▽ 出席者全員で「校歌」を歌って、召田教頭先生の閉式の辞で終了しました。
△▽ 卒業生は下級生から花束をいただき巣立っていきました。
卒業生の皆さん、4月から始まる中学校の3年間は、きっと皆さんの人生の中でも、かけがえのない貴重な時間になると思います。一人ひとりが秘めた無限の可能性が花開くことを願っております。