6月26日(木)午後7時から小立野区において村政懇談会を開催しました。

説明者は、私、副村長、教育長、総務課長、健康福祉課長、振興課長、住民課長、教育次長、村づくり推進室長他職員、地区担当職員 佐藤保育園長 赤羽事務局次長 山田保健師 高橋主事補、(合)ヒッタイショウ 斎藤、いくさか大好き隊 星隊員、杉浦隊員でした。
出席者は、区民 男性12名、女性0名で、議員は、藤澤議長、山本副議長、太田議員、島議員、進藤議員でした。

最初に私から挨拶をさせていただきました。
主な意見と質問とその回答の概要については、

・県道下生野明科線の土留めがH鋼と丸太で仮設されており、その裏には土砂や石が溜まっている。この仮設は5〜6年が経過しているので、できるだけ早く撤去して欲しいと要望があり次の様に説明しました。
村からも松本建設事務所に対し、何とかして欲しいと要望している。今後の予定については確認でき次第報告する。
・県道下生野明科線大回りの先にアカシアの木が1本横たわっているので伐採して欲しいと要望があり、次の様に説明しました。
松本建設事務所にも依頼しているが、中々対応できない状況。地主が切るべきとの意見もあるが、県へ強く要望していく。

・県道下生野明科でブルーシートが破れている箇所があり、大雨の際には崩れる危険性があるので対応して欲しいと要望があり、次の様に説明しました。
早急に松本建設事務所に対し、確認して頂き注視するよう申し入れる。
・県道下生野明科の市村堺付近で道路が陥没しており、車が通行する際に斜めになるので対応して欲しいと要望があり次の様に説明しました。
何かあってからでは遅いため、松本建設事務所へ強く要望する。
それぞれの説明を受け、この県道はバスが通行しており、学生や高齢者が利用している。倒木や落石がバスや村民の車、自転車に当たる危険性があるので至急対応をお願いしたいと要望がありました。

・昨年度2月に脱炭素先行地域づくり事業の補助金でエコキュートを導入し、非常に効率が良く、湯切れもないためメリットが大きい。
エアコンの暖房効率はエアコンが冷房だけでなく暖房も重要である。

COP(成績係数)が エアコンは1kWの電気入力で3〜4倍の熱を回収する(現在のモデル)。電熱ヒーターは1kWの電気入力で1kWしか発熱しないのに対し、エアコンは非常に効率が良い。
エアコンが環境に優しく、暖房として優れている理由について、龍と子などを通じて住民に周知する必要があると意見があり、次の様にせ説明しました。

補助金制度は3月25日の龍と子で、省エネ機器導入に関する補助金について告知済みである。環境省の交付要件があり、省エネ達成率や製品基準など、一般の方には難しい部分もあるため、指定業者との相談を推奨する。
頂いた意見を参考に、エアコンの効率性やエコキュートのメリットに関する普及啓発活動を検討していく。

・公民館の電力供給と(株)いくさかてらすとの電力需要契約について質問があり次の様に説明しました。
今後、(株)いくさかてらすと需要電力契約を結んで頂き電力が供給される予定である。契約手続きを6月29日(日)午後1時にお願いします。
・公民館で発電した余剰電力を売電した場合、その収入は公民館に還元されるのか質問があり次の様に説明しました。

売電収入は(株)いくさかてらすに入る。公民館の電気料金については、基本料金を上げずに調整し、抑えるよう調整している。
・(株)いくさかてらすのオール電化プランについて質問があり次の様に説明しました。
(株)いくさかてらすでは、電力使用量が多いオール電化住宅向けのプランを提供している。 契約前に1年間の電気使用量からシミュレーションを行い、どの程度料金が下がるかを提示してから需要契約を結んでいきたい。希望する方は(株)いくさかてらすに電話すれば、担当者(田村氏)が訪問し、個別のシミュレーションを行う。

・今回の補助金が公民館のエアコン設置にも適用されるのか質問があり次の様に説明しました。
公民館や集会所が交付金事業の対象となった。設置費用の2/3が交付金で賄われます。 残りの1/3の負担について、現在検討が進められている。
・区が電気代を支払っている公民館と南部集会所があるが太陽光パネルが設置していない南部集会所は、(株)いくさかてらすへの電気代の切り替えが可能か質問があり次の様に説明しました。

南部集会所は太陽光パネルを設置していなくても、「シンプルプラン」を利用することで(株)いくさかてらすと需要電力契約を結ぶことができる。
・やまなみ荘の工事の実施時期と工事範囲について質問があり次の様に説明しました。
やまなみ荘の改修工事は部分的な改修(風呂場、食堂など)ではなく、全館を休館にして一気に改修する方向で検討が進められている。
設計事務所の見解として、それぞれ分けてやることが不可能に近いと説明がありました。

厨房も老朽化しており改修工事が行われますが、厨房の改修中は食堂が使用できなくなり、宴会の受け入れも不可能となる。厨房の改修には相当な時間がかかる見込み。
工事の実施時期は年度末に集中的に工事を実施することが検討されているが、実際に工事期間が決まりましたらお知らせする。

・通常は議会が行政を監督するが、現在の議会の状況では行政が議会を監督すべきではないかという意見あり次の様に説明しました。

行政が議会についての監督というのは、議会の皆さんは村民の皆さんから信託を受けて議員になっているものですから、自治法上でも行政が議会を監督していくということはおかしいのではないかなと思う。
議会は議会の中で皆さんが学習をしたり、いろんな状況を把握したり、村民の皆さんの意見を聞いてやっていくのが議会のあり方であると思う。

・熊やイノシシなどの鳥獣対策について、今年度特段の変更点はあるか質問があり次の様に説明しました。
今年度の獣害対策についての補助事業について変更はない。
・移住者が事件を起こす事例があった。村ではこの容疑者の状況ついて事前に把握していたのか質問があり次の様に説明しました。
村としては移住定住対策を推進するため空き家バンクを設けている。
空き家バンクは、所有者が登録した物件と、購入または賃貸を希望する人をマッチングさせるのみの内容。村は不動産免許を持たないため、所有権移転等の介入はできない。
村としては空き家バンクを通じて入居した方には、地区の協働活動への参加など、地域との付き合いを促す誓約書にサインを求めている状況でこれ以上の制限は難しい状況。

・ケーブルテレビ (ICN)が、今年に入って3回の放映中止が発生しているので改善して欲しいと意見があり次の様に説明しました。
施設が古くなっており、村としてCATV施設の更新を計画している。設計は既に完了している。
今年度の行政無線更新が完了次第、順調にいけば来年度からCATVの更新に着手したい意向。
電波の受信点が白日にあるため、白日が停電すると電波供給が停止する。改修する際の設計では2箇所の受信を検討し、最近停電が多いため、この点も踏まえて対応を進める。

・お墓の管理と除草作業について質問があり次の様に説明しました。
シルバーセンターが除草や清掃の依頼を受けているので役場にてシルバーセンターの紹介は可能であり、直接電話での予約も可能。今後もこの連携を継続していく。
・ふるさと納税の実績と現状について質問があり次の様に説明しました。
令和6年度実績は 約3,700万〜3,800万円の寄付を受けている。過去最高実績は1億3000万円を超える寄付があったが、現在は寄付額が減少傾向にある。
寄付額を増やしていくために、これまで中間業者「レッドフォース」に委託していたが、状況改善のため「ヤマト運輸」へ変更し、サイトリニューアルとして新サイトのオープン(再開)を来週中には予定している。

・寄付者から「受領書が届かない」という問い合わせが過去にあったがどのような状況か質問があり次の様に説明しました。
楽天などの寄付サイトにおいて、受領証明書が必要というチェック欄をクリックしなかった場合、自動的に発行されないケースがあった。対応として問い合わせがあった際には、役場から個別に受領書を送付していた。

最後に私から、本日はお疲れのところ、多岐にわたり、色々なご意見、ご要望をいただきましてありがとうございます。特に県道下生野明科線は、毎年度、松本建設事務所に要望しているのですが、なかなか工事が進んでいない状況で、誠に申し訳なく思っております。また、しっかりと今年度も要望させていただきたいと思いますし、脱炭素事業関係は今ご提案をいただきましたので、なるべく村民の皆さんに広くご理解いただいて、生坂村の脱炭素向けてさらに進みますよう頑張っていきたいと思います。
課題は尽きないわけですけれど、こうやって皆さんと話し合いをしながら、小さな役場ですので、地区担当職員もいますし、議員の皆さん、区長さんもいまして、今回の区長さんは良く役場に来ていただいて、色々とお話をしていただきます。そういう中で協働による色々な取り組みができると思いますので、引き続き令和7年度も皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げ、お礼の言葉とさせていただきました。