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1月29日(月)はスッキリ晴れて穏やかな空で、昼間も空気の冷たさが優勢で晩冬らしい寒さになりました。
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午前10時からのゼロカーボン推進プロジェクト会議は、最初に私から、いよいよ今日の午後から村民説明会の第2回目を開催します。10区に出向いて来年度のゼロカーボンに向けての脱炭素先行地域づくり事業の具体的な説明をさせていただきたいと考えています。
環境省との調整も進んでおりまして、来年度の行う事業が盛りだくさんです。その事業を順調に進めてまいりたいと思います。それにはこのゼロカーボン推進会議が重要ですので引き続き慎重なるご審議をお願いします。
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今年度の調査設計等もエコロミ、平林建設を中心に進んでいるところでして、今日はその進捗状況等も説明をさせていただき、色々な協議事項がありますので忌憚のない意見をいただいて、脱炭素先行地域づくり事業をこの4月から本格的に動かすために、検討協議をしっかりしていきたいと思いますなどと挨拶をさせていただきました。
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報告事項
生坂村脱炭素先行地域づくり事業(調査・設計業務)の進捗状況について
現在のマイクログリッド関係及び小水力発電の進捗状況について説明を行う。
次に、生坂村脱炭素先行地域事業構築支援業務中間報告書(概要版)で、森林の・林業関係者への聞き取り調査、聞き取り調査から抽出された状況と課題、現地調査と事業者ヒアリング、課題解決に向けてそれぞれ資料により説明しました。
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意見質問として
森林経営計画を策定する際に生坂村全域を指定できるかとの質問があり、他市町村でもそういう例があるので可能と回答しました。またこの計画は振興課と調整して行っていくと説明がありました。
森林環境譲与税が1,000円になり、森林管理計画の策定時期について期限があるのかとの質問に対して、現在ところ期限については説明がないが、今後の森林管理計画については、ライフラインの周辺について伐採等今後計画していくと説明がありました。
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寄付により木材を使ってもらう事を希望している団体や個人が出ている、来年度以降その材を使う様に計画するために検討して欲しいと意見があり、事業者と調整して並行して行っていきたいと説明がありました。
ペレットの共同調達ができないかと質問があり代理店になればできると思うと説明があり、村でペレットを買えるように対応してほしいと意見がありました。
また、愛知県の豊根村では年間年間100トンのペレットを作っている。状況を視察すれば参考になるのではないかと意見がありました。
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2.生坂村脱炭素先行地域づくり事業(事務局運営サポート業務)の進捗状況について
12月の業務報告で、脱炭素先行地域づくり事業に関するHPの作成及び更新について、脱炭素先行地域づくり事業の実施に関する問い合わせ(電話・メール等)対応とその報告についての説明がありました。
意見質問はありませんでした。
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3.脱炭素事業に関する村民説明会の開催について
脱炭素事業に関する村民説明会を、1月29日(月)午後2時から古坂区から始まり、2月29日(木)午後6時30分からの小立野区まで全10区において、説明者、村長、副村長、総務課長、村づくり推進室長、(株)エコロミ小峯社長、平林建設(株)平林専務で行っていくと説明がありました。また、当日の説明資料についても説明しました。
意見質問
6年度に行う事業についてしっかり説明してほしいと意見がありました。
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4.オンサイトPPA事業及びオフサイトPPA事業の進捗状況について
オンサイトPPAの調査で民家が110件公共施設については70件の調査を行った。3月までに実施設計を進めていくと説明がありました。また、太陽光パネルの設置に関する、資料で立面図等の説明を行いました。
意見質問
計画の段階から設置個所について条例や農地法との整合を図り進めてほしいと意見がありました。
オンサイトPPAでカーポート設置について検討して欲しいと意見があり、車庫については補助対象でとの部分まで対象になるかしっかり調査して検討が必要と回答しました。
太陽光パネルの設置事業費で補助対象分を示して欲しいと意見がありました。
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午後2時からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を古坂区で開催しました。
出席者は、村長、副村長、総務課長、村づくり推進室長、西村主事、地区担当職員、小峯社長、平林専務、斎藤代表であり、区長他7名の区民の皆さん、島議員の出席で行われました。
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最初に私から、本日は、何かとお忙しいところ、「脱炭素事業に関する第2回の村民説明会」にご出席いただきありがとうございます。
日頃はそれぞれの立場で村政運営に対して、ご理解とご協力をいただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。
さて、今年は元旦早々から、最大震度7という令和6年能登半島地震が発生し、甚大な被害に見舞われました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、被災されたすべての皆様に心からお見舞いを申し上げます。
当村も被災者救援、被災自治体への義援金の災害救援募金をお願いし、早期の復旧、復興を願っているところでございます。
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我が生坂村も、糸魚川静岡構造線の断層帯の上に位置しており、何時この様な大地震に見舞われるか危惧しております。また中山間地で急峻な地形を有し脆弱な地質であり、土砂災害、道路の決壊、河川の氾濫等の被害により集落が孤立した歴史もあるところございます。
この様な状況下、当村の脱炭素先行地域づくり事業により、平時については環境に優しい再生可能エネルギーで発電した電力を活用し、有事の際には太陽光発電設備と蓄電池の整備により、問題なく電力を利用することができるようにして、災害に強い村づくりに結び付けたいと考えております。
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先月12月の国連の気候変動会議(COP28)では、2030年までに対策を加速し「化石燃料から脱却する」ことを盛り込んだ合意文書が採択されました。
つまり、2030年までに公正で秩序ある、公平な方法で化石燃料から脱却すること、2030年までに再生可能エネルギーの設備容量を3倍にすること、エネルギー効率(省エネ)を2倍にすること。温室効果ガスを2035年に2019年に比べて、60%削減することなどが盛り込まれております。
よって当村は、当事業により、村民の皆さんには、省エネ機器の導入補助、木質バイオマスストーブの導入補助、古民家を対象に断熱改修や省エネ対策の支援、太陽光発電設備と蓄電池の設置等を実施させていただき、来年度から温室効果ガスの排出削減を進めていき、全国に先駆けて2030年までに民生部門でゼロカーボンを達成してまいります。
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当事業に関しましては、第1回の村民説明会を開催した後、村民の皆さんにアンケートをお願いし、当村の脱炭素の実現に向けた取組についての問では、必要、どちらかといえば必要が合わせて61%、分からないが23%、不必要、どちらかといえば不必要が16%という結果から、当村の脱炭素事業への取組に関しては、村民の皆さんに一定のご理解をいただいているものと考えております。
しかし、分からないと答えている方が23%おり、記述いただきました具体的な意見等においても、事業の推進に積極的なご意見がある一方で、十分な理解を得られていないものや、不安に感じておられるものもありましたので、今月の全戸配布で、1回目の村民説明会等でいただいた質問に対して回答しました「いくさか便り 龍と子」をお配りいたしましたし、毎月の広報いくさか、龍と子、ホームページ等で更に事業の説明をしているところでございます。
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今回の説明会は、本日皆さんに配布しました資料により、来年度計画しております事業内容と今年度の実施状況などを説明させていただきます。
そして今後、環境省との調整によって、若干変更する内容があると思いますし、3月定例議会で当事業関係の予算をご審議いただいて進めていくことになりますのでご理解をお願いいたします。
当事業は、多くの村民の皆さんのご理解とご協力がなければ成し遂げることは困難でありますので、本日は、忌憚のないご意見、ご質問をお願いしまして挨拶とさせていただきました。
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続いて村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明しました。
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意見・質問と回答内容の概要については、
・古坂区の日照時間等の調査結果について質問があり、現在テラス側で調査をしているが、当地区は地すべり地帯が多いので野立ての設置については難しい状況ですが、避難施設については設置する様に検討していると回答しました。村内の地域で必要な電力量を調査して、その状況により設置調整をしていく予定と説明しました。
・古民家の断熱と耐震化の併用は可能かと質問があり、耐震診断を行った上で、耐震改修補助金と併用することは可能ですと回答しました。
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・太陽光パネルの材料は何かまた、リサイクルはどうなっているかとの質問があり、太陽光パネルはアルミ、ガラス、半導体等で光により発電するセルと電線で出来ている。リサイクルはそれぞれの部品を分解してリサイクルする様になっている。今後の大量に廃棄が出た時の対応についても国で検討していると回答しました。
・太陽光パネルで丸めたり、変形できるものはあるかとの質問があり、現在は色んな製品が出ているが今回の事業でそういう物は補助対象になっていないと回答しました。
・先週行われた、いくさか未来スクールや今日の説明会等の機会を作っていただいていることに対して感謝していると意見がありました。
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最後に私から
脱炭素に向けて進めていくことは、世界、日本、県、村が共通の課題だと考えております。それは皆さんご存じだと思いますが、この分野は色々大きな事業が関係してきます。当村としては森林整備に繋げていかなければなりませんし、雇用の創出をしていかなければなりません。人口減少、少子高齢化が顕著な生坂村を持続可能な村にするために、この事業は必要であると我々は考えております。
そういう中で説明会をさせていただいて村民の皆さんのご理解とご協力をいただきながら、この事業をしっかりと進めることが大事であります。これからこの分野の事業が変わっていくか、また新しいものもきっと出てくると思います。しかし、今生坂村が踏み出さないといけないのです。日本はこの脱炭素の取り組みが遅れているからです。
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この小さな村でも、しっかりと脱炭素に向けて村を上げて取り組み始めたということは周りに良い波及効果になると思います。それが環境省、日本が目指していることで、ドミノ的に広げていくことによって、先程申し上げた通り、再エネ3倍、省エネ2倍により、温室効果ガス排出削減をしていかなければいけないのです。
大きな目標に向けて、最終的には2050年カーボンニュートラルにしていかなければならないという国の目標があります。これに向かうために、まず生坂村はトップランナー、先駆者としてしっかりと進めていきたいと思いますので、来年度は具体的になってくる事業がありますので、皆さんに情報を的確にお伝えをしながら、村のため村民のためにこの事業をしっかり行っていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げ御礼の挨拶とさせていただきました。
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草尾上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、草尾の犀川対岸の高台に行き、朝霧が立ち込め朝日が差してきた上空からの風景を撮影しました。
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