信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

東筑摩郡村長会視察研修 山梨県早川町

2016年04月14日 | 私の活動報告

△ 早川町の辻一幸町長さんは、ダム・発電関係市町村全国協議会の会長、全国森林環境税創設促進連盟の会長でありますので、最初はそれら関係の「電源立地地域対策交付金」の話では、当村が600数十万円のところ、早川町は水力発電所が14基で5,000万円弱いただいていること、水利権では30年を20年にして、10年ごと見直しをすること、全国森林環境税の創設では自由民主党の税調に位置づけられたことなどで話が盛り上がりました。

 14日(木)は、山梨県早川町まち・ひと・しごと創生「人口ビジョン及び総合戦略」について研修させていただきました。
 早川町は、昭和31年の「昭和の合併」により6つの旧村が合併し、現在の町制が施行され、合併当初の人口は、8,000人を超え、ピーク時の1960年には、水力発電所の建設工事関係者の流入により10,000人を超える人口でしたが、その後の水力発電所の無人化に伴い1965年以降、急速に減少して、ここ20年間は年間50~60人のペースで減少が続き、今は日本で最も人口の少ない町であるとのことでした。
 しかし、昨年12月に早川町で「リニア中央新幹線の起工式」が行われ、今後着工することで工事関係者の人口流入し、運行が始まると固定資産税の試算で5億円が入る見通しとのことでした。また、来年には中部横断自動車道の開通により、観光・交流人口増など大きな転換期を迎えることも考慮に入れ、人口ビジョンは、2020年までに300人増、2025年までにさらに300人増を見込む中で、山村留学等でも人口増を見込んでいるとのことでした。



 総合戦略の基本戦略としては、農林業の再生及び特産品開発、新産業の創出・育成等の「移住、定住を受け止める力強い産業の創出」、観光立町の推進、山村留学を軸とした子育て世代の流入促進等の「追い風を本物にする新しい人の流れづくり」、住宅の確保・整備、教育にかかる金銭的負担の軽減等の「若者が安心して子育てできる生活環境の構築」、地域を活かした早川教育の確立、まちづくりの人材育成と若者の起業促進及びサポート等の「志を育む人材育成と夢にチャレンジできる環境づくり」との説明を受けました。
 今まで早川町のまちづくりの延長の上にあるとして、担当の杉山さんが町内のNPO法人と一緒に作成した「人口ビジョン及び総合戦略」であるとのことでした。

 「人口ビジョン及び総合戦略」の研修の後は、3月7日に竣工式が行われました役場新庁舎を拝見させていただきました。

▽ フローリング・天井ルーバー、壁ポーダー、窓枠・巾木等すべてが地元産木材による、本会議場を兼ねた大会議室です。




▽ 観光資源であるフォッサマグナの大断層をイメージした受付カウンターなど地元産木材を使ったロビーです。




▽ 帰りに早川町の辻一幸町長さんと一緒に記念撮影をさせていただきました。お忙しい中、町長さん、望月公隆副町長さん、杉山浩一総務課副主幹さんには、和やかな雰囲気の中で分かりやすく説明をしていただき誠にありがとうございました。




▽ 視察研修最終日ですから、11日午後に撮影した小舟集落の風景です。




 その他生坂村では、小学校で家庭訪問、中学校で部活動見学、1・6班の皆さんの元気塾等が行われました。

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