信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

全国治水期成同盟会連合会通常総会&生坂ダム湖上空からの風景

2024年05月31日 | 私の活動報告
 5月31日(金)は雨が降り続き、時々ザッと降りましたので、昨日よりも気温は上がらず、昼間はちょうどいい体感でした。

 午後2時からは、通常総会に先立ち、国土交通省 水管理・国土保全局より特別講演が行われました。

 最初に「水道行政の移管等について」と題して、国土交通省 大臣官房参事官(上下水道技術)石井宏幸氏からご講演をしていただきました。

 水道整備・管理行政の移管後の国土交通本省の体制、上下水道の補助金・交付金の全体像、上下水道一体効率化・基盤強化推進事業、水道行政における業務分担、上下水道一体となった早期復旧の取組、上下水道地震対策検討委員会、水道管路の経年化の現状と課題、下水道管きょの経年化の現状と課題、水道・下水道における老朽化対策、水道・下水道施設の地震対策、官民連携の推進、広域連携・広域化の推進、流域総合水管理、DXや技術開発の推進など多岐に渡り説明していただきました。



 続いて、「流域治水の実践について」と題して、国土交通省 水管理・国土保全局 治水課長 奥田晃久氏からご講演をしていただきました。



 水災害の激甚化・頻発化、「流域治水」の基本的な考え方、「流域治水」の施策イメージ、流域治水プロジェクト、気候変動を踏まえた計画へ見直し、法改正の背景・必要性、改正特定都市河川浸水被害対策法の概要、改正特定都市河川制度に基づく取組、特定都市河川制度のメリット、特定都市河川指定から対策実施までの流れ、特定都市河川の指定等の状況・指定数の推移、特定都市河川の先行事例、特定都市河川指定による地域開発への影響、流域対策における効果についてなど詳しく説明をしていただきました。




 午後3時から、全国治水期成同盟会連合会第76回通常総会が砂防会館別館シェーンバッハ・サボーにおいて開催されました。

 脇雅史会長より、元日に発生しました発生した能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に対し謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 皆様ご承知の通り、気候変動の影響による水災害は、激甚化・激甚化しており、国土交通省をはじめとした政府は、河川整備等の加速化に加え、流域治水の加速化、進化、インフラの老朽化対策等による持続可能なインフラメンテナンスサイクルの実現、様々に重点的に取り組んでいただいております。

 また、令和7年度に最終年度を迎えます防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に位置付けられた事業も着実な実施を図り、5か年加速化対策後も切れ目なく治水事業を継続するため、改正国土強靱化基本法に基づく「国土強靱化実施中期計画」を早期に策定いただき、防災対策の加速化に取り組むための予算確保を目指します。

 全水連といたしましては、このために必要となる予算の確保に精力的に尽力してまいる所存であります。会員の皆様方の引き続きのご支援、ご協力をよろしくお願いをいたしますなどと挨拶されました。

 副会長の足立敏之参議院議員から、地球温暖化の影響により雨の降り方大きく変わってきて、水害・土砂災害が頻発しています。実は地球温暖化の検討は、平成20年頃河川計画課長をしており、その当時検討に着手したのですが、その後政権交代が行われ、温暖化の検討もスローダウンせざるを得なくなりました。八ッ場ダムを中止したいと言っている人たちにとっては、部外力が大きくなって備えをもっと充実させなければいけないという議論には乗りたくないというところがあって余儀なくされてしまったと思います。

 おそらく地球温暖化の検討は、その当時世界で一番進んでいるのが日本だと自負していたのですが、それで5年ほど遅れてしまって、大きく遅れをとってしまったのではとないか思っております。
 今そこをよく頑張って巻き返していただいておりまして、地球温暖化の検討も大分進んでおります、それの対策として流域治水を打ち出していただいて、流域のあらゆる施策、ソフト・ハードを含めて総動員して対応しようということになってきて、遅ればせながらも今大きく挽回しようとしているところであります。

 特に水管理・国土保全局の皆様のご尽力には感謝申し上げたいと思いますが、温暖化の進展がドンドン進んでいますので、その進展に負けないように検討と対策を講じていただくことを心からお願いしたいと思います。日頃から備えに頑張っていらっしゃる首長の皆様方も日頃からのご尽力に心から期待を申し上げるなどの祝辞をいただきました。

 国土交通省 水管理・国土保全局 小笠原憲一次長より、近年気候変動により各地で豪雨災害が激甚化、頻発化しております。豪雨災害から国民の命と暮らしを守るため、あるとあらゆる関係者が協力して治水対策を行います流域治水について、河川整備等の事前防災対策の取組を一層加速化するとともに、より多くの関係者と連携し、取組の更なる充実推進が必要でございます。
そのためにも昨年の国土強靱化基本法改正により今後策定される国土強靱化実施中期計画の検討を進め、5年加速化対策後も切れ目なく継続的、安定的に流域治水の対策を含めた国土強靱化を着実に推進していくことが重要だと考えております。

 今後本日ご出席の自治体の皆様方をはじめ全国治水期成同盟会連合会の会員の皆様方と密に連携を図りながら流域治水対策を進め、国土強靱化の推進にしっかりと取り組んでまいりますので、引き続き力強いご支援とお力添えを賜りますよう心からお願いを申し上げますなどと祝辞を述べられました。

 令和5年度の事業報告、令和5年度収支決算、令和6年度事業計画(案)、令和6年度収支予算(案)を原案通り承認され、役員等改選等に伴う就任についても事務局案で承認され終了しました。


 長野県河川協会としては、毎年度実施しています県選出国会議員並びに国土交通省等への要望活動を通じ、地域住民の生命と財産を守る治水事業の重要性を強く訴え、流域治水対策が促進されるよう取り組んでまいりますので、引き続き長野県河川協会の活動に対し、ご理解とご支援をお願いいたします。

△▽ 毎朝恒例の写真と動画は、先日朝日が差してきた生坂ダム湖上空から撮影した風景です。

 本日生坂村では、保育園で保育参観日(以上児)・引き渡し訓練(降園時)、中学校で2年職業講話・英語検定、例月出納検査などが行われました。



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