信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

長野県町村会第1回政務調査会合同部会&草尾上空からの風景

2023年04月25日 | 生坂村の風景

 25日(火)は日差しの届くことがありましたが、天気はゆっくり下り坂で夜には雨が降り出しました。

 午前10時30分から長野県自治会館 大会議室において、長野県町村会第1回政務調査会合同部会が開催されました。

 羽田町村会長さんから、近年は、新型コロナウイルス感染症への対応をはじめ、急速な少子高齢化、自然災害の頻発化・激甚化、国際情勢の不安定化に伴う物価高騰など、私たち町村を取り巻く環境は一層厳しいものとなっております。

 その中で、新型コロナウイルス感染者は、現在、低水準を 維持しており、先月からはマスクの着用が個人の判断に委ねられるなど、人々の動きもかつての状況に戻りつつあります。

 また、来月8日からは、感染症法における位置付けが季節性インフルエンザと同じ5類へ移行されます。回復しつつあるインバウンド需要においても、更なる訪日客の増加を期待しているところです。先週は軽井沢でG7の外務大臣会合が開催され、このような世界的な催しをきっかけとして、信州の魅力が世界に向けて一層発信され、観光業をはじめとして、コロナ禍により落ち込んだ県内経済の回復につながっていくことを願うところであります。

 国の令和5年度予算では、こども・子育て支援を強化のための「こども家庭庁」の創設に加え、脱炭素化の推進、地方・デジタル田園都市国家構想による自治体のデジタル化の加速や、デジタルの活用による観光・農林水産業の振興などが盛り込まれております。

 町村においても脱炭素化やデジタル化への対応は急務でありますが、人材不足と、厳しい財政運営を余儀なくされていることから、町村会としましては、財政基盤の強化や、町村の実情を国・県に対して、しっかりと訴えて参りますので、町村長各位の一層のお力添えをお願いいたします。

 本日は、県の各部長等から令和5年度の主な県施策についてご説明をいただきます。長野県においては、今年度からの総合5か年計画「しあわせ信州創造プラン3.0」の基本目標を「確かな暮らしを守り、信州からゆたかな社会を創る」として掲げ、コロナ禍で深刻な影響を受けた地域の活性化に資する事業を進めるとしています。

 県の主導的な役割に期待するとともに、町村長各位におかれましても、県との連携・協力を図りながら、諸問題に取り組んでいかなければならないと考えております。

 また、本日は、県の施策・事業の説明に加えて、県知事との意見交換会を予定しております。ゼロカーボンに向けた取組の推進等について、阿部知事と直接意見交換する大変貴重な機会となりますので、積極的にご発言いただければと存じます。

 この政務調査会は、すべての町村長の参加のもと、町村の抱える諸課題について調査研究を行い、国や県に対する要望を検討するものであります。

国・県ともに極めて厳しい財政状況にあることをふまえ、58町村長の総意として、真に必要な要望、政策提言を行なってまいりたいと考えておりますので、格段のご理解を賜りますようお願い申し上げますなどと挨拶をされました。 

 挨拶後、町村会事務局より、令和5年度長野県町村会政務調査活動等について、令和5年度 国・県に対する提案・要望取りまとめ方針として、基本的な考え方、提案・要望の取りまとめ手順、国・県に対する提案・要望スケジュールなどの説明を受けました。

 そして、今年度の町村に係わる県の施策・事業について、11の部局より説明を受け、質問や意見交換を行いました。

▽ 町村会政務調査会合同部会において、長野県の教育長、各部長、参事、課長達が説明をされているところです。

 令和5年度県の施策・事業については、長野県防災行政無線(衛星系)更新、危機管理防災に関する主な事業、「信州 火山防災の日」の制定、誰一人取り残さない・人に優しいデジタル化の推進、第2次長野県文化芸術振興計画、第3次長野県消費生活基本計画・長野県消費者教育推進計画、地域医療構想に基づく取組、オンライン診療導入に関する取組、長野県水道ビジョンの改定、長野県生活排水処理構想、小水力発電の推進、長野県産業振興プラン、令和5年度長野県観光振興アクションプラン、長野県観光キャンペーン「Go Nature, Go Nagano.」の展開、令和5年度長野県森林づくり県民税 事業の内容及び目標、時間外労働の上限規制適用に伴う取組、土砂等の盛土等には許可が必要、住宅分野のゼロカーボンの推進、特色ある県立高校づくり懇談会、令和5年度「デジとしょ信州」の運営などの県政全般について説明をしていただきました。

▽ 午後2時からは阿部知事さんとの意見交換が行われ、最初に阿部知事さんから、町村会をはじめ町村長の皆さんには、日ごろから県政全般に大変なご支援ご協力を頂いている事まずは御礼を申し上げます。また、この間の選挙でご当選された皆様の当選に心からお祝い申し上げたいと思います。引き続き力を合わせて各町村の発展そして長野県の発展のために全力を尽くしてまいりたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。

 私も昨年の知事選挙の後、県内を回らせていただいて、大分町村長の皆さんにもご協力頂いて、県民の皆さんとの対話集会、それから町村長の皆様方と直接お話をしてそれぞれのテーマについてお話をさせて頂いております。

 そうした中私が感じていることは、かなり多くの皆さんから子どもの話、あるいは教育の話、色んなテーマ設定頂いてきておりますけど、どんなテーマ設定をしてもフリータイムと言うかですね、どうぞという話になると、かなり教育、子どもの話が出る場面が多いとうい印象を持っておりますし、また町村長の皆さん、市も含み市町村長の皆さんと話をしていく中では教育については、これは教育委員会の問題であるということで、なかなか市長会であったり町村会であったり、私と皆さんの対話ではなくてどちらかというと、教育長、教育委員会と皆さんの対話の場面が多かったのではないかと思いますが、今回回らせて頂いてかなりの市町村長の皆さんから教育の問題について、問題提起を頂いたというのが、私のこれまで仕事をしている中で最も気付かされたところでありました。

 その教育についても県民の皆様の共通のキーワードとして私が受け止めていることは、選択肢がないというキーワードですね。例えば不登校の子どもは学校へ行かなければ居場所がなくなってしまうとか、発達障がいの子ども達にもっと適切な学びの場を作ってあげなければいけないのではないかという観点、あるいは、県内県立高校がほとんどですけど、大都市と違って県立高校の特色づくりとか通学の問題とか教育についての問題とかご意見を頂いております。

 もとより教育本体のところは教育委員会の所管ではありますが、私の問題意識としては、一つは産業面、農業、あるいは林業、あるいは製造業の地域の産業人材を育てる上での高校教育は非常に重要だと思いますし、それが長野県の子ども達が希望する進路に進めるようにする、あるいは地域の活性化にはたしている学校の役割こうしたことを考えると、この教育は教育委員会の問題ですという事で済まされないなという思いを強くしています。

 そういう意味で今度、県民文化部で学び円卓会議というのを行っていきたいと思います。これは教育の問題は私だけでも解決できませんし、当然小中学校の問題は市町村別学校なので、市町村の皆さんと一緒に考えなければいけませんし、地域の産業界の皆さん、あるいは保護者の皆さん、その前にもとより中心になる子ども達といろんな皆さんが一緒に考えなければいけないそういう考え方で、学び円卓会議を作っていく、高校再編については、教育委員会において特色ある高校づくりの段階を推奨して、今高校再編を進めて行くわけでありますけど、高校再編は教育委員会が頑張って地域の皆さんとお話をして頂いて、一定程度の方向性を出していただけたと思っております。

 ただ、高校を統合するとか廃止するというところで止まってしまっては、たぶん人口減少だから数字合わせしたんでしょうという批判を受けかねないし、そんなところで止めてしまってはいけないというふうに思っています。まさにこれからの長野県を担う人材をどう育てていくのかあるいはもっと世界に羽ばたく人材をどうやって育てていくのか、幅広い視点で高校のあり方という事についても考えていきたいと思っています。市町村長の皆様方にも是非に何人かの皆様方からも直接お話しして、皆さんからももっと小中学校特に町村部の教員配置を充実したほうが良いのではないか、あるいは不登校で困っているので何とか、県ももっとサポートして欲しいというようなご意見ずーと頂いておりますので私もかなり教育を今年度踏み込んでいきたいと思いますので、また皆さんには引き続きご支援いただきたいと思います。

 長野県もこの4月から新しい総合計画をスタートします。しあわせ信州創造プラン3.0という事で、また、サブタイトルは大変革への挑戦というふうにうたっています。今までの制度仕組みの延長線上では県民の皆さんの幸せの実現は難しいというふうに思っています。そういう意味でいろんな変革にチャレンジしていきたいと思いますが、変革はこれも県だけではできません。特に行政市町村の皆様に担っていただいている役割は極めて大きいので、町村長の皆様方とこれまで以上に率直な対話をしながら是非問題意識と方向性を共有させていただく中で確かな暮らしを守り、そして信州から本当の意味での豊かな社会を作る、こうした総合計画の実現に向けて邁進をしていきたいと思います。どうか皆様方へは引き続きのご協力ご支援賜りますようお願い申し上げて私からの冒頭の挨拶としたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げますなどの挨拶をされました。

 その後、各部局からゼロカーボン実現に向けた取組の加速について、こども政策・人口減少対策の更なる推進について、「長野県パートナーシップ届出制度」への対応について、当面の新型コロナウイルス感染症対策についてなどの説明を受け、阿部知事さん達と意見交換をしました。

 多くの施策・事業の説明をお聞きして、当村が長野県や関係機関にご指導をいただき実施できる事業、県と協力して県・村を活性化させる事業、村として早々に取り組まなければならない事項など盛り沢山の取組がありますので、今年度も県の担当部署のご指導・ご支援を賜り、村民の皆さんのためにより良い事業を実施していきたいと考えます。

 合同部会終了後、地区別町村長会議が開かれ、中信地区の理事として引き続き私が選任され、5月19日開催予定の臨時総会において承認されることになり、今後とも長野県の町村発展のため頑張ってまいります。

草尾上空からの風景

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、草尾の犀川対岸の高台に行き、上空からの新緑が綺麗な風景を撮影しました。

 本日生坂村では、保育園でソーシャルスキルトレーニング、小学校で歯科検診(低)、中学校で3年振替休業②、教育委員会定例会などが行われました。



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