信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

天竜川上流総合水防演習&万平集落上空からの風景

2022年05月22日 | 生坂村の風景

 22日(日)は段々と日差しが届き、初夏らしい過ごしやすい体感になりました。

 午前9時より、飯田市川路地先において「令和4年度 天竜川上流総合水防演習」が行われ、天竜川の市町村の各消防団、河川管理者、関係公共機関、協定企業、地域住民など多くのご参加者の元、私も長野県河川協会と長野県治水砂防協会の会長として参加しました。

 名誉総裁の斉藤国土交通大臣の代理の山田事務次官の挨拶、統裁の阿部長野県知事の挨拶など、規律正しく厳粛に行われた開会式の模様です。

 訓練の目的は、天竜川上流域における洪水被害、大規模土砂災害を想定し、流域治水の観点を踏まえ、水防関係機関、水防管理団体並びに一般住民が協力して複合型災害に対する防災体制を確立するとともに、水防技術の向上・伝承及び水防知識の普及と理解、水防意識の向上を図ることを目的として行われました。

 訓練内容は、災害対策本部の設置、合同記者会見 SNSによる情報発信、水防準備(土のう拵え)、木流し工、シート張り工、災害時緊急メール(エリアメール)、防災無線 率先安全避難者を活用した避難訓練 漏水防止対策、月の輪工、越水防止対策・被災堤防応急対策、積み土のう工、改良積み土のう工、三角水のう工、大型積み土のう工、ヘリによる被災状況調査、堤防決壊情報ホットラインなど、地域防災力向上のための地域住民参加による実践的な訓練や消防団等による土のう積みによる浸水防止訓練等々が行われました。

 TEC-FORCE派遣、 DiMAPSによる被害状況の報告 「浸水推定図」の提供、ドローンによる被災状況調査、UAV(無人航空機)による被災堤防計測、投下型水位計の投下、 排水ポンプ車による排水作業、道路啓開、応急架橋、決壊堤防の荒締め切り、トリアージ・医療救護活動・被災者搬送、緊急物資の緊急空輸、モバイル市役所など、河川管理者、関係公共機関、協定企業が連携した出水時の訓練として、関係公共機関が連携した救難救助訓練や災害協定団体の災害対応支援、河川管理者・気象台の連携による水防活動等への協力などの演習も行われました。

 救難救助のため中部地方整備局・陸上自衛隊・長野県警察機動隊・長野県消防防災航空隊・日本赤十字社等の緊急車両・ヘリコプターなども出動しました。

 総合水防演習の実践的な水防工法や出水時の訓練、災害時の対応、地域住民参加の訓練などを拝見し、防災・減災の地域防災力の向上、災害対応の支援や協力体制などを再認識できました。

▽ 毎朝恒例の写真は、朝早かったので3日前の天気が良かった日に万平集落へ行き、上空から撮影した風景です。

万平集落上空からの風景



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