信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂村総合防災訓練&消防団中継送水訓練&昨夕の日岐・小舟上空からの風景

2022年10月16日 | 生坂村の報告

 16日(日)は日差しが届いたり雲が広がったりでも、昼間は過ごしやすい体感になりました。

 午前6時30分に大雨警報発令により、マメールにて職員を招集して、全村的な防災訓練を実施しました。

 午前7時から訓練開始に当たり私から、今回の防災訓練は職員各位が各自主防災組織に行き、役員と防災士の皆さんと連携して、避難所の開設、避難の支援、本部との連絡をしていただくことが中心であり、シナリオに沿って行動してみて、スムーズに行った点、上手くいかなかった点などを検証していただき、有事の際に適時、的確に行動できるようにしっかり訓練をしていただきたいなどと挨拶をしました。

 そして、時間雨量40mm、陸郷観測所の水位2.50mを観測したことにより、水防警戒水位(レベル1)になり、消防団待機指示を出していただくとともに、第1回災害警戒本部会議を行い、気象状況、災害状況を踏まえ、警戒レベル3・高齢者等避難を検討の結果、発令することに決めました。

 2年ぶりの今回も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自主防災組織の役員の皆さんだけに避難所に集まっていただき、地区担当職員と避難所の開設、避難の支援、本部との連絡等の訓練をしていただきました。

 今回の総合防災訓練は、生坂村地域防災計画に基づき、生坂村を襲う風水害に備え、地域住民、村及び防災関係機関が連携・協力し、災害発生時に即応できる体制を確立するとともに、広く防災意識の普及高揚を図り、地域防災力の向上に資するために実施しました。

 7時40分の広報生坂により、8時に村内全域に対して、警戒レベル3・高齢者等避難を発令するので、各区の自主防災組織は対策本部を設置し、避難所開設の準備をするように依頼しました。

 そして、村の災害警戒本部に加え、各区の自主防災組織でも対策本部を設置していただき、消防車に搭載している無線機、携帯電話等による被害想定の伝達訓練と各避難所に何名が避難して、何名が在宅かなどの村民全員の安否確認を行っていただきました。

 引き続き時間雨量が40mmを記録し、今後も継続することと、8時35分に土砂災害警戒情報が発表されるとし、第2回災害警戒本部会議を開催し協議の結果、第1回災害対策本部会議に移行し、被害・避難状況の確認を行った後、避難勧指示について協議し、警戒レベル4・避難指示を発令することにしました。

 その後も各自主防災組織から、被害、避難状況の報告をいただき、担当部署で対応を指示しました。

 9時に第2回災害対策本部会議の時には雨が止み、今後も降雨の見込みがなく、陸郷観測所の水位3.20mと氾濫注意水位基準以下になったことから、各情報を取りまとめ報告いただいた後に、避難指示等の検討をし、その結果、高齢者等避難及び避難指示を解除することに決めました。

 9時20分には陸郷観測所の水位2.40mを確認し、水防団、水防活動の終了と待機解除をし、私から各自主防災組織の役員の皆さんに御礼の挨拶をさせていただき、無事終了しました。

 訓練終了後はそれぞれに反省会も行っていただきましたので、その内容を検証して今後の訓練や有事の際に適時・的確・迅速に行動できるようにしなければと考えております。

 総合防災訓練の実施に当たり、参加された自主防災組織の役員各位はじめ議員各位、消防団員各位など多くの関係者に御礼を申し上げます。

 総合訓練終了後、生坂村消防団は9時45分に火災発生を想定し、昭津区下の田集落への中継送水実施訓練を行いました。

 犀川の水利から各中継地点で、ポンプの取り扱いやホースの延長など中継送水の訓練をしたいただきました。

 下の田の火災発生想定場所への中継送水や放水訓練の模様です。今回も団員各位は、ポンプ取扱訓練、中継送水訓練、警備(交通規制)訓練、命令伝達訓練、通信(無線)訓練などに励んでいました。

 生坂村消防団としては、火災の対応は勿論ですが、豪雨による土砂災害対応、地震による災害対応など、消防団活動も多岐に渡っており、日頃の訓練を通して有事の際に対応できる技術の習得により、地域防災力の強化、災害に強い村づくりにご尽力いただきますようお願いいたします。

 山本消防団長からは、早朝から総合防災訓練、中継送水訓練に参加いただいたことと、中継送水は生坂村では重要であり、課題はありましたが、皆さんのお陰で予定通り無事訓練が出来たことに謝辞を述べられるなどの挨拶をされました。

 私からは、早朝から総合防災訓練、暑い中の中継送水訓練の参加に御礼を申し上げ、自らの地域は自らが守る、郷土愛護の精神によって、各種の訓練を行い、技術の習得により、村民の皆さんの安全・安心な生活を守っていただくことなどお願いして訓示とさせていただきました。

 平林明科消防署長から、中継送水には生坂村消防団の協力がなければなりませんし、昭和電工の水槽からの下る中継送水はまた違う難しさがあり、本番は準備が出来た中継点まで徐々に水を送って、なるべく早く消火活動に入れる様にしてもらいたいなどの講評をいただきました。

 総合防災訓練の実施に当たり、参加された自主防災組織の役員各位、議員各位、消防団員各位など多くの関係者に心より感謝を申し上げます。

▽ 毎朝恒例の写真は、朝が早かったので、昨夕に撮影したの日岐・小舟上空からの夕焼けの風景です。

日岐・小舟上空からの風景

 その他生坂村では、小・中学校でアウトメディアチャレンジデーなどが行われました。



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