信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

地区要望現地調査&砂防関係要望個所現地調査&上生坂上空からの風景

2021年10月21日 | 生坂村の取組
 21日(木)は晴れて秋空が広がりましたが、朝晩は冷え込み、昼間は過ごしやすくても日陰は肌寒く感じられました。
 午前9時から今年度最初の地区要望箇所の現地調査を行いました。令和元年度から各区の要望箇所を把握して、調査内容を検証し来年度当初予算に計上するためと、来年度早々から工事が実施できるようにするために取り組んでいます。

 初日は小立野区と下生野区の現地調査を実施しました。各区長と役員の皆さんから説明を受け、太田議長はじめ議員各位に同行していただき、私と副村長、振興課の課長・係長、地区担当職員と一緒に、新規の要望箇所を中心に調査を行いました。


▽ 最初は小立野区の清水集落に向かい、時々畑の農作業のために使っています村道の修繕要望の3個所を調査しました。こちらの清水集落には住んでいる人がいないため、年々畑の維持が大変ですが、村道はなるべく安価に修繕したいと考えます。


 次ぎに県道沿いの防犯灯電球交換、数箇所のカーブミラーの修繕・更新、南部村道の舗装、排水路の新設、乳房イチョウの外灯電球の交換、ケーブルテレビ線周辺の支障木伐採などの要望箇所を調査し、来年度早々に対応できる個所と、松本建設事務所で工事していただける排水路の新設など、それぞれの対応の説明をさせていただきながら調査をしました。


 毎回、緊急性、危険性、必要性、公平性等を考慮して、限られた財源の中、なるべく多くの要望にお応えしているところですが、今回も新たに各区から多くの要望がございます。


▽ 午前10時30分からの下生野区は、村道の段差補修、ガードレールの等の設置、水路・集水枡の漏水修繕、アカシアの大木の伐採の要望などがあり、舗装の修繕方法、県営中山間総合整備事業に関連する工事など、協議をさせていただきながら調査を行いました。



 今年度も担当部署と協議をし、回答した内容で対策工事及び対応をしております。また、国・県関係の道路、河川、治水砂防、治山等の要望も関係機関に調査してもらっております。


 今回の要望に関しましては、来年度事業として限られた財源の中で、県営中山間総合整備事業との関連性、補助事業での対応、村単での工事対応等ですので、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。



 午後2時からの砂防関係要望個所現地調査は、犀川砂防事務所の石坂所長はじめ4名の職員の皆さんにお越しいただき、当村の今年度の砂防事業の要望個所の現地調査をしていただきました。

▽ 最初に下生野区からの要望で、北の大林沢には大きな堰堤が完成しましたが、南の大林沢も下生野地区が土石流警戒区域になっている原因ですし、保全家屋も多いので、工事着手ができるように進めていただきたい要望については、砂防基礎調査中であり、堰堤の新設か既存堰堤の嵩上げかなど、必要な対策施設を整備していただけるとのことでした。





▽ 同じく下生野区から、豪雨により塩沢横の田の法面が崩落してしまい、補修要望の個所については、塩沢は砂防指定の沢でなく保全対象も少ないなど、砂防事業では対応できないとのことでした。



▽ 上生坂区小舟常会からの要望で、塩田沢の石積内が沈下したところは、砂防指定であり危険であるので、砕石を入れて石積みの天場のレベルに合わせていただくことになりました。



▽ 草尾区牛沢常会では、8月豪雨により河川のごみと実石沢の土砂も堆積しているため、人家に被害を及ぼす危険があるとともに、景観も悪くなっている個所については、松本建設事務所で堆積土とゴミを排出していただいた状況を加味して、対策を講じたいとのことでした。





▽ 下生坂区からの要望で砂防指定の樋の口沢と犀川の合流部において洗掘が進んでいるところは、犀川の河川管理者は松本建設事務所であるので、両者で情報共有をして対策を協議していただくことになりました。





▽ 下生坂区雲根常会からの要望で、菅沢の野生獣防護柵のところに土砂が堆積して、防護柵の扉が閉まらないための対策については、砂防指定区域ではないですが、保全対象があるので砂防基礎調査を実施し、対応を検討していただけるとのことでした。



▽ 宇留賀区鷺の平常会からの集会場を避難所として指定できるようにする要望に関しては、裏山が急傾斜のレッドゾーンですので、生坂村の要望優先順位を高めて、急傾斜対策工事を実施するように進めていただくことになりました。




 現在、大倉地区の地すべり対策工事、桧沢の堰堤工事、中村団地の急傾斜対策工事、袖山地区の地すべり対策工事など、多くの砂防工事をしていただいているところでありまして、村民の皆さんの安全安心の生活を守るために、砂防事業は大変重要でありますので、引き続きのご指導、ご支援の程よろしくお願いいたします。


▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が深く立ち込めていましたので、万平集落まで上り、雲海の上からの風景を撮影しました。

上生坂上空からの風景



 その他生坂村では、保育園で焼き芋会・内科検診・視力検査、小学校で音楽会前日準備、なのはなでハロウィン、長寿会グランドゴルフ交流会、生坂おとこ塾などが行われました。