わたなべ動物病院の獣医さんブログin行橋

日々の思いをこごと、たわごと、ひとりごとに

予備軍

2019年03月25日 | 日記
 いつも注射薬で動物たちに静脈注射や皮下注射で投与してる生理食塩液を何を思ってか味見しました。生理食塩液は100ml中Nacl(塩分わかりやすく食塩)が0.9グラム含まれてます 塩分濃度0.9% 体内の無機塩類濃度と同じです。食べるのと直接注射薬で投与されるのは多少の感覚的違いはあるだろうけど、しょっぱいと言えばしょっぱい 適度といえば適度、水としてがぶ飲みすればのどが渇くだろうし、食べるにしては薄味すぎる。がなんとなく心地いい、複雑な気分でした。
動物も注目されてる慢性腎不全(CKD)が人についてですがあなたも8人に一人が慢性腎不全の予備軍かもしれませんと掲載されてたので読んでみました。減塩と運動 塩分摂取量は一日6グラムが理想だそうです。塩だけ計ってみるとこんなに沢山って感じ。 先日も脂肪肝の予備軍と話題になってましたが、さてさて右をとれば左が不足し右をとれば左がなんて・・・多いですよね。 テレビ番組もあれがいいこれがいいと盛んに言ってる。85歳になる自分の母もテレビを見ながらあれがいいらしいよと喜んで言ってた、何でも食べれってことなんじゃないのと思ったが。
 出身大学に医学科があるのですが大学同窓会報で健康よもやま話なるとこで鉄欠乏性貧血のお話が載ってました。以下引用抜粋
何らかの理由で鉄が不足すると赤血球が減少し、鉄欠乏性貧血となります。鉄欠乏は鉄の喪失が摂取量を上回ると起こりますが、その原因として最も多いのは出血です。頻度としては月経によるものが最も多く、日本人女性の場合、鉄欠乏性貧血の罹患率約8%、20歳から49歳までの女性では20%~25%に達するとされています。貧血では息切れや動悸、頭痛などの症状がみられます。また、鉄欠乏性貧血の特徴的な症状として、氷などボリボリ音のするものを食べたくなる方がいらっしゃいます。これは異食症と呼ばれ、貧血が改善すると自然によくなります。食事療法で食物中の鉄はレバーや赤身肉などの動物性食品に多く含まれるヘム鉄とほうれん草などの植物性食品に含まれる無機鉄に分けられますが、ヘム鉄(レバーや赤身肉)のほうが吸収率がいいために、ヘム鉄の摂取が推奨されます。
 また「隠れ鉄欠乏」の指標でフェリチン値という指標があるが通常の血液検査では測定されることは稀で、若年女性の4~5人に既に貧血を発症していることを考えると、「隠れ鉄欠乏」は相当数に上がるはずです。世の中の人々に鉄欠乏についてもっと知ってもらえればと思ってます。
 この文面が気に入りました。 世の中の人々に何々についてもっと知ってもらえればと思ってます。
自分も色々と獣医学についてもっと知ってもらえればと思ってるのですが、あいにく知識が少ないっ・・・かな?
 

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